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2024年度ブックカバ―デザイン発表!

 2024年度に図書館で提供するブックカバーが決定しました!
 ブックカバーの製作者は、経済学部2年次生のペンネーム“だい”さんです!
 だいさんは、自身のデザインがブックカバーに採用されたら嬉しいという思いで、2年連続でブックカバーデザインに応募されました。
 作品では、図書館前のモニュメントや1・5号館の校舎など、特に大学内の施設をこだわって描かれたとのことで、甲南大学公式キャラクターの“なんぼーくん”も一緒にデザインされています。
 「このブックカバーを使って読書と“なんぼーくん”を好きになろう!図書館エントランスの図書館カフェではコーヒーを飲みながら本を読めますよ!」とのメッセージをいただきました。

印刷用PDFデータダウンロードはこちら

 こちらのブックカバーは4月より、図書館で提供いたします。
 甲南大学図書館オリジナルのブックカバーで、読書を楽しみましょう!

山本雅博(理工学部)『たのしい物理化学2:量子化学 』

 

 

<教員自著紹介>

2016年に「たのしい物理化学1:熱力学・反応速度論」が出版されてから8年経過して「たのしい物理化学2: 量子化学」が2024年1月に出版された。
熱力学・反応速度論についで3本目の物理化学の柱であり,電子,原子,分子がなぜ安定に存在できるのかを示す理論体系である。いいかえると我々人間がなぜ存在できるのかを示している基本的な理論であるが,この理論は我々の通常での常識では理解できない不思議なことが起こることも示している。

また,近年話題になっている量子コンピュータへの発展も量子力学が基礎となっており,我々をわくわくさせるポイントに絞って執筆したつもりである。

『たのしい物理化学2:量子化学』
■ 山本雅博, 池田茂, 加納健司著, 東京 : 講談社サイエンティフィク , 2024.1

■ 請求記号  431/2/2128
■ 配架場所 図書館   1F 教員著作 
■ 著者所属  山本 雅博(理工学部)

25冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

匿名希望 文学部歴史文化学科 2年次生

 2024年1月10日に『多読チャレンジ』25冊を達成されました!
 自分に合ったシリーズを見つけて、楽しく読み進めることができ、読む力が向上した実感を持てた、という嬉しい結果を聞くことができました!

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.『多読チャレンジ』に挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?

A.中学、高校と英語と触れ合ってきたが、大学2年次生になり英語の授業がなくなってしまい、寂しくなったから。易しめな英語と触れ合える良い機会であり、せっかくなら今までやったことのないことにチャレンジしようと思ったから。純粋に面白そうと思ったから。

Q.『多読チャレンジ』達成の感想や達成のために工夫したことを教えてください。
また、現在チャレンジ中の「多読チャレンジャー」の方へのメッセージがありましたらお書きください。

A.そこまで構えなくても、簡単でとても取り組みやすかった。とても薄いため、見ため的にやる気をそがれることもなかった。行き帰りの電車内や、寝る前の30分、その他、隙間時間を有効的に使うと、あっという間に読むことが出来た。
2週間で2冊借りて、期日までに絶対返すことが出来るように読んでいった。

Q.『多読チャレンジ』を終えて実感した効果を教えてください。

A.英語をさらさら~と目で流しながら内容もなんとなく理解するスピードが速くなったと思う。速読と、あとは簡単な本を選ぶようにしたため、以前よりも英語が好きになったと思う。

Q.チャレンジする図書は、どのように選びましたか?

A.各シリーズ、出版社ごとに纏めて本棚に並べてあるので、適当に選んで少し立ち読みする。同じレベルの本でも、シリーズによっては難しい単語が使われたり使われなかったり、難易度が異なる。そこで自分に合ったものを選んでいった。

☆おすすめの本として“Macmillan Readers”“Penguin Readers”シリーズを紹介してくれました。レベルごとに出版されており、読みやすいシリーズなので、是非一度手に取ってみてください。

