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文学部 田中雅史先生へのインタビュー

文学部 2年生 中西聖也さんが文学部の田中雅史先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

・小さい頃から本はよく読まれていましたか?

 そうですね。小学生の時、移動図書館というのがあって、地域の図書館が運んできてくれている本の中から児童書などを読んでいました。「ドリトル先生」シリーズが好きでした。

・書店はよく利用されますか?

 学生の頃はよく利用していましたが、今は違います。元々関東だったので、関西に馴染みがないこともあって、書店に行かなくなりました。

・それでは、本を買うときはどうされていますか?

 授業や研究で必要になったらネットで調べて買います。ネットで購入することが多いですね。

・研究についてお聞きします。大学時代は日本文学系ではなかったようですが、どのようなことを学ばれていましたか?

 英文学部で、ロマン派の詩人を学んでいました。大学院は比較文学に進み、ロマン派の詩人と明治時代の日本作家との影響関係を調べていました。その延長から幻想文学を調べるようになり、今は心理学の観点から研究を行うようになりました。

・それでは、自分の研究に一番合っていたなという本はありますか?

 一番というわけではありませんが、授業でも扱っている梨木果歩の『裏庭』が分かりやすいです。

・最後に個人的に学生向けにおすすめの本はありますか

 上橋菜穂子の『精霊の守り人』です。授業では心理学的に見てひっかかりのある部分が少ないのであまり使いませんが、「守り人」シリーズは面白いです。

・インタビューを終えて

 当日教授は風邪をひいていたのにもかかわらず、インタビューのためにわざわざ大学に来てくださりました。体調が心配でしたが、無事インタビューを終えることができました。あまり話せないとのことで、手短な質問になってしまったのですが、しっかり答えてくださりました。教授の学生時代の研究については知らなかったので、現在の研究との繋がりを知ることが出来て嬉しかったです。「守り人」シリーズはまだ『精霊の守り人』しか読んだことが無いので、機会があったら読んでみようと思いました。

 

<田中先生おすすめの本>
上橋菜穂子著 『精霊の守り人』 偕成社,1996年
 配置場所:図書館 2階中山文庫一般  請求記号:913/U 

(インタビュアー:文学部 2年 中西聖也)

第3回ビブリオバトルを開催しました!

11月11日(水)図書館カフェにて第3回ビブリオバトル(「全国大学ビブリオバトル2015~首都決戦~」の予選会)を開催しました。

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前回までとは場所を変え、図書館カフェで開催しました。
6名の発表者が生き生きとおススメ本を紹介し、40名程度の観覧者が来られ、盛会なビブリオバトルとなりました。
文学研究会をはじめ、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

★「隣の家の少女/ジャック・ケッチャム著」文学部日本文学科4年次生 近藤壮馬さん
★「笑う子規/正岡子規著」文学部日本語日本文学科4年次生 川嶋健佑さん
★「書店主フィクリーのものがたり/ガブリエル・ゼヴィン著」文学部日本語日本文学科2年次生 中西聖也さん
★「何者/朝井リョウ著」法学部法学科2年次生 吉井悠真さん
★「Twelve Angry Men/Reginald Rose著」文学部英語英米文学科1年次生 芳賀留奈さん
★「11/22/63/スティーブン・キング著」理工学部物理学科4年次生 地主大輝さん

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チャンプ本は川嶋健佑さん発表の「笑う子規」に決定しました。
川嶋さんは、11月29日(日)甲南大学ポートアイランドキャンパスで行われる地区決戦に出場します。

ビブリオバトルにて発表された本は、図書館1階カウンター前に一部展示しています。(11月30日(月)まで展示予定)
是非、ご覧ください。

専門データベースガイダンスを開催しました。

10月に専門データベースのガイダンスを開催しました。

 

 ガイダンス名 実施日  内容 

 『PsycINFO』利用講習会

10月6日(火) 

『PsycINFO』を使った心理学文献検索と本文の入手方法、「タグ(主題、言語)」や「シソーラス」を使った絞り込み検索など

 『SciFinder』利用講習会

 10月7日(水)  

『SciFinder』を使った化学関連文献検索と本文の入手方法、化学物質、化学構造、化学反応の検索方法など

 『日経テレコン』を使った業界・企業分析講座

 10月13日(火)

10月14日(水)

 

『日経テレコン』を使った新聞記事や業界、企業情報の検索方法、「日経会社プロフィル」を使った企業分析方法など

 『eol(有価証券報告書)』を使った企業分析講座

 10月20日(火)

10月21日(水)

 

『eol』の有価証券報告書の情報を使った、企業分析・就職活動のための情報収集方法など

 『FACTIVA』利用講習会  10月28日(水)  

『FACTIVA』を使った新聞や雑誌記事の検索、業界や企業情報の検索と情報の読み取り方など

 今回の講座で利用した各データベースは、図書館ホームページの『情報検索データベース』から利用することができます。

 *データベースは調べる内容ごとにまとまっています。
    『PsycINFO』・・・「心理学」 

    『SciFinder』・・・「自然科学」

    『日経テレコン』、『eol』、『FACTIVA』・・・「経済・ビジネス」

また、図書館HPの図書館活用ヒント集「就活 in Library」でも就職活動に役立つ情報収集方法を紹介しています。

講座には参加できなかったけれど、講座の内容が知りたい、情報の集め方を教えてほしい、という方は、資料を用意していますので、図書館2階 ヘルプデスクまで、お問合せください。

