5-2.教員インタビュー」カテゴリーアーカイブ

理工学部 市田 正夫先生へのインタビュー

文学部3生 Nさんが、理工学部 市田 正夫先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q.先生は「光物性」を専門にされているとお聞きしました。どのような研究をなさっているのですか?

 

A.物性とは「物の性質を調べる」分野です。私はその中でも「光を使って物の性質を調べる」分野である「光物性」を専門にしています。例えば物質には、電気を流す物もあり、流さない物もある、その中でも色がついている物もあれば透明な物もある。このように同じ原子や分子で作られているけれども様々な性質を持つ「物質」を調べるというのが物性の世界です。その中でも特に光をつかった研究を行う分野が「光物性」です。

 

 

Q.先生は趣味で歌も歌われているようですが始められたきっかけや、続けている理由を教えてください。

 

A.歌をはじめたのは高校2年生の時です。友人からの誘いで「1万人の第九」に参加したのがきっかけでした。大学生の間はあまり歌っていなかったのですが、甲南大学に勤めるようになってからは「1万人の第九」に数回出場した後「市民合唱団」に入団し、その後2017年に現在所属している「大阪フィルハーモニー合唱団」のオーディションに合格し入団して、現在も歌を続けています。やっぱり好きなのですね。

 

 

Q.授業では専門分野以外のお話もよくしてくださいますが、そのようなお話を取り入れようと思われた理由はありますか。

 

A.いわゆる「アイスブレイキング」ですね。また、様々なことに興味を持ってほしいという思いもあります。身近だけれど知らない事って意外と多いのです。だからいろんな話をするようにしています。新聞を読んでみたり、ネットを見たりね。自分の身に起こったことを少し調べて話したりしています。

 

 

Q.先生の人生や研究に影響を与えた本、あるいは学生におすすめしたい本はありますか。

 

A.はい。紹介したい本が2冊あります。1冊目は以前甲南大学で勤めていらっしゃった佐藤 文隆先生の「ビッグバン―こうして宇宙は生まれた―」です。高校生の時にこの本を読んでとても感動して物理学を志しました。そしてその憧れの先生と同僚になれるなんて、もうびっくりしましたよ。サインくださいってお願いしちゃいましたね。

2冊目は「ご冗談でしょう、ファインマンさん ノーベル物理学者の自伝Ⅰ,Ⅱ」です。この本は物理の知識が全くゼロでも大丈夫です。みんなが読みやすい本になっていると思います。幼少期の出来事や恋バナなどについても書いてあり、物理学者がどのように考えているのかという事がわかる本です。とてもユーモアのある面白い人なのでおすすめの1冊です。

 

 

【インタビューを通して】

 

今回のインタビューでは本当に様々なことを話してくださいました。事前に準備していた質問だけでなく、去年から理工学部で設けられた女子特別枠のお話や理系の第二外国語としての理系英語についてなども話してくださり、様々な学内業務をなさっている先生なのだという事を知れました。普段、教授と学生という関係で授業を受けているだけでは知る事の出来なかった先生の学生への思いを知る事ができました。

お忙しいにも関わらずお時間を作っていただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『ビッグバン : こうして宇宙は生まれた 
佐藤文隆著
■ 講談社, 1984.4 (ブルーバックス, B-564)

 

 

■『「ご冗談でしょう、ファインマンさん」 : ノーベル賞物理学者の自伝
リチャード・P.ファインマン著 ; 大貫昌子訳
■ 東京 : 岩波書店 , 1986
■ 請求記号 289.3/1/2426、289.3/2/2426
■ 配架場所 図書館 . 1F開架一般

 

 

 

(インタビュアー: 文学部3生 Nさん

文学部 岩井 学先生へのインタビュー

文学部2生 Mさんが、文学部 岩井 学先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q1.先生のシラバスには毎年多くの作品が掲載されていますが、その中で毎年特に学生からの反響が高い作品は何ですか。

 

→『ピーター・パン』です。原作を読み解くことで、ディズニー映画のキャラクター設定とのギャップや背景にある階級社会の描写に驚く学生が沢山います。

 

