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法学部 I先生へのインタビュー

法学部4生 Mさんが、法学部 I先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q.いつ頃から読書を始めましたか?

小学校高学年から読み始めました。当時落ち着きのない性格であった私を心配した当時の担任の先生が、本を貸してくれました。その本は、SF作家であり、「ショートショートの神様」の呼ばれた星新一さんの作品なのですが、それがとても面白くて、そこから徐々に本を読むようになりました。ですから担任の先生は、私の人生の恩人です。

 

Q.普段どのくらい読書をしていますか?

 1日あたり数時間程度読書をしています。その中でも趣味の本を読む時間は、1時間程度です。

 

Q.どのようなジャンルの本を読みますか?

 特定のジャンルの本を読むのでなくて、新しい知識を得るべく様々なジャンルの本を読んでいます。

 

Q.最近ハマっている本は何ですか?

 最近は、最先端科学に関する本をよく読んでいます。最先端技術は、世の中を変える可能性があるので、面白いと思いながら読んでいます。

 

Q.先生は紙派ですか電子派ですか?

 私は、断然紙派です。紙をめくる感覚を大事にしています。研究調査で論文を調べる際にも、重要な部分は、印刷して読むようにしています。

 

Q.どのように本を選ぶ?

 本屋さんに足を運び、興味が引かれた本を選んで読みます。

 

Q.先生にとって本の魅力とは?

 自分が、知らないことを知ることが出来る。それに尽きます。

 

Q.学生に向けて

 特定のジャンルの本だけを読むのではなく、是非とも様々なジャンルの本を読むなり、ネットを使ったりして自分の世界の知識を広げてほしいです。

 

感想

 先生の本を読むことを大事にしているという気持ちが伝わってくる、とても楽しいインタビューでした。私は、興味のあるジャンルの本しか読まないタイプなのですが、これからは、今までふれたことのないジャンルの本にもチャレンジしようと思いました。

 最後になりましたが、お忙しい中ご協力くださりありがとうございました。

 

(インタビュアー: 法学部4生 Mさん

佐久間修, 橋本正博編 ; 岡部雅人 [ほか]著 『刑法の時間』

 

 

フロンティアサイエンス学部 4年生 島村 大地さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名 : 刑法の時間
著者 : 佐久間修, 橋本正博編 ; 岡部雅人 [ほか] 著
出版社:有斐閣
出版年:2021年

皆さんは、「刑法」というのにはどのような印象を持つでしょうか。例えば死刑や禁固刑などのワードからこわいものであったり、そもそも法律の一種ということから堅苦しいものだと感じるかもしれません。特に条文を開くと過失傷害や業務上過失致死傷など一見難しい言葉が何個もみられ、それだけみても理解が滞ってしまうかと思います。そういったときに、このような法律の用語がどのような意味なのか、またどのようなところで使われるのかなどを学べるのがこの『刑法の時間』という本です。

この本では、総論と各論という二部構成で分かれています。総論ではそもそも刑法とはなにかであったり、法律のなかで使われる過失と故意の違いであったりなどの言葉をかいつまんで解説しています。一方、各論では「窃盗罪とは」であったり、「詐欺罪と窃盗罪ってどう違うのか」であったりとそれぞれの罪状に関して論じています。実際に刑法を学ぶ際も同じように総論と各論というように分かれて学んでいくので、司法書士などの刑法を含む資格試験の最初の取っ掛かりにも最適だと思いました。

この本の特徴としては主人公たちが刑法のゼミに入りながら、それぞれの言葉や罪について会話形式で進んでいくのが大きな特徴です。そのなかで、様々なシチュエーションを交えて刑法の条文とそれに対応する解説を複合的に例示しながら理解していくような本となっています。例えば、SNSによる発言にたいして、どのような発言をすると侮辱罪や名誉棄損罪になるか、また、それらに該当せずとも不法行為に当たる可能性があるなどの具体例もここで示しています。そのため、読者からしても非常に理解しやすい構成になっています。

