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【フロンティアサイエンス研究科】中田実紀さん(修士課程修了生)の研究成果がACS Omegaで刊行されジャーナルカバーに採択されました

トピックス24.9.3

2024年3月にフロンティアサイエンス研究科修士課程を修了し、10月の入社までの期間にフロンティアサイエンス学部で研究を継続している中田実紀さんの研究成果が米国化学会発行のACS Omegaで発表されました。

Quantitative Effects of the Loop Region on Topology, Thermodynamics, and Cation Binding of DNA G-quadruplexes | ACS Omega

中田さんは、核酸の四重らせん構造に含まれるループ構造が、四重らせん構造、熱力学的安定性、カチオンとの結合に重要であることを定量的に解明しました。四重らせん構造はヒトゲノム中にも多く存在し、がんをはじめとする疾患発症との密接に関連することから、その重要性が評価され、Supplymental coverとしても採択されました。

ACS Omega Vol. 9 No. 32 – ACS Publications

今後、ループ領域に着目した四重らせん構造に関する研究を行うことで、四重らせん構造の形成機構や細胞内での挙動の解明につながることが期待されます。