『Do Androids Dream of Electric Sheep?』Philip K. Dick

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル5】 837/O/5
Title: Do Androids Dream of Electric Sheep? (アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)
Author: Philip K. Dick
Series: Oxford Bookworms Library ; Stage5

第三次世界戦争によって、地球は核に汚染され、生物は壊滅的な打撃をうけた。
それでも地球を離れることのできないヒトは、電気仕掛けの動物をペットとして飼い、しがみ付くように暮らしている。
この世界で労働しているのは植民惑星で働く「アンドロイド」たちである。
アンドロイドが逃亡することは禁止されているが、肉体の構造から感情までも人間そっくりのアンドロイドが迫害と過酷な労働に耐えかねて逃亡し、「ヒト」として地球に潜伏するケースが絶えなかった。
主人公リック・デッカードは、逃亡したアンドロイドを発見し、「処分」する賞金稼ぎである。
リックは精巧すぎるアンドロイドを見分けるために、「感情移入能力」の有無を調べます。
ここで一つ、あなたに伺いたい。あなたは、他人と共感し、行動することができますか?
「ヒト」とは何をもって定義されるのか、心とは何なのか、電気で動く羊の夢を見るのは、アンドロイドなのかそれとも、電気で動く動物を飼うことを夢見るヒトなのか・・・。
1968年に発表されたSFの名作で、映画「ブレード・ランナー」の原作です。