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ライブラリサーティフィケイト学生企画『本のたからさがし』を開催中!

現在、図書館入館ゲート入ってすぐのところで、KONAN ライブラリ サーティフィケイトの1級要件である企画として、『本のたからさがし』を開催中です。

可愛いブックカバーで隠れている本。借りて、中を開いてみないと何の本かわからない、ワクワク感。思いがけない本との出会いが出来ますよ。

この企画は1月下旬まで開催しておりますので、図書館にお立ち寄りの際はぜひ一冊選んでみてください。

 

展示風景

 

 

 

 

 


アンドロイド司書が図書館で活躍中です!

 甲南大学図書館、2階ヘルプデスクの受付にはアンドロイドロボットがいます。愛称は「アンさん」。業務は図書館職員のサポートです。知能情報学部の梅谷研究室に属し、菊地智也さん(知能情報学部4年)と梅谷智弘先生(知能情報学部准教授)が研究開発しています。
― 普段、どのような仕事をしているのでしょうか。
 図書館職員は書架の整理、新しい資料の受入、利用者から依頼された調べものなど、日々多くの業務をこなしています。そのため、カウンターに在席できないときがあります。利用者は相談・質問に対応してもらえず、不便に感じるでしょう。そんなとき、「アンさん」の出番です。「アンさん」が受付にいれば、職員がいないときでも、遠隔で利用者の相談・質問に対応できます。
― では、「アンさん」はどのように動いているのでしょうか。
 目にカメラ、耳に集音マイクが組み込まれており、タブレット端末を通して事務室の職員とコミュニケーションができるシステムになっています。
 このシステムの開発者である菊地さんにインタビューしました。

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図書館アンドロイド
アンさん(左)と菊地さん(右)

図書館:「アンさん」が図書館に着任されてから数年が経つのですが、今年はこれまでにない進化をしています。開発者の視点から、どのように変わったのかを教えてください。

菊地さん:図書館の職員さんに業務内容を伺い、回線切断や機能の不便さなどの問題が多くあった従来のSkypeを用いたシステムを考え直し、1から開発しなおしました。実際の業務で利用されるということで、できるだけ操作を簡単にして、操作方法を覚える必要が無いように工夫しています。また、100発100中で動くなど、安定して長時間運用ができるようにしました。これらの機能を業務上で職員さんが簡単に使用するためには、バッチファイルプログラムというまだ知らないプログラムも必要だったのですが、梅谷先生にご教授していただいて挑戦することができました。システム全体としては、自分が使用した時に使いやすいと思えるような操作方法、画面設定を心掛けて開発するようにしています。

図書館:実際、Skypeより使い勝手がよいと感じるのですが、そこにはどんな工夫があるのですか。

菊地さん:Skypeを使ったことがないので答えにくいですが、Skypeを使うと外部に端末情報や音声を送信することになります。このシステムは外部を通さないので、映像や音声の遅延が少ないということだけでなく、業務上の情報が流出しにくいです。誰が作ったかも分からないシステムではなく、作っている人が身近にいるので、使用上の問題点や改良点が気軽に言えて、安心して使えることも利点でしょうか。例えば、片方のデバイスの接続ボタンを押すだけで2つの端末間の接続ができるなど、業務上で操作がしやすいようにしています。操作説明書を用意するだけでなく、画面を下にスクロールしたところにも操作説明やこれからやろうとしているアップデート内容を表示して見られるようにしました。

図書館:「仕事」がしやすいように考えていただいているのですね。操作画面には他にどんな工夫があるのですか。

菊地さん:色合いはできるだけ甲南大学のイメージカラーに寄せたのですが、それだけでなく、業務中に画面を見ていて目がチカチカしないように、あまり疲れないような優しい色合いで、かつ、お洒落さを心がけました。カメラに関して、自分側は小さく、相手側を見やすいように大きくしています。

