笹倉香奈 (法学部) 『可視化・盗聴・司法取引を問う』

<教員自著紹介>
 2016年5月、刑事訴訟法等改正法が成立した。一部の事件で取調べの録音録画が義務化されることになったが、他方で司法取引制度が創設され、通信傍受(捜査機関による電話などの盗聴)の大幅な拡大がおこなわれるなど、捜査権限の拡大も行われた。本書は改正に至る経緯と改正法の問題点を一般市民に向けてわかりやすく解説する。日本の刑事司法がどのような方向に向かっているかを理解することができるだろう。

『可視化・盗聴・司法取引を問う』
村井敏邦・海渡雄一著
*笹倉先生は、「〔コラム〕司法取引の課題」をご執筆されました。

日本評論社,2017年3月発行

請求記号: 327.6//2358 
配架場所: 図書館1F 教員著作コーナー
著者所属: 法学部 教授

【笹倉先生おすすめの関連書籍】
『2016年改正刑事訴訟法・通信傍受法条文解析』
川崎英明, 三島聡, 渕野貴生 編著
日本評論社,2017年
*笹倉先生もご執筆されています

『コンメンタール可視化法』
大阪弁護士会取調べの可視化大阪本部 編
現代人文社、2017年

『実務に活かす Q&A 平成28年改正刑事訴訟法等のポイント』
小坂井久、青木和子、宮村啓太編著
新日本法規、2016年

☆笹倉先生は、雑誌『法学セミナー』2017年度4月号、「法学入門」の「刑事訴訟法入門」をご担当されました!
はじめて勉強する学生でも分かりやすいように執筆された特集号です。是非ご確認ください。
『法学セミナー』2017年度4月号は、図書館2階雑誌コーナーにあります。