 

Q2.先生が子供の頃に、現在の研究分野へ進むきっかけとなった本はありますか。

 

→特定の一冊があった訳ではありません。幼い頃から家に英米文学の本があり、身近な環境だったことが大きいです。また、小学生での『ファーブル昆虫記』、中学生での魯迅、高校生での『万葉集』など、様々な文学に触れて想像力を豊かにしたことも影響しています。

 

 

Q3.日常生活や研究活動の中で、どのような時に図書館や書店を利用されますか。

 

→最近は書店に足を運ぶ機会は減ってしまいましたが、研究活動の中で調べものをする際には大学図書館にある資料をよく見に行き、活用しています。

 

 

Q4.これまでに出会った本の中で、特に印象に残っている登場人物はいますか。

 

→『ガリバー旅行記』のガリバーです。子供向けと思われがちですが、実は当時のイギリス批判や戦争の無意味さが描かれています。小人の国から巨人の国へ行ったガリバーが何もできなかったり、逆に小人の国では敵扱いされたりする姿を通し、「優れているかどうかは単なる比較の問題にすぎない」という視点が特に印象に残っています。

 

 

Q5.大学生のうちに、ぜひ一度は読んでほしいおすすめの文学作品はありますか。

 

→マーガレット・アトウッドの『侍女の物語』です。女性の自由や人権について深く考えさせられる、現代社会にも通じる一冊です。また、未来を考えるために過去の戦争で何が起こったのか知る一冊として『昭和史』(半藤一利著作)をおすすめします。

 

 

【まとめ】

 

インタビューを通し、物語の背景にあるメッセージや文学の面白さを知りました。これからは本を受動的に読むだけでなく、ガリバーのように「自分なりの視点」を持って能動的に読み解き、図書館を更に活用していきたいです。お忙しい中、お時間を取って頂きありがとうございました。

 

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『侍女の物語 
マーガレット・アトウッド著 ; 斎藤英治訳
■ 東京 : 早川書房 , 2001.10
■ 請求記号 SB933/A
■ 配架場所 図書館 . 1Fシラバス[館内のみ]

 

 

■『昭和史
半藤一利著
■ 東京 : 平凡社 , 2004.2-2006.4
■ 請求記号 210.7//2016
■ 配架場所 図書館 . 1F開架一般

 

 

 

(インタビュアー: 文学部2生 Mさん

法学部 笹倉 香奈先生へのインタビュー

法学部2生 Oさんが、法学部 笹倉 香奈先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q1.えん罪について初めて学ぶ学生におすすめの本はありますか。

 

A.これまで誤判・えん罪について研究したり、えん罪事件を救済するためのプロジェクト(一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ))を立ち上げたりしてきました。えん罪の実態を広く世間に知ってほしいと考えています。この観点から個人的に特におすすめしたいのは、IPJの活動がモデルになっている『シリウスの反証』という大門剛明先生の著作です。

 

 

Q2.人生で影響を受けた本はありますか。

 

A.山崎豊子先生の『白い巨塔』です。医学とは何か、研究者はどうあるべきかを問いかけてくれる作品です。医師の誤診が民事訴訟へと発展し、法廷の場面も描かれているので、法学部の皆さんにもぜひおすすめしたい一冊です。

 

 

Q3.研究活動で本をご利用されますか。

 

A.もちろんです。論文を書く際には必ず本は読みます。現在は、ウェブを通じて海外の文献なども簡単に入手できるので、とても便利です。他方、昔は本を時間をかけて自分の足で探すしかなかったのですが、それもまた楽しかったなあと思いだします。

 

 

Q4.尊敬している作家はいますか。

 

A.たくさんいますが、一人挙げるとすれば、松本清張先生です。ミステリー作家として素晴らしい作品を次々に生み出しただけでなく、『日本の黒い霧』など、刑事司法やえん罪の問題についてのノンフィクション作品も執筆され、本格的な研究論文のような内容の本を書かれています。その他、ずっと愛読しているのは、谷崎潤一郎先生、有吉佐和子先生などです。

