博物館実習展「くつをはいたら」

2008年8月21日(木)-2008年9月12日(金)

本展覧会は、今年度の文学部人間科学科の授業「イメージ・トレーニング」で、学生によって制作されたコラージュの作品展です。文学部人間科学科の学芸員課程、博物館実習の一環として、私たち実習生が企画いたしました。人間表現領域と心理臨床領域を学ぶ学生にとって、このコラージュ制作はどちらの領域も含むものであると言えます。
                                        
私たちは、多数のコラージュ作品から「くつ」のイメージを用いたものを中心に展示しようと思います。コラージュされた「くつ」たちは、物事の始まりを感じさせたり、時に愉快なステップをイメージさせたりと、様々な表情を見せてくれるでしょう。さらに、本展覧会では「くつ」のイメージから、「願望」という新たなテーマへ発展させようと試みています。くつをはくことは、すなわち心身が動き出す準備です。例えば、私たちはどこかへ出かけようと思う時、玄関口でくつをはきます。願望を抱く時、何か理想に歩み寄る時にも、同じように心もくつをはいているのではないでしょうか。

さぁ、いよいよ「くつをはいたら」―― あとは、作品の持つメッセージ、エネルギーを感じて頂けましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

博物館実習 学芸員課程 学内実習生
松下 純也  森田 詳基  西原 吉美
西畑 智弘  野崎 祥太  中出 慎佑
竹下 順   居上 智佳  金児 真衣

※コラージュとは、フランス語で「糊による貼り付け」という意味があります。
雑誌や広告、新聞紙などから写真や絵(=既製のイメージを用いる)を切り抜き、それらを貼って1枚の作品を作ります。このような極めて簡単な方法で自己表現が可能となり、その過程で癒される効果があり、これをコラージュ療法といいます。

お問い合わせ先 078-435-2574(川田)
        078-435-2675(文学部事務室)

ポスター

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