図書館:なるほど。確かに、画面いっぱいのカメラの映像が一日中隣にあると目がチカチカしてしまいます。ちょうどいい大きさになっているのですね。

菊地さん:ボタンの色合いについても疲れないような色合いを心掛けています。ボタンを押したかどうかの判定で、ボタンを押したときに少し沈むような動きを加えて分かりやすく、気軽に押しやすいボタンにしました。位置も画面の左端から数cmのところに配置しています。右利きの方向けにはなりますが、右手で作業しながら左手で操作しやすいようなボタン配置となっています。文字のフォントもできるだけ優しい雰囲気のフォントにしました。

カウンターでアンさんに相談 (左) 、新システムで対応(事務室内)(右)

図書館:それで「使いやすい」と感じるのですね。

菊地さん:普段の業務中には、事務室での話し声を拾わないようにして欲しいというご希望でしたので、マイクのミュート、カメラのミュートができるようにし、ミュート状態かどうかを分かりやすく表示しました。カメラもミュートにできるようにしたのは、図書館の職員さんが利用中に別のところで顔が映り続けているのは恥ずかしいと話されたのを伺ったからです。

図書館:そんな話まで拾っていただいて、ありがとうございます。開発には苦労も多かったと思います。

菊地さん:プログラムが動かないといった失敗を数百回繰り返し、失敗する度にその問題を見つけてその問題への対処を考えました。今では大体の不具合は分かるようになってきました。正式にこうすれば良いという答えがなく、世の中には答えの種類も多いので色々な技術を見ながら模索して、システムの環境に一番合う答えを探して応用させています。試行錯誤の結果、サーバを2種類構築することになったのですが、Webサーバ自体に関する知識がほとんどなく知識を学ぶことが大変でした。開発期間は10か月程度でしたが、春休み・夏休みを返上で活動したのと、研究室の方々が誰も来ていない時期にたった1人で開発をしていたこともあり、業務で使えるようにするまでに結構大変な思いをしました。就職活動と研究活動(論文発表)も重なり、要領よくこなすことがとてもきつく苦しかったです。

図書館:裏側は想像以上に大変だったのですね。今回お話を伺って、「使いやすい」システムは、開発者の知識と経験と創意工夫と、たくさんの努力に支えられていることがよく分かりました。大事に楽しんで使わせて頂きます。ありがとうございます。

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 「アンさん」は、コミュニケーションした内容を使い、日々の業務を学習できるよう、さらに進化しています。利用者がどのような相談をするのか、それに対して職員はどう対応するかなどを、「アンさん」自身が学んでいくようになるのです。いつか、自動で利用者の相談・質問に対応する日も来るかもしれません。

 菊地さんは「これをきっかけにロボット研究を知ってもらいたい。これからも人に役立つロボットをつくっていきたい」と抱負を述べています。また、梅谷先生からも、「現在、人工知能(拡張知能)の機能を搭載し、図書館の「知」につながるロボットシステムを開発しています。今座っているリファレンスカウンターで、図書館の専門職員さんや利用者の方に長期間使っていただけるシステムを目指しています。」と、今後の発展についてお話し頂いています。

 「アンさん」は利用者だけではなく職員にも非常に便利で役立つロボットです。甲南大学図書館を訪れたときは、ぜひ話しかけて、研究に参加してみませんか。

★アンドロイド・ロボットは、KONANプレミア・プロジェクトの「KONAN AIロボット学びプロジェクト(知能情報学部)」の一環で開発しています。
また、この記事は、「KONANライブラリ サーティフィケイト」参加者の学生Kさんと作成しました。

>>知能情報学部ロボティクス研究室(梅谷研究室)はこちら


『週刊読書人』に、文学部・金澤舞奈さんの書評が掲載されました!