あさのますみ『ヒヨコノアルキカタ』

 文学部 2年生 中西聖也さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:ヒヨコノアルキカタ
著者:あさのますみ:文 あずまきよひこ:絵
出版社:KADOKAWA
出版年:2015年

浅野真澄さんには二つの顔があります。ひとつは「声優」として声の仕事をすること。もう一つは、「作家」として絵本や児童書といった文章を書くこと。
この本は、あさのさんが「はじめて」をテーマに書いたエッセイ集です。子供の頃から大人までの様々な思い出を書かれています。イラストを担当するのは漫画「よつばと!」で有名なあずまきよひこさん。エッセイ一つ一つに、あさのさんをヒヨコに見立てたイラストを書かれています。
この本を読んだとき、「あ、私がいる」と思いました。きれいな石を大事に持っていた幼稚園の頃「宝物」。運動神経の悪かった小学校時代「反抗」。青春っていったいなんだろうと思った中学時代「青春」。なんだかどこかで見たことある。私にもこんなときあった。そう思ったとき、あさのさんにとても親近感を覚えました。自分の子供時代を思い出させてくれる作品でした。この作品は、懐かしさ、純粋さが詰まっていました。でも、この作品はただ子供時代だけを書いているわけではないのです。
このエッセイの真の魅力は、「子供の頃」と「大人になった今」につながりを感じられることだと思います。おばあちゃんの家に泊まって、初めて習字を教えてもらった「習い事」。子供のあさのさんの純粋さ、おばあちゃんの温かさを感じられる素敵なお話です。では、大人になった今はどうでしょうか。おばあちゃんはもう病院暮らし。お別れが近くなってくる「覚悟」。病室には習字の作品が置いてありました。小さい頃の温かい「思い出」が、私の心にグサリと刺さりました。このエッセイには、このように過去と現在のつながりを感じられる部分がいくつもあり、心を揺さぶります。
絵本のような優しい文章・やわらかいイラストが魅力的です。ひとつのお話は約6ページ。どこから読んでも、きっとあさのさんのことが好きになると思います。この本を読んで、自分の「思い出」にも目を向けてみてはどうでしょうか。きっと、良い読書体験になると思いますよ。

坂木司『シンデレラ・ティース』

 文学部 2年生 匿名さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:シンデレラ・ティース
著者:坂木司
出版社:光文社
出版年:2006

歯医者についてどのような印象がありますか。私は、歯の矯正で歯医者への通院経験がありますが、「歯を治療してくれる場所」という、漠然としたイメージしか持っていませんでした。この本を読んで、歯医者の仕事や歯についての知識が増え、理解が深まったように感じています。

この物語の主人公は、小学校の低学年の頃、子供へのケアが不十分な歯医者での治療を経験したために、歯医者への苦手意識を強く持ってしまっている、大学二年生の女の子、サキです。サキは母親の計略に引っかかり、叔父の勤める歯科医院で受付のアルバイトをすることになってしまいます。歯医者の受付嬢として患者に接し、クリニックに持ち込まれる歯と患者の心に関する問題を個性豊かなスタッフ達と解決していくうちにサキは、歯医者に対するマイナスイメージを克服し、成長していくというストーリーです。

私がこの本をおすすめする理由は三つあります。

まず一つ目は、物語が進んでいくにつれて、少しずつ苦手を克服し、成長していくサキの様子を感じ取れるからです。前に進んでいく主人公を見て、自分も頑張ろうと、勇気をもらえるのではないのでしょうか。

次に二つ目は、一つ一つの謎や問題に真摯に向き合い、歯だけではなく患者の心までをも救うために最善を尽くすスタッフの姿に感銘を受けたからです。

最後に三つ目は、生き方や考え方についても教えてくれる本だと思うからです。上辺だけでなく内面を見て人を理解することの大切さや健康に人生を楽しむために必要なことなどを感じ取ることができました。

歯医者への認識を新たにするためにも、サキの忘れられない夏を体験してみて下さい。また、このお話の姉妹編に当たる物語が存在します。サキとメールのやり取りをしている“ヒロちゃん”が主人公の「ホテル・ジューシー」というお話です。サキとヒロの二人の物語をぜひ読んでみて下さい。

 

第1回店頭選書 参加学生の感想③

**文学部歴史文化学科 鶴川素直さん**
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 普段書店に足を運んでも、目当ての本を探しにその本が置いてありそうなコーナーに向かうか、書店員に本の場所を聞いて出してもらう、というように最短のルートを通って本を選んでいる。店頭選書はそうではない。時間の許す限り本棚に触れ、具体的な目標なくじっくりと本を選ぶ。普段よりもしっかりと本に触れることができ、さらに図書館に自分で選んだ本が並ぶという貴重な経験を得た。