お知らせ

甲南大学発ベンチャー「株式会社B-Lab」が始動

お知らせ23.4.8

甲南大学では、教育研究成果の社会還元を促進させることを目的として、甲南大学発ベンチャー認定制度を導入しております。この制度で第1号に認定されたのが株式会社B-Labです。同社は、本学フロンティアサイエンス学部の甲元一也教授によって、これまでの研究成果を事業化するため設立されました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、海外では“イミューンヘルス”という免疫増強をもとに健康維持、健康増進を達成するという造語も生まれるほど、免疫機能の強化への関心が高まっています。イミューンヘルスにはウェルミューンと呼ばれる効果が検証された原料を含む食品、飲料、サプリメントの摂取が必要であり、欧米では免疫力を高める効果があると報告され、食物繊維の一種であるβ-グルカンの食品利用が拡大しています。しかし、β-グルカンは水に溶けにくいという特徴があります。同社が特許技術を用いて、未処理の場合に比べて150倍水に溶けやすいようにβ-グルカンを加工することで、より効率的にβ-グルカンを吸収できる商品開発が期待されています。さらに、同社は化粧品やスキンケア商品向けにも事業展開を予定しております。

なお、2023年9月15日に本学が研究成果を社会実装に繋げることを目的に開催する「甲南大学先端研究社会実装シンポジウム」におきまして、B-Labの設立者である甲元教授がプレゼン発表いたします。是非ご参加ください。

本学はこれからも研究成果を社会に還元する活動を進めてまいります。

 

甲南大学先端研究社会実装シンポジウムの概要はこちらをご覧ください。

https://www.konan-u.ac.jp/front/symposium-ksia