2023.10.25 CBI学会2023年大会「大規模データが切り拓く次世代ヘルスケア~ゲノム情報・診療情報が作り出す新しい創薬と医療~」に招待され、出演いたします(A02班、建石)

2023年10月23日(月)~2023年10月26日(木)に行われるCBI学会2023年大会にて10月25日(水)のフォーカスセッションに招待され、出演いたします。

CBI学会2023年大会
「大規模データが切り拓く次世代ヘルスケア~ゲノム情報・診療情報が作り出す新しい創薬と医療~」
・開催日:2023年10月23日(月)~2023年10月26日(木)
・大会HP:https://cbi-society.jp/annual-meetings/2023/

フォーカストセッション
FD05 第33回FMO研究会「核酸創薬に向けた構造・機能解析と計算によるアプローチ」
10月25日(水) 13:30〜15:00 タワーホール船堀4F 研修室

FS05-02 「非二重らせん核酸による疾患関連遺伝子の発現制御」
建石 寿枝(甲南大学 先端生命工学研究所)

核酸の標準的な構造は、二重らせん構造であるが、同一の塩基配列でも核酸は、三重らせん、四重らせんのような非二重らせん構造も形成する。非二重らせん構造形成は、周辺の環境変化(共存質や塩濃度、pHの変化など)によって誘起され、非二重らせん構造が形成されると遺伝子発現に関わる生体反応が抑制される。興味深いことに、非二重らせん構造を形成できる配列は、がんや神経変性疾患に関わる遺伝子上に多く含まれる。本講演では、疾患の発症や進行に関わる非二重らせん構造に関する研究成果を紹介し、創薬の標的としての非二重らせん構造の有効性について議論する。