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2025年度ブックカバ―デザイン発表!

 投票の結果、文学部人間科学科3年次生ペンネーム“りお”さんのデザインが「グランプリ受賞作品」に決定いたしました。
 “りお”さんは図書館が大好きでよく利用しており、前から応募してみたいと思っていたため、今回ご参加くださいました。
 また、『神戸×弘前ねぷた制作・運行プロジェクト』に参加されたり、企業のポスターに採用されたりと学外でも活動されているそうです。
 このブックカバーは2025年5月から、甲南大学図書館にて提供いたします。
 惜しくもグランプリを逃した4作品は、オープンキャンパス時に提供いたします。
 たくさん投票いただきありがとうございました。

印刷用データダウンロードはこちら

 グランプリ作品に投票してくださった方からは、このようなコメントをいただきました。
「シンプルで甲南らしさがある。平生さんがかわいく描かれていて好きです」
「シンプルで使いやすいかつかわいい♡」
「イラストの雰囲気が良く、自然と惹かれた」

↓オープンキャンバスではこちらの4作品も提供します。お楽しみに!!

第10回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

甲南大学生協の書籍部にて、第10回 甲南大学書評対決  実施中です。

書評対決とは・・・甲南学園および甲南大学の教職員と学生団体がそれぞれ”おすすめの3冊”の書評を執筆・発表し、BOOKCAFE(iCommons4階)、Books&Support(学友会館北館)、The CUBE SHOP(西宮キャンパス)、FIRST SHOP(ポートアイランドキャンパス)で展示販売し、その売上冊数によって勝敗を競う企画です

今回は、女子ラクロス部4年生 友金 春日さん、田渕 晴さん、岩田 眞穂さんと、経営学部教授で女子ラクロス部の顧問でもある西村 順二先生の対決です!

 

前哨戦として4月23日(水)に本のプレゼン対決が行われました!今回は最後にお楽しみ企画も待っています!

まず、女子ラクロス部の紹介VTRが流され、皆さんが意気込みを述べますが、試合とは勝手が違うのか、少し表情が硬いです。

 

それでは、早速プレゼンスタートです!

 

女子ラクロス部チーム1人目は主将の友金春日さん。著者の木下半太さんからエールをいただき、主将らしく堂々とプレゼンしてくれました!
【第10回 甲南大学書評対決】 木下半太著 『鈴木ごっこ』

 

 

続いては西村順二先生。先生は女子ラクロス部の顧問ということで、彼女たちに勝ってもらいたいんだけど、という複雑な境地を述べられました。が、始まってみると時間をオーバーするほど熱いプレゼンでした。
【第10回 甲南大学書評対決】 ハン・ガン著 『すべての、白いものたちの』

 

 

 

女子ラクロス部2人目は田渕晴さん。双葉社さんからサプライズでプレゼントをいただき、にこやかにプレゼンしてくれました。
【第10回 甲南大学書評対決】 湊かなえ著 『告白』

 

 

続きまして西村先生の2ターン目。情報があふれかえる現代、それらをどのように活用してどう考えるかが重要だ、と語ってくれました。
【第10回 甲南大学書評対決】 外山滋比古著 『新版 知的創造のヒント』

 

 

女子ラクロス部チーム最後は岩田眞穂さん。大の伊坂幸太郎ファンという岩田さん、紀伊国屋書店限定ジャケットの本を持参し、気合の入ったプレゼンでした。
【第10回 甲南大学書評対決】 伊坂幸太郎著 『ペッパーズ・ゴースト』

 

 

 

そして西村先生の最後のプレゼンは、なんと漫画!しかも東京から担当編集さんが来場されて、直接先生に応援メッセージを送ってくださいました。その熱量に応えるように先生も熱のこもったプレゼンで、またしても時間オーバーです。

【第10回 甲南大学書評対決】 伊藤 美奈子監、双葉 陽マンガ、はぴふるガール編集部編 『わたしもHappy みんなもHappy【ハピかわ】こころのルール』

 

 

今回も本当に素晴らしいプレゼン対決となり、観客のみなさんも大盛り上がりでした!

 

以上のプレゼン対決で、女子ラクロス部チームが勝利しました!
🎉おめでとうございます🎉

西村先生は負けてしまったけれど、学生さんたちの見事なプレゼンにちょっと嬉しそうでした。

 

そして今回は10回記念ということで、まだまだ企画は終わりません。なんと、ジャンケン大会で勝ち残った3人に、今回紹介された本6冊全部をまとめてプレゼント、という太っ腹企画です!本好きには堪らない企画ですね!

図書館スタッフも参加したい気持ちをグッとこらえ、勝負の行方を見守ります。女子ラクロス部チームも壇上から参加しましたが、観客の方3名が本をゲットしました!もらった方はみんな飛び切りの笑顔でした!

 

こうして、盛況のうちに書評対決は終了しました。

最後は参加者の皆さんでパチリ。東京から来て下さった編集者さんも一緒に記念撮影です。

 紹介された本は、5/30まで売上対決を実施しています!結果は/3に発表です。ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

 書評対決は今後も年に2回開催予定です。「おもしろい本」を探しにぜひチェックしてみてください!

