法学部2年生 Oさんが、法学部 笹倉 香奈先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)
Q1.えん罪について初めて学ぶ学生におすすめの本はありますか。
A.これまで誤判・えん罪について研究したり、えん罪事件を救済するためのプロジェクト(一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ))を立ち上げたりしてきました。えん罪の実態を広く世間に知ってほしいと考えています。この観点から個人的に特におすすめしたいのは、IPJの活動がモデルになっている『シリウスの反証』という大門剛明先生の著作です。
Q2.人生で影響を受けた本はありますか。
A.山崎豊子先生の『白い巨塔』です。医学とは何か、研究者はどうあるべきかを問いかけてくれる作品です。医師の誤診が民事訴訟へと発展し、法廷の場面も描かれているので、法学部の皆さんにもぜひおすすめしたい一冊です。
Q3.研究活動で本をご利用されますか。
A.もちろんです。論文を書く際には必ず本は読みます。現在は、ウェブを通じて海外の文献なども簡単に入手できるので、とても便利です。他方、昔は本を時間をかけて自分の足で探すしかなかったのですが、それもまた楽しかったなあと思いだします。
Q4.尊敬している作家はいますか。
A.たくさんいますが、一人挙げるとすれば、松本清張先生です。ミステリー作家として素晴らしい作品を次々に生み出しただけでなく、『日本の黒い霧』など、刑事司法やえん罪の問題についてのノンフィクション作品も執筆され、本格的な研究論文のような内容の本を書かれています。その他、ずっと愛読しているのは、谷崎潤一郎先生、有吉佐和子先生などです。
Q5.本を読むことでどのようなことが得られると思われますか。
A.読むことでさらに想像力を巡らせることができる、自分で考え、脳を活性化するきっかけを与えてくれるものだと思います。
【まとめ】
今回のインタビューでは、ここに記載しきれないほど多くの本を紹介していただき、ぜひ読んでみたいと感じました。また、「本は受動的なものではない」というお話が印象に残りました。
最後になりますが、お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
☆先生からのおすすめ本☆

■『シリウスの反証』
■ 大門剛明著
■ 東京 : KADOKAWA , 2021.10
■ 請求記号 913/D
■ 配架場所 図書館 . 2F中山一般

■『白い巨塔』
■山崎豊子著
■ 東京 : 新潮社 , 1965.7
■ 請求記号 913.6//184
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

■『日本の黒い霧』
■松本清張著
■ 東京 : 文芸春秋新社 , 1962.5
■ 請求記号 915.9/(t)/29
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般
(インタビュアー: 法学部2年生 Oさん)


















