5-2.教員インタビュー」カテゴリーアーカイブ

マネジメント創造学部 S先生へのインタビュー

文学部4生 Iさんが、マネジメント創造学部 S先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

―読書の頻度はどのくらいですか?

 

 専門書は毎日ではないですが、論文にないものを求めてかなりの頻度で読んでいます。娯楽の本に関しては月1~2回程度で、本を買ったら読むという感じです。ただ娯楽の本は読み始めると最後まで読まないと気が済まないので、仕事を優先してここ4、5年読めていません…。

 

 

―図書館や書店はそれぞれどのくらい利用されますか?

 

 図書館については、楽しみの本を求めて、西宮キャンパスCUBE近くのアクタ西宮にある西宮市立北口図書館を利用していました。最近は専門書を調べるために、甲南大学図書館のweb検索のみを利用しています。

 書店は月に1~2回程度利用しています。書店には、新刊に加えて2、3年前の見過ごした本がまとめて置いてあることもあって、専門書だとこの章を読んだら授業に活かせるかも?これと合わせると面白いかも?と考えながら本を探しています。

 

 

―面白そうな本の見つけ方や、手に取る決め手を教えてください。

 

 やはりタイトルと帯の面白さです。帯に関しては誰が推薦しているのかも気にしていて、例えば好きな作家さんが推している新人作家さんには興味がわきます。あとは雑誌に書かれている書評を読んだり、好きな作家さんの新刊だったら買ったりすることもあります。

 

 

―読書の魅力は何だと思いますか?

 

 「自分の知らない/知りえない人が書いたものだ」ということです。普段生活していると、自分と似たような人ばかりと知り合い交流することが多いと思います。だから、身近な人ならば、人としてどういう反応をするのか想像できてしまいます。ですが、本だと自分とは全く異なる環境で生きてこられた知らない方が、自分には理解できない「人の行動」について書いているから、驚きと感動を経験します。結果として、自分が人を深く理解できていない“事実”を改めて実感することができるわけです。実社会にいたら自分がシンパシーを感じない人とは分かり合えないけれど、そういう人も含めて書ききるという点で、そこまで人を理解している作者に凄いなぁと正直尊敬しています。

 

 

―本は紙派ですか、電子派ですか?その魅力も教えてください。

 

 紙派です。電子の魅力がそもそも実物を買わなくていいというくらいで、私の場合、本は紙じゃないと集中できない気がします。

 

 

―先生のお気に入りの本を教えてください。ジャンルや作家でも構いません。

 

好きなジャンルは経済(なかでも国際金融や国際情勢に関するもの)、ミステリー、宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズです。好きな作家は宮部みゆきさん、専門書で読んでおこうと思うのはダニ・ロドリック先生、ダロン・アセモグル先生、トマ・ピケティ先生などです。宮部みゆきさんは、予想した展開と違う方向に内容が飛んでいくという意味で一級品の作品ばかりで、凄い能力を持っている方だと尊敬しています。

楽しみで読む本の作家の作品の中では、読みやすく前向きで心が温まり、かつ、いい意味での裏切りを感じさせてくれる作品が好きです。例えば中山七里『さよならドビュッシー』、城山真一『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』、松岡圭祐『水鏡推理』シリーズがお気に入りです。

人に理解させようという意味で分かりやすいなと思える専門分野の書籍だと、フィリップ・アギヨン『創造的破壊の力: 資本主義を改革する22世紀の国富論』があります。

 

―学生の間に読んで欲しい本を教えてください。

 

 お好きなものをどうぞ!その人その人で心に響くのは違うので、「とりあえず読んでみてください」と言いたいです。どのような本でも、読んだ先に必ず何か見えてくるものがあると思います。

 

 

【感想】

 本を選ぶ時は私も帯を見て選ぶことが多いので、やはり帯から得られる情報は大きいのだなと思いました。また読書の魅力について、自分が理解できていない人を知ることができるというお話にはなるほどなぁと納得しました。たしかに自分自身が共感できないキャラクターだとしても、作家の方は最後まで書ききるので本当に凄いと思います。

 最後に、先生には急なインタビューの依頼にも関わらず快く受けてくださり、感謝申し上げます。非常に楽しく有意義なインタビューを行うことができました。素敵なお話をありがとうございました。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『さよならドビュッシー
中山七里著
■ 東京 : 宝島社 , 2010.1
■ 請求記号 913/N
■ 配架場所 図書館 . 2F中山一般

 

■『ブラック・ヴィーナス : 天才株トレーダー・二礼茜
城山真一
■ 東京 : 宝島社, 2017.2

 

