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KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『みんなで育てる言葉の木』展示編

KONAN ライブラリ サーティフィケイト 学生企画
『みんなで育てる言葉の木』展示編

展示期間 :2025年 1月14日(火)~ 2025年5月頃まで
展示場所:図書館1階ゲート前

 

 

 

2024年9月から募集していた「本を読んでいて心に残った言葉」が、こんなに大きな木になりました!
なんと、およそ100通ものご応募がありました。たくさんご応募いただき誠にありがとうございました。この場をお借りし、お礼申し上げます。

 

小説や学芸書、洋書などたくさんの本から、たくさんの言葉が寄せられました。

どれも素晴らしい言葉ばかりなので、きっとみなさんの新しい本との出会いのきっかけになります。そしてその本の言葉が、みなさんの心の支えになることを願っています。

 

展示は5月頃まで展示予定です。ぜひどんな言葉があるのかご覧ください!
本の展示も行っていますので、借りていただくこともできます。

 

もちろんしおりもまだまだ配布しています✨

 

 

企画者: 文学部4年生  K

浅倉秋成著 『六人の嘘つきな大学生』

 

 

文学部 3年生 岡田 優花さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名 : 六人の嘘つきな大学生
著者 : 浅倉秋成著
出版社:KADOKAWA
出版年:2021年

皆さんは誰かに嘘をついたことがあるだろうか?友達を驚かすための嘘や自分をよく見せようとする嘘。私たちはたくさんの嘘に囲まれながら生活をしている。大学3年生になって就職活動を始めた今、自己分析を行うことで自分の人生を振り返り、嫌なことも思い出してしまう。そんな時に出会ったのがこの本だった。

本書は、多くの就活生が憧れを抱くエンターテインメント企業スピラリンクスの最終選考まで勝ち残った6人の物語だ。1か月後のグループディスカッションへの準備を続け、全員で内定を取ろうと切磋琢磨する。だが選考方法が急遽変更され、6人で話し合い、一番内定にふさわしい者を選ぶよう連絡がきた。

グループディスカッション当日、密室の会議室に集まった6人の前に現れたのは謎の封筒。この封筒によって6人の過去と嘘が暴かれていく。信じていた仲間の本当の姿、過去の過ち。様々なことが明らかになっていく中、犯人が自白し、1人の内定者が決定した。

これで物語は終わりかと思われたが、舞台はその8年後に至る。犯人の死によってこの一連の出来事の真相が明らかになる。真犯人はいったい誰なのか、なぜあのようなことが起こったのか。どんどん嘘が明らかになっていく。

とにかく伏線回収がすごい。最後まで展開が予想できない。続きが気になり読む手が止まらなくなる。

就職活動中は、感情が不安定になり混乱を起こしやすい。読み進めていく中で、もし私がこの場にいたらどうしていただろう、と考える場面が多々あった。自分を偽ることで、相手に好印象を持ってもらえるかもしれない。しかしそれは自分のとある一部分にすぎず、本当の自分は隠したままだ。

就職活動を進めていくうえで、自分の過去の失敗より成功に目を向けがちだが、挫折があったからこそ今がある、自分の短所だって見方を変えれば長所になる。こう考えることでより自分と深く向き合うことができる。

嘘と向き合いつつ、自分が納得のいく道へと進んでいきたいと思う。

 

経済学部 荻巣 嘉高先生へのインタビュー

経済学部2生 海野 朱音さんが、経済学部 荻巣 嘉高先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

・本を買うときに重視していることは何ですか?

なるべく書店に足を運び、試し読みをして自分に合う本か確認してから買うようにしています。初めて読んだ小説が森見登美彦さんの本だったのですが、『夜は短し歩けよ乙女』や『有頂天家族』以外の本の内容がしっくりこなくて、同じ作家でもすべての作品が自分に合うわけではないと学びました。それ以降、ウェブでは見ることができない本の背表紙や中身を見るようにするなど、本との出会いを大切にしています。

 

・これまでで、1番印象に残っている本は何ですか?

貴志祐介著の『黒い家』でしょうか。読んだのは大学生のときでしたが、ホラー小説は初めてだったにもかかわらず深夜に読んでしまい、不安で眠れなくなりました(ホラー作品は昼間に読むことをお勧めします)。貴志祐介さんの小説を初めて読む人は、『新世界より』 がおすすめです。不思議な世界観の中で、心をざわつかせるような展開を楽しむことができるので、ぜひ一度読んでみてください。

 

・学生におすすめしたい本はありますか?

数学ガールの秘密ノート』シリーズです。わかりにくいと思われる概念を非常にわかりやすく解説しているので、衝撃的でした。今でも、数学が苦手な人にどうしたら上手く伝えられるかを考える時に参考にしています。中学生でも読める本なので、数学と仲良くなれない人は一度手に取ってみると良いかも?

 

・最近は電子書籍が普及していますが、あえて紙の本で読むことのメリットは何だと思われますか?

私は断然、紙の本のほうが好きです。紙の本のメリットを強いて言うなら、自分の知識・経験の後ろ盾となってくれることだと思います。本は同じページばかり触れているとしわくちゃになりますよね?何年も読み込んでいくと、経年劣化で風格が出てきます。自分が読んだ跡を目の当たりにすることができて、自分の糧になっていると実感できるのでお勧めです。

 

・学生に向けて一言!

本を読むのは大変疲れますが、間違いなく本は人生を豊かにしてくれます。少しずつでもよいから本を手に取ってみましょう!

