5-0.KONAN ライブラリ サーティフィケイト」カテゴリーアーカイブ

文学部 岩井 学先生へのインタビュー

文学部2生 Mさんが、文学部 岩井 学先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q1.先生のシラバスには毎年多くの作品が掲載されていますが、その中で毎年特に学生からの反響が高い作品は何ですか。

 

→『ピーター・パン』です。原作を読み解くことで、ディズニー映画のキャラクター設定とのギャップや背景にある階級社会の描写に驚く学生が沢山います。

 

 

Q2.先生が子供の頃に、現在の研究分野へ進むきっかけとなった本はありますか。

 

→特定の一冊があった訳ではありません。幼い頃から家に英米文学の本があり、身近な環境だったことが大きいです。また、小学生での『ファーブル昆虫記』、中学生での魯迅、高校生での『万葉集』など、様々な文学に触れて想像力を豊かにしたことも影響しています。

 

 

Q3.日常生活や研究活動の中で、どのような時に図書館や書店を利用されますか。

 

→最近は書店に足を運ぶ機会は減ってしまいましたが、研究活動の中で調べものをする際には大学図書館にある資料をよく見に行き、活用しています。

 

 

Q4.これまでに出会った本の中で、特に印象に残っている登場人物はいますか。

 

→『ガリバー旅行記』のガリバーです。子供向けと思われがちですが、実は当時のイギリス批判や戦争の無意味さが描かれています。小人の国から巨人の国へ行ったガリバーが何もできなかったり、逆に小人の国では敵扱いされたりする姿を通し、「優れているかどうかは単なる比較の問題にすぎない」という視点が特に印象に残っています。

 

 

Q5.大学生のうちに、ぜひ一度は読んでほしいおすすめの文学作品はありますか。

 

→マーガレット・アトウッドの『侍女の物語』です。女性の自由や人権について深く考えさせられる、現代社会にも通じる一冊です。また、未来を考えるために過去の戦争で何が起こったのか知る一冊として『昭和史』(半藤一利著作)をおすすめします。

 

 

【まとめ】

 

インタビューを通し、物語の背景にあるメッセージや文学の面白さを知りました。これからは本を受動的に読むだけでなく、ガリバーのように「自分なりの視点」を持って能動的に読み解き、図書館を更に活用していきたいです。お忙しい中、お時間を取って頂きありがとうございました。

 

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『侍女の物語 
マーガレット・アトウッド著 ; 斎藤英治訳
■ 東京 : 早川書房 , 2001.10
■ 請求記号 SB933/A
■ 配架場所 図書館 . 1Fシラバス[館内のみ]

 

 

■『昭和史
半藤一利著
■ 東京 : 平凡社 , 2004.2-2006.4
■ 請求記号 210.7//2016
■ 配架場所 図書館 . 1F開架一般

 

 

 

(インタビュアー: 文学部2生 Mさん

参考図書コーナーの禁帯出シールを貼り替えています③

6月23日(火)に、KONANライブラリサーティフィケイトご参加の学生2名が参考図書コーナーの禁帯出シールの貼り替え作業を行ってくれました。

 

第1回目から続き、3回目となりました。ボランティアの概要はこちらをご覧ください。
参考図書コーナーの禁帯出シールを貼り替えています①

 

今回はお友達同士での参加でした。
職員も一緒に様々な話をしながら作業を進めてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっという間の2時間でした!

 

楽しくボランティアができたとのことでした。
せっせと作業をしていただいたので、想定よりも進んでおりびっくりしました。
お二人ともありがとうございました!

 

 

KONANライブラリサーティフィケイトでは図書館司書が実際に行っている仕事を経験できるボランティアをはじめ、ライブラリサーティフィケイトに参加していないと経験できないようなイベント・ボランティアを多数行っています。
※ぜひ過去の図書館ブログをご覧ください

 

今年も様々なイベント・ボランティアを計画中です。興味があるものにはぜひご参加ください!