 

 

Q5.本を読むことでどのようなことが得られると思われますか。

 

A.読むことでさらに想像力を巡らせることができる、自分で考え、脳を活性化するきっかけを与えてくれるものだと思います。

 

 

【まとめ】

 

今回のインタビューでは、ここに記載しきれないほど多くの本を紹介していただき、ぜひ読んでみたいと感じました。また、「本は受動的なものではない」というお話が印象に残りました。

最後になりますが、お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『シリウスの反証
大門剛明著
■ 東京 : KADOKAWA , 2021.10
■ 請求記号 913/D
■ 配架場所 図書館 . 2F中山一般

 

 

『白い巨塔〈第1巻〉』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

■『白い巨塔
山崎豊子著
■ 東京 : 新潮社 , 1965.7
■ 請求記号 913.6//184
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

 

■『日本の黒い霧
松本清張著
■ 東京 : 文芸春秋新社 , 1962.5
■ 請求記号 915.9/(t)/29
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

 

 

(インタビュアー: 法学部2生 Oさん

経営学部 平野 恭平先生へのインタビュー

文学部4生 Iさんが、経営学部 平野 恭平先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

―読書の頻度はどのくらいですか?

 

研究に関する本は週2―3日、最低1―2時間読むようにしています。なかなかその時間を確保できないこともありますが、論文を執筆するときなどはほぼ毎日、本や論文を読んでいることもあります。娯楽の本だと、月に数日読むことができればいいかもしれません。小説も好きなのですがなかなか時間が取れず、出張の際の新幹線や飛行機の移動時間に読むようにしています。

 

 

―図書館や書店はそれぞれどのくらい利用されますか?

 

本や論文を執筆しているときは頻繁に図書館に行きます。ILLで本や論文を取り寄せることも多く、図書館職員の方に助けてもらっています。学生の時は図書館の閲覧室に籠っていましたが、今は研究室があるので研究室で過ごすことが多くなりました。書店は気の向くまま、大学の帰り道や何となく時間を潰すときに利用することもあります。

 

 

―面白そうな本の見つけ方や、手に取る決め手を教えてください。

 

実際に書店に行き、自分の専門である日本史や経済学、経営学などのコーナーに寄って面白そうな本を見つけています。本を手に取って、序文や注、あとがきなどをパラパラと捲ってみると面白いですよ。決め手はやはりタイトルと帯。あとは直感です。小説や新書の帯は面白いのが多く、目について手に取ることも多いです。

 

 

―読書の魅力は何だと思いますか?

 

専門書は、新しい知識や情報が増えるということです。今はインターネット上でもすぐに論文が読め、AIでも簡単にまとめられます。しかし、そのような論文の集大成として書かれた本を読むと、著者の思考がより整理された形で体系的に理解できるように思います。これは著者の思考を読み解く、自分たちにしかできないアプローチだと思います。

娯楽の本については、映像化されているものも良いのですが、原作を読みながら自分の脳裏でビジュアル化するという独自性は読書ならではだと思います。相手を理解し、考え方や感情を想像することは、対人関係や人間力を高める訓練にもなるのかもしれませんね。

 

 

―本は紙派ですか、電子派ですか?その魅力も教えてください。

 

圧倒的に紙派です。以前、図書館の本の落書きを調べたことがあるのですが、そういったものは電子書籍では残らないものですよね。古本に書き込みや落書きの痕跡が残っていたり、貴重な写真が挟まっていたり、所有者の様々な痕跡が残るのは紙の本ならではの魅力だと思います。あとは、本の装丁にこだわりが見られることや、年齢的に長時間の電子デバイスがしんどいというのも理由にあります…。

 

 

―先生のお気に入りの本を教えてください。ジャンルや作家でも構いません。

 

歴史学だとリュシアン・フェーヴル『歴史のための闘い』でしょうか。私は西洋史には詳しくないのですが、非常に上手く訳されていて読みやすく、歴史学を考える1冊としておすすめです。経済史などに関するものだと中岡哲郎『日本近代技術の形成:〈伝統〉と〈近代〉のダイナミクス』、阿部武司『日本綿業史:徳川期から日中開戦まで』も面白いです。小説だと、池波正太郎さん、城山三郎さん、三浦しをんさん、玉岡かおるさんの本を読むことが多いです。

