投稿者「図書館」のアーカイブ

北川恵(文学部)『アタッチメントを学ぼう : エピソードでつなぐ関係性の理解と支援』

■『アタッチメントを学ぼう : エピソードでつなぐ関係性の理解と支援
日本評論社 , 2025.4
■ 請求記号 143//2143
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 北川恵(文学部)著

<自著紹介>
自分だけでは対処できない危機や怖れに際して、信頼できる他者との関係を通して安全と安心を得ようとする「アタッチメント」は基本的欲求です。「助けて」とまっすぐに言いにくいときでも、気にかけて寄り添ってくれる人がいると支えられます。生涯にわたるアタッチメントの研究知見をわかりやすく伝えるとともに、その視点を支援の現場や日常生活に応用するために、多くのエピソードを添えて解説しています。

戸邉優美(文学部)『特別展 : はたらく装いのフォークロア』

■『特別展 : はたらく装いのフォークロア
埼玉県立歴史と民俗の博物館 , 2025.3
■ 請求記号 383.1//2133
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 埼玉県立歴史と民俗の博物館編集(戸邉優美(文学部))

<自著紹介>
はたらくことは、生きること。四方を海に囲まれ、豊かな山林や肥沃な大地に抱かれた日本では、人々は様々な環境で農耕、狩猟、漁撈などに励んできました。その際に身に着けた衣服や用具からは、はたらくための実用的な工夫や美意識を見ることができます。
この本は、令和7年に埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催した特別展「はたらく装いのフォークロア」の展示図録で、「田畑×仕事着」「山×仕事着」「海×仕事着」「仕事×晴れ着」の4つの切り口から、国指定重要有形民俗文化財を中心とした実際の資料をとおして、各地に伝えられてきたはたらく装いについて紹介しています。仕事着のことはもちろん、たくさんの民俗資料を博物館が収集保管することの意義についても考えてもらえると嬉しいです。

田野大輔(文学部)『ファシズムの教室 : なぜ集団は暴走するのか』

■『ファシズムの教室 : なぜ集団は暴走するのか
朝日新聞出版 , 2025.4
■ ISBN  9784022621122

■ 請求記号 SB311/TA
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 田野大輔(文学部)著

<自著紹介>
ファシズムは過去の歴史、特殊な国の出来事ではなく、今日でもヘイトスピーチやいじめ、ネットリンチなどといった形で生きています。そうしたファシズムの仕組みを学ぶために、甲南大学の授業の一環として2010年から2019年まで10年にわたって実施したのが「ファシズムの体験学習」で、本書はこの実習の内容をまとめたものです。約250人の参加者はナチス式の敬礼や行進を行い、学内のリア充カップルを糾弾するよう指示されますが、しだいに集団で行動することへの誇りや一体感を覚え、上からの指示で攻撃的な行動をとることに躊躇がなくなり、周囲に合わせて指示に従うことを正しいことと考えるようになります。集団が暴走して攻撃性を強めていくファシズムの危険性を、本書から学んでいただければ幸いです。

関めぐみ(文学部)『「女子マネージャー」の社会学』

■『「女子マネージャー」の社会学
左右社 , 2025.2
■ ISBN  9784865284546

■ 請求記号 780.13//2070
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 関めぐみ(文学部)著

<自著紹介>
大学運動部の学生スタッフたちが、日々何をしているのか知っていますか?おそらく、みなさんが想像する「女子マネージャー」以上の活動/仕事/労働(ワーク)をしています。そして、それにも関わらず、選手と対等な関係になれていない場合があります。本書では、67人の大学アメリカンフットボール部の学生スタッフの声を聴き、大学運動部の在り方について考えました。

関めぐみ(文学部)『どうして「体育嫌い」なんだろう : ジェンダー・セクシュアリティの視点が照らす体育の未来』

■『どうして「体育嫌い」なんだろう : ジェンダー・セクシュアリティの視点が照らす体育の未来
大修館書店 , 2025.2
■ ISBN  9784469269994

■ 請求記号 375.49//2034
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 関めぐみ(文学部)著

<自著紹介>
みなさんは、体育が好きですか?嫌いですか?
本書では、「体育嫌い」の人の声を聴き、「体育の当たり前」をジェンダー・セクシュアリティの視点から問い直しました。女性、男性、LGBTQ+の人たちは、体育をどのように経験しているのでしょうか。体育の目的は、「うまくなること」なのでしょうか。この本を通じて、「誰ひとり置き去りにしない体育」の未来を考えてもらえると嬉しいです。

【結果発表】第10回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

 

売上対決は19:25で西村先生の勝利です!おめでとうございます!