[藤棚ONLINE]新図書館長・平野恭平先生(経営学部)ご挨拶

図書館報『藤棚ONLINE』
新図書館長・平野恭平先生(経営学部)ご挨拶

この4月より図書館長を拝命しました経営学部の平野恭平です。
新入生のみなさん,大学生活にもう慣れましたか?
在学生のみなさん,履修計画は大丈夫ですか?課外活動や就職活動もしっかりやっていますか?
新年度が始まり,みなさんが少しでもよいスタートを切れていると嬉しいです。

私の専門は日本経済史・経営史になります。昔のことを調べるために,図書館を利用することが多いように思います。学生として教員として,大学で生活してきた中で,図書館には色々な思い出があります。学生時代の話しになりますが,書庫で古い統計データを調べていた時,閉館少し前に電気をすべて消されてしまい,携帯電話(この時はまだガラケーです)の明かりを片手に,暗闇の書庫を恐る恐る出口まで行ったことを覚えています。また,初冬のある日,本を借りに行った際,書庫で偶々指導教員と出会い,底冷えする寒い書庫にもかかわらず,数時間にもわたって立ち話をしたことも懐かしい思い出です(図書館ではお静かに!)。

特に思い出深いものとしては,知り合いの先生の情報を頼りに,図書館の蔵書の中に,今から約80年前の学生たちが残した書き込みや落書きをみつけたことです。今も昔も図書館の本に書き込みや落書きをすることはタブーですが,当時の学生たちの感情が発露された書き込みや落書きには,私を惹き付ける魔力があったようで,夢中になって探し,読み,その意味を考えました。そのうちに研究対象として取り上げることができないかと考えるようになりましたが,これまでそのようなものを取り上げたことのなかった私には,書き込みや落書きをどのように処理してよいのか,どのように分析すればよいのか,まったくの手探りでした。

その時に,私にヒントをくれたのが図書館でした。とにかく落書きなどに関係する本はないかと検索し,色々な本を読み,今回ご紹介する2冊の本に辿り着きました。1冊は三上喜孝著『落書きに歴史をよむ』(吉川弘文館,2014年)で,もう1冊は本村凌二著『ポンペイ・グラフィティ 落書きに刻むローマ人の素顔』(中央公論社,1996年)です。この2冊は,中近世と古代,日本とイタリア,まったく違う時代と地域を扱った本ですが,共通しているのは,落書きから当時の人々の生活や心情を読み取ろうとする視点です。

時代と地域の異なる人々の落書きとその考察を読みながら,落書きも史料になるのか,こういった読み方や分析もできるのかと考えさせられました。前者の本には,「落書きは,人間の意識の最も深い部分をさらけ出すのである。文書や記録では,絶対にうかがい知ることのできない世界が,落書きにはあるのだ。これを読み解くことで,私たちは過去に生きた人々の,意識の深い部分にまで,思いを致すことができる」(229頁)とあり,後者の本では,「落書きというものの面白さは,上層民のみならず下層民の実態にふれることができるところにある。むしろ,底辺にいる民衆のあけすけな声こそがそこから聞こえてくる」(219頁)とありました。自分の専門分野とは異なる本でしたが,どうすればよいのか悩んでいる,迷っている私には,十分な手掛かりとなるものであり,研究を後押ししてくれるようにも感じました。どちらも甲南大学図書館に所蔵されていますので,興味があれば気楽な気持ちで読んでみてください。昔の人々の生活や考えや心情などが落書きから伝わってきますし,意外と今も昔もヒトとは同じものなのかと思ってしまいます。

現代社会では,情報はインターネットで容易に手に入ります。本や論文もどんどん電子化されて,スマホやタブレットやPCで読めるようになっています。便利なことはよいのですが,たまに図書館や本屋さんでお目当て以外の本にも手を伸ばしてみて,意外な本と出合うのも楽しいものです。みなさんもぜひ図書館に足を運び,色々な本に出会い,知識や感性を豊かにしてもらいたいと思います。図書館が快適な知の空間であり続けれるように取り組んでいきたいと思います。

参考情報として,ポンペイの落書きについては,2022年に本村凌二著『古代ポンペイの日常生活 「落書き」でよみがえるローマ人』(祥伝社)も刊行されています。


【図書館事務室より】
 藤棚ONLINE2025年度第1号は、今年度新たに図書館長に就任されました経営学部教授・平野恭平先生よりご挨拶いただきました。図書館の本への落書きや付箋貼付は先生の仰る通りタブー(ダメ絶対!)ですが、著名人が自著にメモ書きを残した本などは、昨年本学デジタルアーカイブで公開した九鬼周造手拓本のように重要な研究資料となったりします。紹介いただいた本はどれも図書館で借りることができますので、ぜひ図書館にお寄りの際は借りて読んでみてください!
 図書館では、HPだけでなくX(Twitter)やこのブログでも情報発信していますので、定期的にチェックしてみてくださいね。学生の皆さんのご利用をお待ちしています。

50冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

2025年3月18日に『多読チャレンジ』50冊を達成されました!

