法学部 1年生 匿名希望さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)
書名:トルコの幸せな食卓
著者: 細川 直子
出版社:洋泉社出版年:1999年
私立の図書館でこの本を見つけたことがこの本との出会いです。
トルコは地理的に様々な文化が混じり合う所です。そのため、様々な食文化があります。
例えば、トマトといえばスペインを想像するかもしれません。しかし、トルコ料理の基本的なものはトマト料理なのです。トマトだけを売っている屋台があるそうです。
トルコ料理として思い浮かぶのはシシカバブーやトルコアイスかもしれませんが、実はそれ程トルコでは食べるものではなかったりするのです。とても驚きが隠せませんでした。
この本では、写真が数多く載っていて写真を見るだけでも十分に楽しむことができます。また、一つ一つの料理を作者の思い出とともに描かれているので、クスッとできる部分があったりします。話口調で書かれているので次々と読み進めることができます。メインとして書かれているのはトルコの家庭料理ですが屋台のことや文化の違いも載っていて、読んでいるとトルコに行きたいなと思う人がたくさん現れると思います。おなかがすいているときに読むのはお勧めしにくいです。読んでいると本当におなかがすいてきます。
本の最後のほうには、トルコ料理の作り方が載っています。日本の食材で作れるトルコ料理本はなかなか無いと思います。作者の料理に対するコメントもあって作らなくても楽しく読むことができます。
東西の文化の混じり合う所であり、黒海やエーゲ海、地中海に囲まれたトルコの食べ物のおいしさ、変わった文化を文字で味わってみませんか。チャイを飲みながら読むなんてどうでしょうか。
ぜひ、トルコ料理の魅力を知ってみてください。