 

 

―学生の間に読んで欲しい本を教えてください。

 

まずは何でも良いので読んでください。最初は新書でもライトノベルでも良いので1冊手に取って、最初から最後まで読んでみてください。最近はAIが要約してくれることもあり、読書という行為が失われつつあると感じますが、自分の力でインプットして自分なりの解釈に繋げることが大切だと思います。

あえて1冊挙げるなら、お気に入りの本でもある中岡哲郎『日本近代技術の形成』をおすすめします。中岡先生には大学院生の頃からお世話になっていたので思い入れが強いというのもありますが、この本は経済史・経営史・技術史的に考えさせられる内容になっており、特に近代史を学ぶ人には読んでほしい1冊です。

 

 

【感想】

読書とAIの話を聞いて、本当にその通りだと納得しました。確かに、自分の力で読み解くことや想像することは私たち人間にしかできないことであり、私たちは読書を通してその力を培わなければならないと思いました。最後に、先生には急な依頼にも関わらずインタビューを受けてくださったことを、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『歴史のための闘い
L.フェーヴル著 ; 長谷川輝夫訳
■ 東京 : 創文社 , 1977.5
■ 請求記号 201//33
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

 

 

■『日本近代技術の形成 : 「伝統」と「近代」のダイナミクス 
中岡哲郎著
■ 東京 : 朝日新聞社 , 2006.11
■ 請求記号 509.21//2025
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般 サイバー . 一般和

 

■『日本綿業史 : 徳川期から日中開戦まで
阿部武司著
■ 名古屋 : 名古屋大学出版会 , 2022.2
■ 請求記号 586.221//2006
■ 配架場所 図書館 . 1F開架一般

 

 

(インタビュアー: 文学部4生 Iさん

フロンティアサイエンス学部 村嶋 貴之先生へのインタビュー

フロンティアサイエンス学部4生 島村 大地さんが、フロンティアサイエンス学部 村嶋 貴之先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

「過去にどのような本を読んできましたか?」

まだ幼い頃から「なぜだろうなぜかしら」という本をから読んでおり、そこに書かれていた内容がとても面白かったことが印象に残っています。その後は、海野十三のSF小説や、菊池寛の『真珠夫人』といった著名な作家の作品を読んでいました。

 

 

「もし学生に戻ることができるとしたら、どのような本を改めて読みたい・読むべきだと思いますか?」

特に外国人作家の小説を読みたいと思います。当時は海外作品の翻訳本が限られており、海外の方のストーリー等に十分に目を向けられていなかったため、そうした作品を中心に読み直したいと感じています。

 

 

「本を読む頻度は、過去と比べて変化しましたか?」

過去に比べて、減っていると思います。というのも、教員になってから通勤する際は車で来ていることや帰宅後もやることが多くあるため、なかなか時間が取ることができません。一番の多く読んでいたピークとしては大学生の頃であり、200冊程度を一年間で読んでいました。いまでは、1週間に1冊もいかないときもあります。

 

 

「現在、気になっている本や、よく読んでいる作家はいますか?」

最近は、甲南女子大学出身で直木賞を受賞されていることが印象に残っている朝井まかてさんの作品を、気になって読んでいます。また、これまで多くの作品を読んできましたが、その中でも特に東野圭吾の作品をよく読んでいます。

 

 

「普段は紙の本と電子書籍のどちらを読んでいますか?また、将来的にはどちらを選びたいですか?」

普段は紙の本をメインに読んでいます。そのためか家に最大で5,000冊もあったこともあり、保管や管理に困ることもありました。

 

 