売り上げ冊数TOP3は下記のとおりです。

1位・・・外山滋比古『知的創造のヒント
2位・・・ハン・ガン『すべての、白いものたちの
3位・・・伊坂幸太郎ペッパーズ・ゴースト

すべて図書館に所蔵がありますので、気になった方はぜひ読んでみてください。

 


 

甲南大学生協の書籍部にて、第10回 甲南大学書評対決  実施中です。

書評対決とは・・・甲南学園および甲南大学の教職員と学生団体がそれぞれ”おすすめの3冊”の書評を執筆・発表し、BOOKCAFE(iCommons4階)、Books&Support(学友会館北館)、The CUBE SHOP(西宮キャンパス)、FIRST SHOP(ポートアイランドキャンパス)で展示販売し、その売上冊数によって勝敗を競う企画です

今回は、女子ラクロス部4年生 友金 春日さん、田渕 晴さん、岩田 眞穂さんと、経営学部教授で女子ラクロス部の顧問でもある西村 順二先生の対決です!

 

前哨戦として4月23日(水)に本のプレゼン対決が行われました!今回は最後にお楽しみ企画も待っています!

まず、女子ラクロス部の紹介VTRが流され、皆さんが意気込みを述べますが、試合とは勝手が違うのか、少し表情が硬いです。

 

それでは、早速プレゼンスタートです!

 

女子ラクロス部チーム1人目は主将の友金春日さん。著者の木下半太さんからエールをいただき、主将らしく堂々とプレゼンしてくれました!
【第10回 甲南大学書評対決】 木下半太著 『鈴木ごっこ』

 

 

続いては西村順二先生。先生は女子ラクロス部の顧問ということで、彼女たちに勝ってもらいたいんだけど、という複雑な境地を述べられました。が、始まってみると時間をオーバーするほど熱いプレゼンでした。
【第10回 甲南大学書評対決】 ハン・ガン著 『すべての、白いものたちの』

 

 

 

女子ラクロス部2人目は田渕晴さん。双葉社さんからサプライズでプレゼントをいただき、にこやかにプレゼンしてくれました。
【第10回 甲南大学書評対決】 湊かなえ著 『告白』

 

 

続きまして西村先生の2ターン目。情報があふれかえる現代、それらをどのように活用してどう考えるかが重要だ、と語ってくれました。
【第10回 甲南大学書評対決】 外山滋比古著 『新版 知的創造のヒント』

 

 

女子ラクロス部チーム最後は岩田眞穂さん。大の伊坂幸太郎ファンという岩田さん、紀伊国屋書店限定ジャケットの本を持参し、気合の入ったプレゼンでした。
【第10回 甲南大学書評対決】 伊坂幸太郎著 『ペッパーズ・ゴースト』

 

 

 

そして西村先生の最後のプレゼンは、なんと漫画!しかも東京から担当編集さんが来場されて、直接先生に応援メッセージを送ってくださいました。その熱量に応えるように先生も熱のこもったプレゼンで、またしても時間オーバーです。

【第10回 甲南大学書評対決】 伊藤 美奈子監、双葉 陽マンガ、はぴふるガール編集部編 『わたしもHappy みんなもHappy【ハピかわ】こころのルール』

 

 

今回も本当に素晴らしいプレゼン対決となり、観客のみなさんも大盛り上がりでした!

 

以上のプレゼン対決で、女子ラクロス部チームが勝利しました!
🎉おめでとうございます🎉

西村先生は負けてしまったけれど、学生さんたちの見事なプレゼンにちょっと嬉しそうでした。

 

そして今回は10回記念ということで、まだまだ企画は終わりません。なんと、ジャンケン大会で勝ち残った3人に、今回紹介された本6冊全部をまとめてプレゼント、という太っ腹企画です!本好きには堪らない企画ですね!

図書館スタッフも参加したい気持ちをグッとこらえ、勝負の行方を見守ります。女子ラクロス部チームも壇上から参加しましたが、観客の方3名が本をゲットしました!もらった方はみんな飛び切りの笑顔でした!

 

こうして、盛況のうちに書評対決は終了しました。

最後は参加者の皆さんでパチリ。東京から来て下さった編集者さんも一緒に記念撮影です。

 紹介された本は、5/30まで売上対決を実施しています!結果は/3に発表です。ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

 書評対決は今後も年に2回開催予定です。「おもしろい本」を探しにぜひチェックしてみてください!