文学部歴史文化学科3年生、金澤舞奈さん(KONAN ライブラリーサーティフィケイト2級保持者)の書評が、2018年11月23日発行の『週刊読書人』(第3266号)に掲載されました!
金澤さんが評されたのは、J.K.ユイスマンスの『さかしま』です。週刊読書人ウェブでも、金澤さんの書評を読むことができます。
https://dokushojin.com/article.html?i=461

甲南大学図書館には、金澤さんがご紹介された河出書房の文庫版はありませんが、「さかしま」は所蔵しています。
 ユイスマン著;渋沢龍彦訳 
 『さかしま』 (世界異端の文学4)
  図書館3階書庫一般 953.7//96
読みたくなった方は、図書館2階カウンターで利用を申し込んでください。

『週刊読書人』は、書評専門の週刊新聞です。
日々出版される数多くの本の中から、各分野のプロの読み手が選りすぐった本の書評が掲載されています。
この『週刊読書人』には、全国の大学生が推薦する本の書評を書く「書評キャンパス」というコーナーがあります。大学生が投稿した書評を週刊読書人の編集者が丁寧にかつ厳しく校正した上で掲載されるコーナーです。文章力を身に着けたい大学生にとても人気があるのですが、週刊紙であるために、紙面には毎週1名しか掲載されません。
金澤さんは、KONAN ライブラリーサーティフィケイトで磨いた実力を発揮し、見事、紙面掲載を獲得されました!

『週刊読書人』の「書評キャンパス」に自分も応募してみたい、という方は、図書館2階ヘルプデスクにご相談ください。
また、『週刊読書人』には、全国の学生が薦める本、多様な分野の専門家が薦める本が多数紹介されています。これから読む本を探している方も、是非ご参照ください。
週刊読書人 https://dokushojin.com/


理工学部 林 慶一先生へのインタビュー

理工学部 2年生 村上一寿さんが、理工学部の林 慶一先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

  • 本はよく読みますか。
     研究に関連してよく読みます。

  • どんな本を主に読みますか。
     自然災害、地形、地質、理科教育です。

  • 本のよい読み方は何だと思いますか。
     自分の知識の中に、新しく知ったことを組み込むつもりで読みます。

  • おすすめの本は何ですか。
     『シリーズ 日本の歴史災害 全6巻』です。
     実際に災害に巻き込まれた方々の生々しい体験が、テレビ等のインタビューとは
     比べ物にならないくらい具体的に描かれていて、自分が体験したに近いものが得
     られます。

  • 地学に関心を持ったきっかけは何ですか。
     高校時代の地学の授業で、今の自然界にはとっても長い歴史があり、
     それを研究する分野があることを知ったことです。

  • 逆に、人に何かを伝えるときに大事だと思うこと、意識していることは何ですか。
     自分がまず十分納得できるまで理解していること、そのうえで相手に合わせた
     表現で易しく話すことです。

  • 地学分野の研究・講義に加えて理科教育を専門とされていますが、理科教育において重要だと考えることは何ですか。
     理科の先生に不足しているのは、自然の事物・現象への興味・関心と、
     その結果身についてくる知識だと思います。この態度の上に教える情熱が
     出てくればたいていはうまくいくと思います。

  • インタビューの所感
     お忙しい中でも、インタビューに答えていただけて嬉しかったです。
     インタビューの答えから、普段の講義がとても分かりやすいことの理由が
     分かった気がします。

 <林 慶一先生おすすめの本>
 『シリーズ 日本の歴史災害 全6巻』 古今書院
 

 
 

 

 

 

(インタビュアー:理工学部 2年 村上一寿)


平川 新 『戦国日本と大航海時代』

  法学部 1年生 匿名さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

書名:戦国日本と大航海時代

著者:平川 新

出版社:中公新書

出版年:2018年

私が今回おすすめする理由は、戦国時代の武将たちが、当時ヨーロッパ諸国で盛んに行われていた新大陸発見と布教をどのようにして切り抜けていったかということが丁寧に書かれているからである。

