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帯谷博明(文学部)『コミュニティを変えるアクションリサーチ : 参加型調査の実践手法』

 

 

<教員自著紹介>

近年、日本でも大学教員や学生・院生が地域課題の解決をめざす各種プロジェクトに関わる機会が増えています。

本書は、アメリカの大学で長年、地域の協働プロジェクトに携わってきた社会学者R.ストッカー氏が、コミュニティの住民が主役となって「パワー/知識/アクション」の正のスパイラルを生み出すためのアクションリサーチ法について、豊富な実践例を交えながら親しみやすい語り口で解説したものです。

コミュニティを変えるアクションリサーチ : 参加型調査の実践手法 』
■ ランディ・ストッカー著 ; 帯谷博明, 水垣源太郎, 寺岡伸悟訳, 京都 : ミネルヴァ書房 , 2023.1

■ 請求記号 318//2207
■ 配架場所  図書館   1F 教員著作
■ 著者所属  帯谷博明(文学部)

鈴木哲法(マネジメント創造学部)『それぞれの人生てつがく』

 

 

<教員自著紹介>

多難な現代です。どう生きるか。カウンセラー、精神科医、映画監督、画家、作家、詩人、金メダリスト、農業、福祉、法曹などさまざまな分野の著名な方、市井で地道に取り組む方々に深くインタビューしました。

しなやかな生き方、滋味あふれるメッセージの数々。岐路に立つ大学生や大学院生の青春期をはじめ、中高年期の幅広い世代の方々に、自らを重ね、進み行く道のともしびの一つにしていただければ、と願っています。

それぞれの人生てつがく 』
■  鈴木哲法著, 京都 : 京都新聞出版センター , 2023.9

■ 請求記号 281/SU
■ 配架場所  図書館   2F 中山文庫
■ 著者所属  鈴木哲法(マネジメント創造学部)

田中雅史(文学部)『ナルシシズムの力 : 村上春樹からまどマギまで』

 

 

<教員自著紹介>

この本では、文学やアニメ・マンガにみられるナルシシズムについて、村上春樹、小野不由美の十二国記、ジブリアニメ、さらにはまどマギ、カイジなど比較的最近の話題作まで取り上げて考察します。

こうした作品には、喪失感・全能感などの心理が描かれていますが、それらは幼児期のナルシシズムと比較することで深く読み解くことができます。

ぜひ読んでみてください。

ナルシシズムの力 : 村上春樹からまどマギまで 』
■ 田中雅史著, 東京 : 新典社 , 2023.8

■ 請求記号 910.265//2010
■ 配架場所  図書館   1F 教員著作
■ 著者所属  田中雅史(文学部)

田野大輔(文学部)『検証ナチスは「良いこと」もしたのか?』

 

 

<教員自著紹介>

「ナチスは良いこともした」という主張は、ツイッター上などで日常的に繰り返されています。アウトバーンを建設し失業率を低下させた、進んだ福祉政策や家族支援政策を導入した、などなど。このような主張は、誤った事実認識を根拠にしたり、文脈や全体を無視して事実を抜き出したりして、「良いこと」を一面的に強調しているにすぎません。

本書は、そうした「ナチスの功績」とされがちな事象を取り上げ、歴史研究の立場からそれらの事実性や文脈、結果を検証しています。歴史修正主義が影響力を持つなか、多角的な視点で歴史を考察することの大切さを知っていただければ思います。

検証ナチスは「良いこと」もしたのか? 』
■ 小野寺拓也, 田野大輔著, 東京 : 岩波書店 , 2023.7

■ 請求記号 237.074//2109
■ 配架場所  図書館   1F 教員著作
■ 著者所属  田野大輔(文学部)

前田正子(マネジメント創造学部)『母の壁 : 子育てを追いつめる重荷の正体 』

 

<教員自著紹介>

日本は子育てしやすい国でしょうか。子育てしながら働くときに、お母さんたちはどのような問題に直面するのでしょうか。

そこである自治体で保育園に入所申請した全世帯に調査を実施しました。そのアンケートに書き込まれていたお母さんたちの生の声から、様々なお母さんたちが保育・家庭・職場の3つの壁にぶつかり、悩みながら子育てしていることが分かりました。

是非、今、子育てしているお母さんたちの訴えに耳を傾けてください。

母の壁 : 子育てを追いつめる重荷の正体 』
■ 前田正子, 安藤道人著, 東京 : 岩波書店 , 2023.6

■ 請求記号 367.3//2239
■ 配架場所  図書館   1F 教員著作
■ 著者所属  前田正子(マネジメント創造学部)

森茂起(名誉教授)『戦争と文化的トラウマ : 日本における第二次世界大戦の長期的影響 』

 

<教員自著紹介>

戦争は個人にも社会にも深い傷跡を残す。

本書は、歴史学、医学・心理学、社会学、ジャーナリズム、その他、多くの人々の手によって理解されてきた戦争の傷跡を知り、共有し、議論することを目指している。

戦争の作用を「文化的トラウマ」という新しい視点で捉える試みは、皆さんが、ウクライナの現状をはじめ、今も続く「戦い」にどのように向き合えばよいかを考える機会となるでしょう。

戦争と文化的トラウマ : 日本における第二次世界大戦の長期的影響
■ 竹島正, 森茂起, 中村江里編, 東京 : 日本評論社 , 2023.4

■ 請求記号 210.7//2237
■ 配架場所  図書館   1F 教員著作
■ 著者所属  森茂起(名誉教授)