「今のフロンティアサイエンスの学生や研究生に向けて、どのような本をおすすめしたいですか?」

強いて言えば、面白いだけや時間潰しだけで見るようなものばっかりではなく、何か自分にとって役立つものを読むといいと思います。例えば私が読んだ中では福岡伸一著の「生物と無生物のあいだ」という科学本は今までで学んできた生物という定義を考えさせられるようなものでした。そういった今までに考えたことがないような体験をし想像を膨らませるような本を読んだ方が良いと感じています。

 

 

【感想】

私も確かに家に多くの紙の本がありますが、家に5,000冊もあるときもあったという言葉を聞き、かなり驚きました。また、今まで生きた中ではまだ触れてきて来なかったようなものもあり、読んでみたいと感じました。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『恩讐の彼方に(菊池寛全集)
菊池寛
■ 東京 : 文藝春秋 (発売) , 1993.11-2003.8
■ 請求記号 918.6/2/395
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

 

(インタビュアー: フロンティアサイエンス部4生 島村 大地さん

フロンティアサイエンス学部 藤井 敏司先生へのインタビュー

フロンティアサイエンス学部4生 島村 大地さんが、フロンティアサイエンス学部 藤井 敏司先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

「過去にどのような本を読んできましたか?」

小学生の頃には、図書室にあった「ドリトル先生」シリーズをすべて読んでいました。最後の一冊を読む際に、先生から「最後の本だね」と声をかけてもらったことを今でも覚えており、それがとても嬉しかった記憶として残っています。その後も中学生になるにつれて多くの本に触れてきました。特に中学二年生の頃には、ブルーバックスをきっかけに惑星などの分野に興味を持つようになりました。高校に入ってから一度は本から離れましたが、「山月記」を読んだことをきっかけに再び読書をするようになりました。大学に進学してからも読書を続け、現在では自宅に1,000冊を超える本があるほど読んできました。

 

 

「もし学生に戻ることができるとしたら、どのような本を改めて読むべきだと思いますか?」

これまでに多くの本を読み切ってはいますが、例えば名前は知っているものの、時代背景もあり和訳が追いついておらず、その作家の代表的な著作を十分に読めていなかったと感じることがあります。もし戻ることができればそうした本を改めて読んでおきたかったと思います。

 

 

「本を読む頻度は、過去と比べて変化しましたか?」

過去と比べて読書の頻度は増加しました。以前は徒歩で通勤していたため、読書の時間を確保しにくかったのですが、現在は電車通勤となり、移動中に本を読むことができるようになりました。特に電車内では集中して読むことができると感じています。

 

 

「現在、気になっている本や、よく読んでいる作家はいますか?」

原田マハさんの作品をよく読んでいます。自分とは異なる世界で活動している人々の価値観や視点を、本を通して知ることができる点が面白いと感じています。

 

 

「普段は紙の本と電子書籍のどちらを読んでいますか?」

普段は電子書籍を読むことが多いです。自宅にすでに多くの紙の本があるため、これ以上増やさないよう、電子書籍で入手できるものは電子で、紙でしか手に入らない本は紙で読むようにしています。

 

 

「今のフロンティアサイエンスの学生や研究生に向けて、どのようなカテゴリ本をおすすめしたいですか?」

これというものはないです。しかし、現代ではSNSなどを通じて映像による情報に触れる機会が多く、それがやや窮屈に感じられることがあります。その点、本は文字情報のみで構成されているからこそ、読者が自由に想像を膨らませることができ、画一的な印象を与えがちな映像とは異なる体験ができると考えています。そのため、そういった想像を膨らませることができるような本、かつ自分とはまた違った人生を送っているような人の書いた本を読むといいと思います。

 

 

【感想】

普段から教壇に立って授業を行っていることからも忙しいと感じていましたが、先生になってからもより読む本の量が増えているというのはとても驚きました。また、別の人の生きた人生を知り、そこで得た知識を活かすのは大事だなと感じました。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『僕には鳥の言葉がわかる
鈴木俊貴
■ 東京 : 小学館 , 2025.1
■ 請求記号 488.99//2023
■ 配架場所 ポーアイ 図書室 一般 西宮 メディア 新着 図書館 . 1F開架一般

 

(インタビュアー: フロンティアサイエンス部4生 島村 大地さん