富樫公一 著(文学部)『不確かさの精神分析 : リアリティ、トラウマ、他者をめぐって』

<教員自著紹介>
 現実は予測不能でその本質は見えず、他者は操作不能でとらえがたい。現実の中で人とかかわることは、不確かさと向き合って生きることである。臨床精神分析は、その中で生きる人の苦悩と喜びにどう向き合い、そこにどんな意味を与えることができるのだろうか。欧米での著作を通して精神分析の「倫理的転回」をけん引する理論家の一人である著者が、米国の最新の知見をわかりやすく紹介する。

 
■『不確かさの精神分析 : リアリティ、トラウマ、他者をめぐって
■富樫公一[著] 誠信書房  2016年4月      
■請求記号 146.1//2328
■配架場所 図書館1F 教員著作コーナー
■著者所属 文学部 教授

 
■富樫先生からのお薦め本
『臨床場面での自己開示と倫理~ 関係精神分析の展開』
富樫公一 [ほか著] 岩崎学術出版社 2016年11月