最後に、刑法など主に法律を学ぶ法学部というのは世間一般的には文系の学問として知られており、理系からはなかなか授業の機会が少ないと思われますが、そんな中でも、今回この刑法の本を読むことによって、「他の法律ではどうなのだろう」であったり、「この条文と別の条文ではどのような違いがあるのか」といった様々な場面に応用ができるような本だと思うため、文系理系問わず読んでみてほしいと感じました。是非判例などもみながらこの本で得た知識を活かしてほしいと思います。

KONANライブラリサーティフィケイト学生企画『推し本キャッチコピー化計画』を展示しています

KONAN ライブラリ サーティフィケイト 学生企画
『推し本キャッチコピー化計画』

展示期間 :2025年 11月4日(火)~ 2026年1月末まで
展示場所:図書館2階 中山文庫前コーナー

 

 

 

2025年7月からキャッチコピーを募集していました学生企画「推し本キャッチコピー化計画」の展示がついに完成しました!

「やっぱり本は、帯とキャッチコピーに惹かれる!」をもとにみなさまから推し本のキャッチコピーを募集しました。さまざまな本のキャッチコピーをご応募いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。

企画者による素敵なデザインの帯としおりが完成しました。帯・しおりともにご自由にお持ち帰りいただけます。小説をはじめ、たくさんの本に触れあえる機会になれば幸いです。

 

 

企画者:文学部4年生 伊場田 扶弥


KONANライブラリサーティフィケイト学生企画『本の地図なき旅』を展示しています

KONAN ライブラリ サーティフィケイト 学生企画
『本の地図なき旅』

展示期間 :2025年 9月2日(火)~ 2025年10月末まで
展示場所:図書館1階ゲート前

 

 

 

2025年4月から開催していた学生企画「本の地図なき旅」がついに完成しました!

この企画では、ジャンルを問わずおすすめの本を紹介し合って、知らなかった分野にも気軽に“旅”できるような読書体験を目指しました。アンケートには、2回の実施でなんと200人以上、合計288件もの回答が集まりました!たくさんのご参加、本当にありがとうございました!

紹介された本はファンタジー、ミステリー、自己啓発などさまざまです。図書館にある本も展示してますので、実際に手に取って読んでいただけます。
「こんな本があるんだ」「ちょっと読んでみようかな」と思えるような、そんなきっかけになっていたら嬉しいです。

展示は10月末まで続いています。まだ見てない方も、ぜひ図書館で“読書の旅”を楽しんでみてください!

企画者: 経済学部3年生  U

和漢籍資料の整理作業を行いました!(8/25,29)

8/25、29の二日間、書庫にある和漢籍資料の整理作業を行いました。
今回はライブラリーサーティフィケイトで応募のあった2名と学芸員課程の履修者2名にお手伝いをいただきました。

整理する資料は「金正宗文庫」です。
金正宗文庫とは
https://www.konan-u.ac.jp/lib/blog/archives/6123

寄贈いただいた資料を受入後、登録番号順に配架してあるのですが、分類別になっておらず、シリーズものが泣き別れていたりしています。
そのため利用しづらい状態になっていたので、分類順に並べ替えていきます。
対象はほぼ和装本で、その冊数は約2,500冊!

<1日目>
作業の前に手洗いをし、腕時計などひっかかりやすそうなものは外してからスタートします。
貴重書は白手袋をして扱うと思われがちですが、手袋をすることで手の触覚が鈍って事故につながる恐れがあり、また、手袋が和紙の繊維にひっかかって破損してしまうこともあります。
そのため、作業前には手洗いをし、きれいな素手で資料を取り扱います。
1人がリストの登録番号と分類番号を読み上げ、書架から3人がかりで捜索します。が、似たような番号がたくさんあるのでなかなかみつかりません…。
非常に根気のいる作業を黙々と続け、、すべての資料を並べ替えることができました!
Yさん、Oさん、お手伝いどうもありがとうございました!!

<2日目>
1日目に並べ替えが終わった資料には分類番号と登録番号が書かれたスリップが挟んであります。このスリップ1枚1枚に「金正宗文庫」というハンコを押していきます。他の和装本と紛れてしまってもこのハンコが押してあれば一目で「金正宗文庫」とわかります。
1日目の作業も地道な作業でしたが、こちらも地道な作業です。書庫の中でひたすらハンコを押していきます。
そして、こちらもすべての資料にハンコを押すことができました!
Nさん、Yさん、お手伝いどうもありがとうございました!!

