理工学部 市田 正夫先生へのインタビュー

文学部3生 Nさんが、理工学部 市田 正夫先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q.先生は「光物性」を専門にされているとお聞きしました。どのような研究をなさっているのですか?

 

A.物性とは「物の性質を調べる」分野です。私はその中でも「光を使って物の性質を調べる」分野である「光物性」を専門にしています。例えば物質には、電気を流す物もあり、流さない物もある、その中でも色がついている物もあれば透明な物もある。このように同じ原子や分子で作られているけれども様々な性質を持つ「物質」を調べるというのが物性の世界です。その中でも特に光をつかった研究を行う分野が「光物性」です。

 

 

Q.先生は趣味で歌も歌われているようですが始められたきっかけや、続けている理由を教えてください。

 

A.歌をはじめたのは高校2年生の時です。友人からの誘いで「1万人の第九」に参加したのがきっかけでした。大学生の間はあまり歌っていなかったのですが、甲南大学に勤めるようになってからは「1万人の第九」に数回出場した後「市民合唱団」に入団し、その後2017年に現在所属している「大阪フィルハーモニー合唱団」のオーディションに合格し入団して、現在も歌を続けています。やっぱり好きなのですね。

 

 

Q.授業では専門分野以外のお話もよくしてくださいますが、そのようなお話を取り入れようと思われた理由はありますか。

 

A.いわゆる「アイスブレイキング」ですね。また、様々なことに興味を持ってほしいという思いもあります。身近だけれど知らない事って意外と多いのです。だからいろんな話をするようにしています。新聞を読んでみたり、ネットを見たりね。自分の身に起こったことを少し調べて話したりしています。

 

 

Q.先生の人生や研究に影響を与えた本、あるいは学生におすすめしたい本はありますか。

 

A.はい。紹介したい本が2冊あります。1冊目は以前甲南大学で勤めていらっしゃった佐藤 文隆先生の「ビッグバン―こうして宇宙は生まれた―」です。高校生の時にこの本を読んでとても感動して物理学を志しました。そしてその憧れの先生と同僚になれるなんて、もうびっくりしましたよ。サインくださいってお願いしちゃいましたね。

2冊目は「ご冗談でしょう、ファインマンさん ノーベル物理学者の自伝Ⅰ,Ⅱ」です。この本は物理の知識が全くゼロでも大丈夫です。みんなが読みやすい本になっていると思います。幼少期の出来事や恋バナなどについても書いてあり、物理学者がどのように考えているのかという事がわかる本です。とてもユーモアのある面白い人なのでおすすめの1冊です。

 

 

【インタビューを通して】

 

今回のインタビューでは本当に様々なことを話してくださいました。事前に準備していた質問だけでなく、去年から理工学部で設けられた女子特別枠のお話や理系の第二外国語としての理系英語についてなども話してくださり、様々な学内業務をなさっている先生なのだという事を知れました。普段、教授と学生という関係で授業を受けているだけでは知る事の出来なかった先生の学生への思いを知る事ができました。

お忙しいにも関わらずお時間を作っていただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『ビッグバン : こうして宇宙は生まれた 
佐藤文隆著
■ 講談社, 1984.4 (ブルーバックス, B-564)

 

 

■『「ご冗談でしょう、ファインマンさん」 : ノーベル賞物理学者の自伝
リチャード・P.ファインマン著 ; 大貫昌子訳
■ 東京 : 岩波書店 , 1986
■ 請求記号 289.3/1/2426、289.3/2/2426
■ 配架場所 図書館 . 1F開架一般

 

 

 

(インタビュアー: 文学部3生 Nさん