参考図書コーナーの禁帯出シールを貼り替えています②

6月15日(月)に、KONANライブラリサーティフィケイトご参加の学生4名が参考図書コーナーの禁帯出シールの貼り替え作業を行ってくれました。

 

第1回目からの続きです。ボランティアの概要はこちらをご覧ください。
参考図書コーナーの禁帯出シールを貼り替えています①

 

今回も様々な学部・学年の方にご参加いただき、職員含め和気あいあいと作業をしていきました。
何せみなさん作業がはやく、てきぱきと進めていってくださいました。

 

作業手順は以下の通りです。

①白くなってしまった禁帯出シールをはがす
②新しい禁帯出シールを貼る
③剝がれてしまわないようにアイロンをあてる
④元の棚に戻しにいく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんとても集中して取り組んでいます!

 

細かな作業が好きだという方が多く、楽しく取り組んでくださったのがわかりました。
「もうこんなに時間が経ったんだ!」とご自身でも驚かれるくらい集中されていたようです。

またこのようなボランティアに参加したい!というありがたい声もいただきました。
職員一同、大変感謝しております。

 

 

KONANライブラリサーティフィケイトでは図書館司書が実際に行っている仕事を経験できるボランティアをはじめ、ライブラリサーティフィケイトに参加していないと経験できないようなイベント・ボランティアを多数行っています。
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法学部 笹倉 香奈先生へのインタビュー

法学部2生 Oさんが、法学部 笹倉 香奈先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q1.えん罪について初めて学ぶ学生におすすめの本はありますか。

 

A.これまで誤判・えん罪について研究したり、えん罪事件を救済するためのプロジェクト(一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ))を立ち上げたりしてきました。えん罪の実態を広く世間に知ってほしいと考えています。この観点から個人的に特におすすめしたいのは、IPJの活動がモデルになっている『シリウスの反証』という大門剛明先生の著作です。

 

 

Q2.人生で影響を受けた本はありますか。

 

A.山崎豊子先生の『白い巨塔』です。医学とは何か、研究者はどうあるべきかを問いかけてくれる作品です。医師の誤診が民事訴訟へと発展し、法廷の場面も描かれているので、法学部の皆さんにもぜひおすすめしたい一冊です。

 

 

Q3.研究活動で本をご利用されますか。

 

A.もちろんです。論文を書く際には必ず本は読みます。現在は、ウェブを通じて海外の文献なども簡単に入手できるので、とても便利です。他方、昔は本を時間をかけて自分の足で探すしかなかったのですが、それもまた楽しかったなあと思いだします。

 

 

Q4.尊敬している作家はいますか。

 

A.たくさんいますが、一人挙げるとすれば、松本清張先生です。ミステリー作家として素晴らしい作品を次々に生み出しただけでなく、『日本の黒い霧』など、刑事司法やえん罪の問題についてのノンフィクション作品も執筆され、本格的な研究論文のような内容の本を書かれています。その他、ずっと愛読しているのは、谷崎潤一郎先生、有吉佐和子先生などです。

 

 

Q5.本を読むことでどのようなことが得られると思われますか。

 

A.読むことでさらに想像力を巡らせることができる、自分で考え、脳を活性化するきっかけを与えてくれるものだと思います。

 

 

【まとめ】

 

今回のインタビューでは、ここに記載しきれないほど多くの本を紹介していただき、ぜひ読んでみたいと感じました。また、「本は受動的なものではない」というお話が印象に残りました。

最後になりますが、お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『シリウスの反証
大門剛明著
■ 東京 : KADOKAWA , 2021.10
■ 請求記号 913/D
■ 配架場所 図書館 . 2F中山一般

 

 

『白い巨塔〈第1巻〉』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

■『白い巨塔
山崎豊子著
■ 東京 : 新潮社 , 1965.7
■ 請求記号 913.6//184
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

 

■『日本の黒い霧
松本清張著
■ 東京 : 文芸春秋新社 , 1962.5
■ 請求記号 915.9/(t)/29
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

 

 

(インタビュアー: 法学部2生 Oさん

参考図書コーナーの禁帯出シールを貼り替えています①

6月3日(水)に、KONANライブラリサーティフィケイトご参加の学生4名が参考図書コーナーの禁帯出シールの貼り替え作業を行ってくれました。

 

図書館2階には参考図書コーナーがあります。
参考図書とは辞書や辞典などの「調べるための本」のことを指します。

 

図書館2階の少し低くなっている棚に並んでいます

 