今まで日本史か世界史どちらかの事しか書かれていない本ばかりであったが、本書は日本の戦国武将の視点から海外を見た内容が丁寧に書かれており、高校で日本史・世界史のどちらかだけしか学んでいない人に強く薦めたい。

特に私が興味を惹かれた部分は、伊達政宗が徳川家康の意向に反してキリスト教を広めようとしていたスペインと友好関係を築き、積極的に貿易をしようとしていたという解説である。なぜ、天下統一を成し遂げた強力な武士徳川家康に対して政宗はこのような大胆な政策を進めることができたのか、また、家康はどうしてここまでキリスト教を弾圧しようとしていたのかといったような鎖国に関するたくさんの疑問を丁寧に解説してあるので、今まで歴史を縄文時代から最後まで学んだけれどももう少し歴史を詳しく学びたいと思った人に特に薦めたい1冊である。

しかし、本書の最大の欠点は作者が日本史の専門家であるために、世界史の内容があまり盛り込まれていないというところである。本書の構成は、第1章でヨーロッパの大航海時代の大まかな解説があり、後の章でそれぞれの戦国武将の行った政策と対外関係について書かれているのだが、物語の中心がほとんど日本から見た視点で書かれているため世界史しか学んでいなかった人が読むとなると少し分かりにくい内容となってしまっている点が少し残念であった。

そのため、歴史の教科書を読みながら本書を読み進めていくと非常に理解しやすくなると思う。私は本を読むときには予備知識などいらないと思っていたのだが、今回の読書を終えて予備知識が必要な本があるということを知ることができた。
また、そうすることによって本の内容が頭に入ってきやすくなるということを実感することができたので、とても有意義な時間を過ごすことができた。


9/7(金)古い洋雑誌の補強作業を行いました。

 9/7(金)、KONAN ライブラリ サーティフィケイトにエントリーしている学生さん3名が、5号館地下1階の雑誌館にある古い洋雑誌の補強作業のボランティアに参加してくれました。
 当日、学生さんに「まず古い洋雑誌がなぜ歪むのか、それは当時使われていた酸性紙の劣化が早く、長い年月でしなやかさがなくなり、重みで雑誌が歪むと紙がやぶれてしまうからです。これ以上の劣化を防ぐ為、長期の保存も可能な厚い中性紙の紙で帯状に雑誌を巻くことで、資料の寿命を伸ばします。」と簡単に作業内容を説明した後、雑誌館に移動しました。
 雑誌館は、通常学生は入館できません。鍵付きの雑誌館に初めて入るので、館内にどんな資料あるかということと、その資料が収納されている電動書架の使い方を説明し、実際に電動書架を動かしてもらいました。 そしていよいよ作業のはじまりです。対象となる雑誌を1冊ずつ持ってきて、皆で一緒にやってみました。

中性紙を巻く事により形くずれを防ぎます

(写真ではちょっとわかりませんが高さ30cm位の大きな雑誌です)

 

 始めは、慣れない作業で1冊当たりに時間がかってしまいましたが数をこなすうちに、皆それぞれ綺麗に早くできるようになりました。そして、約90冊の資料の補強作業が終わりました。

 

【ボランティアに参加した学生さんの感想】

○昔の資料には、今と英語の綴りが少し違っていました。又当時の広告からその時の流行や世相等を知ることが出来て良かったです。

○普段は入れない場所に入り、貴重な資料にふれて良い経験になりました。

○作業には、集中力が必要だと思いました。今回のような補強や修復をすることによって、昔の資料は残っているのだと感じました。

 参加してくださった皆さま、暑い中元気に!笑顔で!懸命に!作業をして頂き、本当にありがとうございました。お陰で、沢山の資料が生きた資料として、これからも研究に活かされていくと思います。

 ブログをご覧の皆さま! 図書館では、今後も様々なボランティアを募集予定です。ご参加お待ちしています。