 

 

(感想)

本の良さを改めて感じたインタビューでした。特に、荻巣先生が「本は自分の知識・経験の後ろ盾となってくれる」という言葉は、電子書籍ばかり読んでいる私にとっては非常に新鮮でした。今後不安になることがあったら、自分の本棚を改めて眺めて、自分にとっての心強い後ろ盾を確認しようと思いました。

(インタビュアー: 経済学部2生 海野 朱音さん

KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『みんなで育てる言葉の木』

KONAN ライブラリ サーティフィケイト 学生企画
『みんなで育てる言葉の木』

展示期間 :2024年 9月20日(火)~ 2025年5月頃まで

 

 

現在、図書館ではみなさんが本を読んで心に残った言葉を募集しています。

心に残っている言葉が、だれかの新しい本との出会いを繋げてくれるかもしれません。

言葉の募集期間は2025年1月10日(金)までです。

みなさまからのご応募お待ちしています!ご応募はこちらから

 

また、図書館の返却日が押してあるしおりが変わっているのはご存知でしょうか?
集まった言葉はしおりにして配布しています。
すでにたくさんの言葉が集まっていますので、貸出をするたびに色んな言葉のしおりが巡ってくると思います。今日はどんな言葉が書いてあるのか、本の貸出も楽しみになりますね!

 

 

 

 

さらに、タイトルのとおり、みなさんから寄せられた言葉で大きな言葉の木を作ります。
みなさんからの言葉がたくさんになればなるほど大きな木になります。

展示は2025年1月頃を予定しています。どんな木になるのか、今から楽しみにしていてください!

 

 

 

企画者: 文学部4年生  K

全学共通教育センター 高砂 孝緒先生へのインタビュー

マネジメント創造学部3生 船越 章さんが、全学共通教育センター 高砂 孝緒先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

1 本を読むことは好きですか。
→本を読む目的や時間、場所(通勤の電車時間/一人でいる時間など)

本を読むことは好きです。最近は読む時間をあまり取れていませんが、通勤の電車時間や、たまに家でも本を読みます。基本的に新書を読むことが多いです。

 

2 書店や図書館はよく利用されますか。

書店や図書館に行くことは以前より減少しましたが、書店に行った際は、新書のコーナーを3周ほど見て回ります。書店は、実際に足を運んで自分の目で見ることで、新しい本に出会うことができるという面白さがあると思います。

 

3 好きな本やお気に入りの本があれば教えてください。
→学生時代読んでいた本/学生におすすめしたい本/最近読んだ本など

ちゃんと本に触れるようになったのは高校生の時でした。恩田陸さんの『夜のピクニック』、森絵都さんの『カラフル』、星新一さんの超短編小説『ショートショート』など、ジャンルを問わず、友人に薦められた本を読んでいました。また中学2,3年生の時、親戚に薦められた本が村上春樹さんの『海辺のカフカ』です。概念的というか何というか、当時中学生だった私にはあまり理解できませんでした。そのため、十年後の25歳の時、もう一度読んでみましたが、やはり分かりませんでした。次はさらに十年経った35歳の時に三回目の挑戦をするつもりです。

おすすめの本はありません!本は自分で見つけるものです。自分で発掘した方が楽しいですから。

 

4 研究内容に関する本でおすすめの本・よく参考にする本はありますか。

私の研究分野は「組織の経済学」で、基本的には論文や学術書を読むことが多いです。経済学について理解したいという方にはひたすら読むエコノミクス(伊藤秀史、2012)がおすすめです。分かりやすく、誰でも読める内容にまとめられています。

 

5 読書や本の魅力を教えてください。また、本を読むことは大切だと思いますか。

私は読書をすることは大切だと考えていて、本の世界観に没頭する、誰にも邪魔をされない時間は魅力的だと思います。文字を読み取り、情景を頭でイメージしながら読み進めるというプロセスは、読者という客観的立場でありながら、物語の世界にいるような気持ちになれますし、一人の時間を楽しめます。

 

【感想】
最近は読書をあまりしていないと話されていましたが、インタビューでは先生の本に対する考え方や思いなどが伝わりました。特に、「おすすめの本はなく、自分で見つけた方が楽しい」というお話が印象に残っています。人それぞれ好みや感想は異なるため、人が考えるおすすめの本ではなく、自分にとって面白いと感じた本こそが自身のお気に入りの本であるということは、とても納得し共感しました。
毎年、新刊として出版される書籍数は約7万冊(総務省統計局「書籍新刊点数と平均価格」より)あるそうですが、そんな中から自分の好きな1冊を見つけられることはとても素敵なことで、楽しいことだと感じました。

 

(インタビュアー: マネジメント創造学部3生 船越 章さん

KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『MISSION*サンタからプレゼントをGETせよ』

ポートアイランドキャンパスのみなさま、サンタさんからのMISSIONは届きましたか?

MISSION*サンタからプレゼントをGETせよ

 12月といえば…そう、クリスマス。表では素知らぬ顔をしながらも内心プレゼントを期待している方がいるのではないでしょうか。
 そんなあなたにサンタさんからの依頼です。達成した暁にはサンタさんから御礼のプレゼントが貰えるかもしれません。図書室にて、クリスマスツリーとともにあなたの挑戦をお待ちしております。

ポートアイランドキャンパス図書室に、クリスマスツリーがあらわれた!


ポートアイランドキャンパスの図書室にいくつかの、サンタさんからのMISSIONであるクロスワードパズルが隠されています。

MISSIONが隠されているのがわかりますか?
サンタさんやトナカイさんが目印です!


期間中に謎解きができたら、サンタさんからプレゼントがもらえます。
難易度高めなので、気合を入れてチャレンジしてください☆
参加方法は、ポートアイランドキャンパス図書室でご案内しています。

期間 :2024年 11月27日(水)~ 12月19日(木)
場所:ポートアイランドキャンパス図書室

企画者:フロンティアサイエンス学部学生
後援:甲南大学図書館