 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

[藤棚ONLINE]フロンティアサイエンス学部・川内敬子先生『この世を生き切る醍醐味』

図書館報『藤棚ONLINE』
フロンティアサイエンス学部・川内敬子先生推薦『この世を生き切る醍醐味』

樹木希林著
朝日新聞出版, 2019

 役者の樹木希林さんの亡くなる数ヶ月前のインタビューを本にした一冊です。仕事や結婚に育児、そして14年間のがん闘病生活まで、樹木希林さんが実践した“楽しく生きるためのコツ”について記されています。後半には娘である内田也哉子さんから見た母親としての樹木希林さんについて記されています。樹木希林さんは、苦しいことを周囲に伝えることなく、命を全うされ、立派な母親であったと称賛されています。

  一生のうち2人に1人が、がんにかかる時代となりました。現在、さまざまな医療へのアクセスが可能となり、“がんを不治の病である”と考えている人はそれほど多くありません。とはいえ、がんにかかると誰もがストレスを感じ、進行がんになると、多くの方が痛みを感じます。辛さや痛さを口にすることは悪いことではありませんので、樹木希林さんの素晴らしさは、苦しい思いを伝えないことであったとは思いません。樹木希林さんが、“自然の摂理の中で人は生まれては死んでいくこと“を、身をもって次の世代に遺したということを知り、樹木希林さんに対して尊敬の念が強くなりました。

  私は、“カッコいい人生の幕引きのために、日ごろから心がけておくことは何か?” という疑問に対する答えを求め、この本を手にしました。読み終えても、その答えは得られませんでしたが、樹木希林さんの考えを納得することで、肩の力が抜けました。自然の摂理の中で生きているのだから、無理に力を入れないで過ごす日も大切にしたいと考えられるようになりました。是非、皆さんも読んでみてください。

[藤棚ONLINE]マネジメント創造学部・高砂孝緒先生『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。 』

図書館報『藤棚ONLINE』
マネジメント創造学部・高砂孝緒先生推薦『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。 仕事の「直感」「場当たり的」「劣化コピー」「根性論」を終わらせる』

 みなさんは経済学という学問にどのような印象を持っているでしょうか。中には「実生活には何の役にも立たないのではないか」と感じている方もいるかもしれません。そこで今回紹介する書籍は、『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。 仕事の「直感」「場当たり的」「劣化コピー」「根性論」を終わらせる 』です。

 この本では、実際にビジネス実装に携わっている気鋭の経済学者たちが、経済学がビジネスでどのように応用されているかを分かりやすく解説しています。また、著者たちがどれほど苦労してビジネス実装に臨んできたかも垣間見ることができます。難解な数式は一切使われておらず、経済学の初学者でも理解しやすい内容になっています。

 私は普段、西宮キャンパスで経済学の講義を担当していますが、学生たちに冒頭のような質問をすると、相変わらず「実用から少し距離のある学問」といったイメージが根強く、もどかしい気持ちになります。この本を通じて、経済学が実際にどれだけ役立つかを多くの人に知っていただければ幸いです。私自身もこの本と著者たちにならい、実践を意識した講義づくりにより一層取り組んでいくつもりです。

中村聡一(マネジメント創造学部)『教養としてのギリシャ・ローマ』中国本土版

甲南の皆さん

中村聡一と申します。簡単に自己紹介させていただきます。

私は若い頃はテニス選手でした。松岡修造くんで知られてますが、かれの出身である東京の名門である桜田倶楽部の初代No.1は私です。ウインブルドンにも出場してますし、 全日本一般男子シングルス順位1位にもなっています。

NYコロンビア大学に留学して進路がガラッとかわり、KPMGという世界最大級のコンサルティング会社に就職して、三井物産や丸紅、日立、ペプシコーラといった世界有数の会社の財務アドバイザーを務めました。”パートナー”という役職でした。

甲南では、最初のころは前職の関係でコーポレートファイナンスを教えてましたが、昨今はNYコロンビア時代に修めたリベラルアーツの方面に力を注いでいます。

わたしの前著『教養としてのギリシャ・ローマ』は、日本でベストセラーになり、韓国 、台湾、香港、マカオ、中国、シンガポールといった国々の言語に翻訳されて親しまれています。

本日は、中国本土で発売のわたしの本がようやく手元に届きましたので、その紹介です。

今年は新刊書『正義論講義』を出版しました。ありがたくもこの本も、Amazonのギリシャ史カテゴリのベストセラーになっていました。

来年から再来年にかけてまだまだ多くの書籍の計画が進行しています。ぜひご愛顧ねがいます。