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富樫 公一(文学部)『トラウマと倫理 : 精神分析と哲学の対話から 』

<教員自著紹介>

人が苦悩するとき、心が傷つくとき、その心は一人の個人の中にだけあるのでしょうか。人は社会の中で生き、歴史の中に存在し、文化とともに自らを知っていきます。いわゆる「心理学」は心が単体でそこに存在する何かのシステムのように扱ってきました。確かにそのような考え方は一見わかりやすいでしょう。

しかし、心の問題に向き合う臨床家は、目の前の患者の苦悩や悲しみが、社会、歴史、文化の中でどのように作られていくのかを見ることなく、その想いに寄り添うことができるでしょうか。そのように心を見ることなく、自らもまた有限で、傷つきやすい臨床家自身の想いを大切にすることができるでしょうか。

本書は、そのような考えを共有する日米の分析家が行ったトラウマと心の傷つきやすさに関する講演録です。

■『トラウマと倫理 : 精神分析と哲学の対話から
■  富樫 公一[編著・監訳],    岩崎学術出版社 , 2019年10月
■ 請求記号 146.1//2382
■ 配架場所図書館   1F 教員著作
■ 著者所属   富樫  公一(文学部 )


トライやるウィーク体験活動中!

 10/28(月)~11/1(金)までの5日間、神戸市立本山南中学校2年生3名がトライやるウィーク として図書館業務を体験中です。
  図書館カウンターでの貸出・返却、雑誌館での出納等のサービス業務、目録・受入や除籍等のバックヤード業務を体験します。

トライやるウィーク活動中1

 ブックカバーや本のレビューを作成し、展示も行いました。
 いずれの業務においても3人がそれぞれフォローし合いながら“ワンチーム”になって作業を行っています。初々しくも真剣に作業を行う中学校2年生3名を見て、スタッフも初心にかえります。
 中学生が作成したブックカバーは図書館1Fカウンター前で提供しています。レビューは図書館2F中山文庫コーナーと語学学習室に展示しています。

トライやるウィーク活動中2

[藤棚ONLINE] 経営学部・北居 明 先生推薦本『ティール組織 : マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』

図書館報『藤棚ONLINE』
北居 明 先生(経営学部) 推薦

 「我々が『マネジメント』と呼んでいるものは、その大半が人々を働きにくくさせる要素で成り立っている」と述べたのは、近代経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーです。たしかに、権限命令関係をはっきりさせるための階層は、人々の自主性を阻害することも多いです。計画どおり活動を進めるためのPDCAサイクルは、そのサイクルを回すこと自体が目的化し、仕事を増やす結果になることもしばしばです。「だって多くの会社が実際にそうやってるじゃないか」とか、「教科書にはそう書いてあるじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、メンバーが自主性と創造性を最大限発揮し、互いがもっと協働できる経営のかたちは、他にもあるかもしれません。
 今回ご紹介する「ティール組織」は、これまでの経営の在り方を覆すような、様々な具体例が示されています。著者のフレデリック・ラルーは、コンサルティング会社勤務後、2年半にわたって新しい組織モデルの調査を行い、先進的な経営を行っている12社を抽出し、それらの経営の在り方を「進化型(ティール)組織」と名付けました。ティール組織では、管理職はいませんし、公式の組織図もありません。勤務時間を管理するためのタイムカードもない会社もあります。ティール組織の特徴は、徹底した自主管理、全体性、そして存在目的です。それぞれについてごく簡単に説明すると、自主管理は、プロジェクト型の組織で進められ、新たな人の採用も、人事部ではなく、このプロジェクト組織の裁量で決定します。もっと言えば、給料や転勤も自主申告で決めることができます(ただし、助言システムを通す必要があります)。全体性は、人々が職場でもっと「自分らしさ」を発揮することです。存在目的は、エゴにとらわれず、「何のための人生なのか」、「組織や仕事の本当の意味は何なのか」を常に考え続けることです。したがって、ティール組織では、普通の企業が重視する利益、成長、ライバルに対する勝利は目的ではなく、副産物であると明確に位置づけられています。そのため、経営戦略論でしばしば教えられているSWOT(自社の強みと弱み、環境の機会と脅威)分析なども行われないと言われています。このような組織で働くことができれば、私たちはもっと自分らしく、仕事に生きがいをもって打ち込むことができるかもしれません(現在の『働き方改革』は、仕事は労苦であると暗黙の裡に仮定しているようなところがあるように思います)。
 ティール組織は、世界中の組織の中ではほんのごく一部なので、学生の皆さんが将来働く組織は、ティール組織ではない可能性の方が大きいでしょう。ただし、それを当たり前にせず、自分たちが直面している現実は多くの可能性の一部であることを意識できる一冊と思います。


語学学習室で、展示中です!!

 図書館エントランス新着図書棚と語学学習室のレビュー棚では、『Pearson English Readers』の展示を行っています!
 展示中の本も貸出できるので、英語の講義で利用される学生や、「何を読もうかなぁ?」と迷っている多読チャレンジャーの方も、ぜひ参考にしてください。
 多読チャレンジャーも募集しています。興味のある方は、図書館1Fカウンターへお越しください。
 ※『Pearson English Readers 』は『Penguin Readers』 からブランド変更した新しい多読リーダーシリーズです。


2019年度 第2回ブックハンティングツアーを行いました!

2019年10月4日(金)、ジュンク堂書店 大阪本店において、学生と図書館職員による今年度最終のブックハンティングツアーを行いました。当日は、図書館に置きたい本を書棚から選び、ハンディーターミナルを使って裏表紙に記載されたISBN(バーコード)をスキャンして選書を行いました。

今回は1名の学生に参加いただきました! 次年度も春から秋にかけて数回の実施を予定していますので、希望される方は参加してみてください。

 

参加された学生さんの感想です

**文学部 金澤 舞奈さん**

選書をするのは、やっぱり難しいものです。初めて経験したときは、大学図書館に所蔵するに相応しい本を選ぶことの難しさがありました。選書するのに慣れてきたころには、学生が必要としている本を選ぶことの難しさがありました。このツアーに何度参加しても、選書するのが簡単になるなんてことはありませんでした。けれども、だからこそ、やりがいがあると感じました。
選んだ本が一人でも多くの学生のためになることを願っています。

 

 


10月22日は即位礼正殿の儀の行われる日です。

 10月22日は、5月1日と同じく、今年だけの祝日となります。
 5月1日は即位の日、10月22日は即位礼正殿の儀が行われる日であり、皆でお祝いしましょうということで法律で祝日となることが決まったからです。
 でも、即位のことや天皇陛下の神事について深く知る機会ってなかなかないかもしれません。そこで、即位の儀とはどういったものなのか、過去にはどんな様子であったのか、様々な資料を図書館エントランスに展示しました。
 この機会にぜひお立ち寄りください。