参考図書コーナーに並んでいる図書は、館外に貸出ができない「禁帯出」という扱いになります。
(ご利用の際は館内にて閲覧してください)
そのほかにも館外に貸出ができない図書にはすべて【禁帯出シール】という赤いシールが貼られています。

参考図書コーナーの付近は窓が大きいため非常に日当たりがよく、日光が参考図書に当たります。
そうすると紙の特性上、日焼けをしてしまい、赤いシールはどんどん色あせてしまい真っ白になってしまいます。

 

本来は奥の赤色ですが、日に焼けて真っ白どころか透けてしまっています

 

 

これはまずい、ということで禁帯出シールの貼り換えボランティアを募集しました。

図書には一冊ずつ請求記号などが記載されている【背ラベル】、貸出をするときに読み取る【バーコードラベル】、そのほか禁帯出シールなどのラベルやシールはすべて手作業で行っています。日々新しい図書も入ってくるため中々貼り替えに時間を割くことができないのが現状です。

今年はなんと10名ものご応募があり、職員一同大変ありがたく感じております。

 

作業工程は以下に沿って行います。

①白くなってしまった禁帯出シールをはがす
②新しい禁帯出シールを貼る
③剝がれてしまわないようにアイロンをあてる
④元の棚に戻しにいく

 

 

①元々貼ってあったシールは劣化してしまいとても剝がしにくいです

 

②剥がしたシールの位置に合わせて新しいシールを貼ります

 

③図書の背は丸くなっているため、特に端が剥がれないようにアイロンをあてる必要があります

 

④返本作業(本を元の棚にもどす)は図書館の仕事でも非常に重要な作業の一つです

 

 

みなさん非常に集中して熱心に取り組んでくださったおかげで、随分と貼り換え作業が進みました。本当にありがとうございます!

 

KONANライブラリサーティフィケイトでは図書館司書が実際に行っている仕事を経験できるボランティアをはじめ、ライブラリサーティフィケイトに参加していないと経験できないようなイベント・ボランティアを多数行っています。
※ぜひ過去の図書館ブログをご覧ください

 

今年も様々なイベント・ボランティアを計画中です。興味があるものにはぜひご参加ください!

内村直之 [ほか] 著 『はじめての認知科学』

 

 

フロンティアサイエンス学部 4年生 島村 大地さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名 : はじめての認知科学
著者 : 内村直之, 植田一博, 今井むつみ, 川合伸幸, 嶋田総太郎, 橋田浩一

出版社:新曜社
出版年:2016

認知科学と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。私は当初、心理学の一分野であると考えていました。しかし、認知科学は心理学だけにとどまらず、多様な分野が結びついた総合的な学問です。人工知能などの情報科学分野や、脳科学といった理系分野の要素も含まれています。それらを体系的に理解し、学ぶことができるのが、この『はじめての認知科学』という本です。

この本の前半では、「こころとは何か」という問いから始まり、人間がどのように考えるのかという思考プロセスについて多く述べられています。代表的な例として、モンティ・ホール問題が取り上げられています。この問題では、三つの扉のうち一つが当たり、残り二つが外れである状況において、被験者はまず一つの扉を選びます。その後、実験者が外れの扉を一つ開け、残された二つの扉のうちから再び選択できるかを問いかけます。直感的には、どの扉を選んでも確率は同じであるように思われるかもしれません。しかし、場合分けによって計算すると、最初に選んだ扉から変更した方が当たる確率は高くなるという、直感に反する結果が得られます。このように本書では、人間の直感と論理との間に生じるズレを示す例が紹介されており、読んでいて非常に興味深いと感じました。

また、本の後半では人間や動物の知覚機能や認知科学の分野についての歴史が書かれております。例えば、目の前に音が出ている機械があった際、人間であればその音が容易に聞こえることはできます。しかし、仮にその音が超音波のような波形であったとすると、人間には聞こえません。一方で、その超音波を用いて生活している動物がイルカです。イルカは自ら超音波を発し、その音が物体に反射して戻ってくるのを感知することで、周囲に何があり、どこに存在しているのかを把握しています。

このように、認知科学の領域には、人間だけでなく動物の知覚や認知の仕組みに関する非常に興味深い題材が数多く存在しています。本書は、そうした認知科学の面白さに触れながら学ぶことのできる一冊であり、ぜひ多くの人に手に取ってほしいと感じました。