匿名 文学部 4年次生

 チャレンジノートの充実した内容から、終始、楽しみながら多読に取り組んでいることが
伝わってきました。このチャレンジをきっかけに、英語に親しみ、この先も英語との繋がりを
持ち続けてほしいと思います!

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.今回読んだ本の中で、お勧めしたいお気に入りの本を教えてください。

A.Who HQシリーズの本。
 物語の本は名詞など知らない単語が多く出てきたり、キャラクターを整理しながら読むのが大変だったりと個人的には苦手です。
 Who HQシリーズは、人物などの説明が中心なので、勉強時に読んで、慣れている英語で比較的読みやすく、また知らなかったことを知ることができるのでオススメです。本が薄く、イラストが豊富な点でも、読みやすいと思います。

Q.50冊に達成したご感想、語学学習室へのご要望などありましたら、ご自由にお書きください。

A.50冊の達成は難しいと思っていましたが、始めてみると通学中に少しずつ読めて楽しかった
です。洋書というだけでハードルが高いと感じて、取り組むのが遅くなりましたが、もっと早くから始めておけばよかったと思います。
 様々なレベルの洋書を気軽に読める場所はあまりないと思うので、語学学習室が大学にあるのは、ありがたいことだなぁと思います。


 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

☆2024年度から、継続しやすい新ルールになりました!
 いつからでも参加できますので、ぜひチャレンジしてみてください!

KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『未知の場所に踏み込む人へ向けたナビゲーションプロジェクト』

行ったことがない場所に行くときは、ちょっとした勇気が必要ですよね。ルートを調べるだけでなく、どんな場所か見ておけるという点でも、地図アプリは便利です。
普段はポートアイランドキャンパスに通っているフロンティアサイエンス学部3年生の島村大地さんが、甲南大学図書館をGoogleMapに搭載してくれました。
「春から甲南」の皆様も、「改めて甲南」の皆様も、ご体験ください。

 新入生になったとき、まずはどこに何があるかを把握しなければならないのは必須である。自分も岡本キャンパスにて授業がある際に、何号館がどこにあるのかが分からず迷ってしまったこともあった。迷いそうなときには、GoogleMapなどの地図アプリケーションを使用するが、これを図書館内でも使えるようにすることによって、はじめて訪れるときでも図書館内部の地形把握ができ、上級生になった際でも、新たな発見につながるのではないかと考えた。
 先ずは、地形の整理から行った。図書館の職員さんと打ち合わせをして、撮影する階や各階のどこまで映すか等を決めていった。特に、撮影枚数は多くとりすぎるとマップ上での操作に影響が出るため、適切な枚数になるようにした。
 次に撮影は、許可を得て、人がいない閉館日に行った。撮影者自身が映り込み過ぎず、適切な高さを維持しながら撮影することに気を付けた。 撮影当日は雨模様だったこともあるが、公園等の屋外での撮影とは違い、光の加減に注意しなければならなかった。
 ぼかしを入れたり撮影者を消すなど、写真を加工し、GoThruというツールで撮影位置情報を確認しながら写真を配置していった。この作業が一番難所であり、位置が変わると 1階 なのに2階の景色が見えたりしてしまう。写真から写真をつなげる際に階層から逸れないように設定を加えたり、そういったことを一つ一つ行うのが少々大変だった。方角についてもGoogle Mapsでは一つ一つ設定しなければいけないため慎重にかつ丁寧に行うのがまた大変だった。
 こうして完成したものを実際にアップロードし、都度ぼかしを入れたり等の修正を行い完成させた。今後は、キャンパスごとに利便性向上のための写真撮影等を行い、それらで培った経験を活かして、社会で各々利用者に向けた情報提供を行いたいと感じた。

フロンティアサイエンス学部 島村大地

25冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

2025年1月29日に『多読チャレンジ』25冊を達成されました!

匿名 文学部 人間科学科 4年次生

 達成後も続けて読まれているので、50冊も目前のようです。また、本棚を見ることに楽しさを感じているとの言葉を受けて、スタッフも喜んでいます!これからも自分のペースを守りながら楽しく読み続けられることを願っています。

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.『多読チャレンジ』に挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?

A.留学を希望していたので、良い英語の勉強になると考えたため。

Q.25冊を達成した感想をお聞かせください。

A.25冊を読むだけでも大変だった。しかし、大学生になるまでは洋書を読んだことがなかったので達成感があった。

Q.チャレンジする本はどのように選びましたか?

A.理解しやすそうな本。物語でない本。物語の場合は、極力知っているものを選んだ。

Q.『多読チャレンジ』のこれからの目標などがあれば、お書きください。

A.50冊をめざしたい。レベル5・6の本を読破したい。

Q.語学学習室や図書館について、ご意見・ご要望など、ご自由にお書きください。

A.きれいな館内かつ、本の並びも整っているので、読書をしたいと思える空間だと思います。
  本棚を見て回るのも楽しいです。いつもありがとうございます。


 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

☆2024年度から、継続しやすい新ルールになりました!
 いつからでも参加できますので、ぜひチャレンジしてみてください!