KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『〇〇の秋で本に出会おう!』で、企画者のSさんが紹介した本です。
宇佐見りん著「推し、燃ゆ」
東京 : 河出書房新社 , 2020.9
「自業自得。自分の行いが自分に返ること。肉が削り骨になる、推しを推すことはあたしの業であるはずだった。一生かけて推したかった。それでもあたしは、死んでからのあたしは、あたし自身の骨を自分でひろうことができないのだ。」
冒頭は、推しを推すことへの共感があった中、終盤にかけての主人公の崩れ様は衝撃的でした。今の時代、推しを推すとは、現実とどう区別するのか、考えさせられる1冊です。