2026年度「SHIMADZUみらい共創チャレンジ」の募集［島津製作所］
25.11.28
- 技術領域
- 情報学／数物系科学／生物学／医歯薬学
- 主催団体
- 株式会社島津製作所
- 募集課題
- 1. 計測インフォマティクス
：近年、観測データから未知の物理量や構造を推定する逆問題に対し、AIと物理モデルを融合した手法が急速に進展しています。物理的な計測系と情報処理技術を融合し、観測データから対象の物理量や構造をより正確・迅速・高分解能で推定することを目指す学際的研究分野「計測インフォマティクス」の研究が注目されています。本募集では、計測の「高精度化」、「高速化」、「分解能向上」 を目的とし、AI・情報処理を前提とした次世代の分析計測技術に関する研究提案を広く募集します。対象となる技術には以下が含まれます。
１）紫外～赤外分光
２）フローサイトメトリー
３）XPS（X-ray Photoelectron Spectroscopy）
４）XRD（X-ray Diffraction）
５）XRF（X-ray Fluorescence）
６）EDX（Energy Dispersive X-ray Spectroscopyなど）
７）MSI（Mass Spectrometry Imaging）
８）産業用CT
９）SEM（Scanning Electron Microscope）など
これらの技術において、AIと物理モデルを融合した新たな計測手法の提案を歓迎します。
2. 三次元細胞イメージング技術
：細胞、スフェロイド、オルガノイド等の微小領域を観察可能な光学観察系は、細胞やMPSを用いた細胞での創薬スクリーニングなどに有効な手段と考えています。
本募集では、染色不要でライブセルイメージングが可能な非侵襲的な三次元構造観察技術に関する革新的な研究アイデアを広く募集します。現在の技術では実現が難しい、セルカルチャーインサートで培養した組織の内部構造の詳細な観察を可能にする新しいアプローチを通じて培養細胞やMPS研究に貢献できる可能性を探求しましょう。
- 対象者
- 国内のスタートアップ含む企業、大学、短期大学および大学院、高等専門学校、その他公的研究機関に所属する研究者の方。
- 助成期間
- 原則1年間としますが、研究期間延長の可能性もございます（最長3年程度）。
- 助成金額
- 1件当たり400～500万円／年（間接経費込）年間最大2件
- 募集期間
- 2025年11月4日(火)～2025年12月31日(水)
- 備考
- 採択テーマは株式会社島津製作所との共同研究として実施し、必要に応じて弊社が保有する機器装置等もご活用いただけます。また、採択されたテーマはさらなる共同研究や大型プロジェクトへ発展する可能性もございます。
