理工学部 4年生 地主大輝さんが理工学部の須佐元先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)
・本を読んでいますか。
なんでも読んでいますが特に小説を読んでいます。 小説の中では浅田次郎さんの本を好きで読んでおり、新作があればすぐに購入します。
・図書館はよく利用されますか。
あまり利用しないですね。ほしい本などがあればamazonで購入します。
・仕事で読むことはありますか。
仕事で読む場合であれば論文がほとんどで、読書は趣味として読みます。勉強のために読んでいると面白くないので、読書では自分が好きと思ったものを読んでいます。
・先生が行っている研究に進むきっかけになった本、またはエピソードを教えていただけませんか。
小学生時代に見たテレビ番組の「コスモス」がきっかけでしたね。 宇宙の研究やそれにまつわる歴史的なエピソードから相対論の話など、その時子供だった自分に「難しそうだからやってみたい」というような冒険心をくすぐられました。たぶんわれわれの世代の天文学者は多かれ少なかれこのコスモスに影響されていると思います。
・学生にお勧めの本などがあれば教えていただけませんか。
「原発事故と科学的方法」ですね。この本は原発事故に関する内容というよりは、それを偏りなく手元にあるデータを使って筋道立てて考えていく、いわゆる「フェルミ推定」というやり方で原発事故を論じています。数字がしばしば出てくるので文系の人には難しいですが、自分で考えて物事を理解することを学べる本だと思います。
・インタビュー後
今回はお忙しい中数十分間のインタビューを行ってくれました。私は読書に関して一種の勉強として読んでいた一面があったので、先生が読書を一種の楽しみとして読んでいらっしゃることに対して損をしながら読書活動を行っていたのかなと思う一方、ちょっと肩が下りたかなと感じました。そういう意味では有意義なインタビューだったと感じています。 また紹介してくださった本も、自分はあまりフェルミ推定が得意ではないので、参考として読んでみたいと考えています。
<須佐先生おすすめの本>
牧野淳一郎著 『原発事故と科学的方法』 岩波書店,2013年
配置場所:図書館 1階開架一般 請求記号:543.5//2114
(インタビュアー:理工学部 4年 地主大輝)