国際言語文化センター 林 修三先生へのインタビュー

文学部 2年生 友江 輝人さんが、国際言語文化センター 林 修三先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

─本を読むのは好きですか。

大好きです。生活の一部なので、質問されるまで考えたことがありませんでした。
本や漫画のどちらも好きで、月に3冊(漫画は除く)は読んでいます。

─どんな本を読まれることが多いですか。

あらゆるジャンルの本を読みます。日本史が好きで、日本の歴史に関係した本が好きです。理屈ではなく、面白そうなものなら時代小説や専門書のどちらも読みます。日本史を通して見てみたいという夢があり、繋がりを楽しむことも多いです。もちろん、中国語や中国に関する本も読みます。

─どういった時に本を読まれますか。

電車の中、喫茶店、自宅です。通勤の際に読むこともありますが、本を読むために電車や喫茶店を利用することもあります。自宅では寝る前に必ず読みます。夜中に目が覚めて読むこともあります。

─中国語に興味を持ったきっかけを教えて下さい。

漢文が好きだったことと、大学受験の時に、隣国でありながら国交が無かったことに興味を覚えました。
中国語の教育は確立していなかったため、それを作っていくことは楽しかったです。中国語を教える際には、お茶会や衣装などを通して、みんなで中国を楽しみ、興味を持ってもらうことも大切にしました。

─中国語を学ぶにあたっておすすめの本はありますか。

長い日中関係がよくわかる、『日本と中国の絆』(胡金定・第三文明社)と、私の40年にわたる中国語教師としての結晶である、『三文字エクササイズ中国語』(林修三・東方書店)です。

─好きな作家や作品について教えて下さい。

浅田次郎『蒼穹の昴』(講談社) / クリシュナムルティ『クリシュナムルティの日記』
(めるくまーる社)

細川護煕『ことばを旅する』(文藝春秋) / 筑紫哲也『旅の途中』(朝日文庫) / 真崎守『老子』(徳間書店)

─先生の考える読書について。

自分を見つめるための読書・楽しむための読書です。

─インタビューを終えて。

お忙しい中、優しく丁寧に対応して頂きました。
大好きで尊敬する先生から、全て記載することが出来ない程の沢山のお話をして頂き、とても楽しく貴重な時間を過ごす事ができました。
また、先生の本に対するお話を伺わせて頂く中で、人生において、「好き」という気持ちの大切さ「人とのつながり」の大切さ「やめないということ」の大切さを学ぶことが出来ました。図書館には館長や職員の好みが出ること(そのため先生は喫茶店の珈琲を比較するように図書館を巡る)や、読めなかった本に対して見方が変化していくこと(良さがわかるようになることや、忘れるため二度楽しめる)など、まだまだ書きたい内容は沢山残っていますが、今回のインタビューでの経験や学んだことを、これからに生かしていきたいと思います。


<林 修三先生おすすめの本>
浅田次郎著  『蒼穹の昴』 講談社,1996年

 

(インタビュアー:文学部 2年 友江 輝人)