参加いただいた学生さんからは「普段なかなか和漢書に触れる機会がなく、ハンコを押している時に見知った本の名前が出てくるなど、貴重な体験で楽しかったです。また機会があれば参加したいと思いました。」という感想をいただきました。大変な作業でしたが、楽しかったと言っていただけて、本当によかったです。またのご参加をお待ちしております!

KONAN ライブラリ サーティフィケイトでは、本を読む以外にも、ボランティアなど図書館でしか経験できないイベントにもご参加いただきます。今回のように普段触れることのできない貴重な資料を扱うこともあります。
自分も参加したい!と思った方、ちょっと興味あるかなと思った方、一緒に活動しませんか。
ご参加をお待ちしています!

KONANライブラリーサーティフィケイト

簡易保存箱(カイル・ラッパー)を作成しました(8/21,9/12)

KONANライブラリーサーティフィケイト活動の一環として、簡易保存箱(カイル・ラッパー)を作成しました。8/21は文学部1回生のOさんとKさんに、9/12は文学部3回生のYさんにお手伝いいただきました。
まず午前中はどんな感じで作業するかを一通り体験するため、各自が持参した文庫本に合うサイズで箱を作成します。

皆さんさくさくと作業を進め、予定よりだいぶ早く簡易箱ができました!

そこで、予定を前倒しして午前中から図書館資料用の簡易箱の作成に取り掛かかることにしました。古い洋書や表紙が崩れそうな和本、原稿用紙、古いスクラップブック等々、古色蒼然とした資料が登場しました。その中から比較的サイズが計測しやすそうなものから作成してもらうことになりました。

古い資料は歪みなどがあるため、複数個所を計測する必要があります。また、図書館資料用には中性紙の1ミリボードを使用するため、折り曲げるのも大変です。それでも皆さん飲み込みが早く、お昼休憩を挟んで、3箱ずつ作ってくれました!最後はさすがにだいぶ疲れてしまいましたが、気力を振り絞ってやり遂げてくれました。

皆さんから感想をいただきました。
Oさんの感想
作業の中で古い資料に触れることができ、貴重な経験をすることができました。私はあまり器用さに自信がなかったのですが本日の活動を通して自信が持てるようになりました。 また教えていただいた箱は簡単に作ることができるため家など身近なところでも使っていきたいと思いました。
Kさんの感想
保存箱作成ボランティアで初めて図書館のボランティア活動に参加させていただきました。参加させてもらって、図書館の裏側のお仕事や本のことについて知ることができ、貴重な本に触れることもできて、とても貴重な体験ができたなと感じました。また、保存箱作成も、とても簡単に作れるのに、本を綺麗に保存しておけるとてもすごいものの作り方を知ることができて、家の本でも大切に置いておきたい本に作りたいなと思いました。ただ、紙の素材が図書館の本用のものが硬く厚くて、なかなかに力仕事で、ミリ単位の採寸だったので硬い紙でするのは大変だなと感じました。けれど、今回のボランティアに参加できて本当に良かったです。
Yさんの感想
私は、博物館学芸員課程をとっており、歴史資料に触れる機会を得たいと考えていたため、今回のボランティアに参加させていただきました。カイルラッパー作りは、用紙を切り取ったり、折り目をつけたりする過程で生じた数ミリのズレでも、できる箱の大きさがかなり変わってしまうため、とても難しかったです。しかし、緊張感がありながらも、図書館の職員の皆様と、楽しく作成することができました。今回の体験を、自身の学びや励みとし、今後に活かしていきたいと思います。

Oさん、Kさん、Yさん、どうもありがとうございました!

KONAN ライブラリ サーティフィケイトでは、本を読む以外にも、ボランティアなど図書館でしか経験できないイベントにもご参加いただきます。今回のように普段触れることのできない貴重な資料を扱うこともあります。
自分も参加したい!と思った方、ちょっと興味あるかなと思った方、一緒に活動しませんか。
ご参加をお待ちしています!

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