<教員自著紹介>
「ブルーフィルム」はむき出しの性器や性行為を描く映画で、刑法第175条で「公的に陳列(=上映)」することなどが禁じられています。このような違法な映画は、数多くの作家や映画人たちを魅了しました。
本書は、ボーヴォワールの現象学の手法を用いて、過去の文学や映画作品に残された経験の描写を手がかりに、失われた映画の世界を描き出す哲学の試みです。
■『ブルーフィルムの哲学 : 「見てはいけない映画」を見る』
■ 吉川孝著, 東京 : NHK出版 , 2023.11
■ 請求記号 778.04//2087
■ 配架場所 図書館 1F 教員著作
■ 著者所属 吉川孝(文学部)