知能情報学部 教授 梅谷 智弘 × 自然科学研究科 化学専攻 篠田 彩音

知能情報学部 教授 梅谷 智弘 × 自然科学研究科 化学専攻 篠田 彩音

現在どのような研究を行っていますか?なぜその研究をしようとしましたか?

梅谷教授

ロボットを使いやすくするために研究をしています。ロボットを使って生活を便利にしたいと感じたからです。きっかけはロボットをかしこく動かすのに興味があったためです。

情報系の教授になろうと思ったきっかけはなんですか?

梅谷教授

教育に興味があり学生と一緒に研究をしていきたいと感じたためです。さまざま分野の学生と関わることができ、学生と何かを生み出すことをしたいからこの職種を選びました。

今進路を選択できる機会があっても情報の道を選びましたか?

梅谷教授

今進路の選択をできるのならばデザイン系の道も考えていたと思います。デザインをふまえたモノづくりに興味があります。

研究の楽しさと苦労はなんですか?それをどう乗り越えてきましたか?

梅谷教授

目標をたててそれが実現することに魅力を感じています。また、大きくても、小さくても、自分が考え出したことが一番のりに実現した時の達成感を感じるときです。
苦労したことは研究を進めていくと解決が難しい壁に当たることがあります。また、研究を進めていく際に道筋を立てていくことに苦労することがあります。これらを乗り越えていくために今までの経験を呼び起こすことや共同研究者のアドバイスをもらったりして進めています。主に人とのコミュニケーションを大事にしながら進めています。

どのような学生時代(小中高大)を過ごしていましたか?

梅谷教授

苦手ながら運動をしていた学生生活でした。運動は小学生から水泳をしていました。継続することが好きなため水泳をずっと続けていました。一方、コンピューターには子供のころから触れていて、プログラムを作って動かしたりしていました。勉学では、演習科目や実験科目は意欲的に取り組んでいたと思います。

今後したい研究はありますか?

梅谷教授

様々なロボット技術を研究したいです。今まで行ってきた研究テーマを広げ、マイクロサイズのロボット技術を研究していきたいと考えています。また、ナノバイオ領域にも興味があり、化学系の方とも共同研究するのも面白そうだと思います。

私は来年就職ですが、学生の間にしておいた方が良いことはありますか?

梅谷教授

とりあえずたくさん遊んでください。社会人になったらできない時間を使った遊びをした方がいいです。学業面では学会など社会人ではあまり経験しないことをやっておくといいですね。また、甲南大学はコンパクトサイズなので交友関係を広げやすい。人との関わりを増やしてみるのが良いですね。

人生を振り返って分岐点はありましたか?

梅谷教授

大学院の頃、博士課程に上がることを決意した時です。また、博士号を取った後に教育に興味がありデザイン系の教員(当時の「助手」)に応募したことが大きな人生の分岐点でした。この選択で工学系理学系の選択をしていたら今の自分はありません。自身の気持ちでデザイン系の道に進んだことが大きな選択をしたと思います。

インタビューの感想

甲南大学は、学部学科問わずさまざまなことにチャレンジ出来る大学だと思います。
今回、私の分野以外の情報系教授からのお話を聞けて貴重な経験になりました。私自身情報系にも興味があり梅谷先生はインタビュー以外の私の将来のことにも優しく答えてくれました。また、情報系にも自分の研究している分野がマッチするところもあり情報の世界は様々な分野と共通するところも面白みを感じました。貴重な機会を設けてくださりありがとうございます。

インタビュアー 篠田