■『水鏡推理
松岡圭祐
■ 東京 : 講談社, 2015.10

 

■『創造的破壊の力 : 資本主義を改革する22世紀の国富論
フィリップ・アギヨン, セリーヌ・アントニン, サイモン・ブネル著 ; 村井章子訳
■ 東京 : 東洋経済新報社 , 2022.12
■ 請求記号 332.06//2166
■ 配架場所 図書館 . 1F開架一般

 

 

(インタビュアー: 文学部4生 Iさん

文学部 髙田 実先生へのインタビュー

文学部2生 Sさんが、文学部 髙田 実先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

1, 本はよく読まれますか。

職業柄読まないといけません。読書には二つの読み方があります。一つは研究上の読書で、調査と言っていいです。もう一つは心を豊かにする読書です。これは気の向くまま関心に沿って本を手に取ります。悲しいことに、この年齢になると若い頃に読んで心ときめいたような本の読み方ができないのです。だから、若いときにこそたくさん幅広く本を読んでほしいと思います。

 

2, 書店や図書館はよく利用されますか。

大学では自分の研究室があるので、あまり図書館は使いません。書店も昔はよく行きましたが、今はあまり行きません。しかし、海外に行った時は、いつも図書館を利用しています。一日中いることもあるんですよ。特にロンドンのBritish Libraryはとても立派で勉強に集中できるので、一度訪れて見てください。ただ、残念ながら学部生はReading Roomに入れないので、外観と展示、食堂だけでも楽しんでもらいたいです。

 

3, 本や論文を探すときにどのようなツールを使いますか。

基本的には「書評」を活用します。

 

4, 学生へのおすすめ本はありますか。

井上ひさしの『吉里吉里人』と堀田善衛の『路上の人』です。

『吉里吉里人』は東北三陸の「吉里吉里」という町が国家の独立を企てて戦いを挑む物語で、「国家」とは何かを考えさせられる名著です。

『路上の人』を書いた堀田善衛は私が最も好きな作家で、若い頃にほとんどの著作を読みました。歴史とは何かを考えさせる名著の中でも、本書は「下からの歴史」の重要性に気づかせてくれます。

 

5, 図書館にまつわるエピソードを教えてください。

一番の思い出は、古いBritish Libraryのあの有名なReading Roomに座って図書に没入したことです。あれは貴重な経験でした。1997年に新しいBritish Libraryになって機能的になりましたが、個人的に雰囲気としては古いBritish Libraryが最高でした。

 

【まとめ】

髙田先生は終始和やかかつ丁寧な口調でインタビューにお答えくださり、特にロンドンのBritish Libraryについては一段と楽しそうにお話されていました。このインタビューを通して、一つ目の質問でお答え下さったように若いうちにたくさん本を読んで、髙田先生のように様々な知識を持った人間になりたいと思いました。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『路上の人
堀田善衛著
■ 東京 : 新潮社 , 1985.4
■ 請求記号 913.6//833
■ 配架場所 図書館 . 3F書庫一般

 

(インタビュアー: 文学部2生 Sさん

経済学部 石川 路子先生へのインタビュー

法学部4生 Mさんが、経済学部 石川 路子先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q.読書歴は?

幼少の頃から、絵本は好きでした。当時の絵本を読み返すこともあるのですが、今でもテンションが上がります。

 

Q.読書頻度は?

研究の為の読書は、頻繁にしていますが、趣味の読書は、最近は忙しいのであまり読めておらず、週末に時間が空いたら小説を読むぐらいです。
昔は、今よりも通勤の時間が長かったので、電車で一日一冊のペースで読むこともありました。

 

Q.好きな作家は?

私が好きな作家は、伊坂幸太郎や萩原浩、鷹井伶です。
特に伊坂幸太郎が好きで、新作が出れば絶対買うようにしています。

 

Q.紙派ですか?電子派ですか?

私は、紙派です。電子書籍は、目が疲れますし、頭に入ってくる感じがしないので、紙で読むようにしています。

 

Q.どのように本を選んでいますか?

好きな作家の本は、読むようにしています。あとは、新聞に本を紹介している欄があるのですが、そこでまったく自分とは関係がないジャンルで、面白そうと思った本を買う事もあります(失敗することもありますが)。

 

Q.学生に読んでほしい本

私は、人それぞれの好き嫌いがあると思うので、この本を読みなさいって言うつもりは無いです。わずかでもいいので自分が、「おいしそうだな」と思った本を読んで欲しいです。

 

Q.学生に向けて

本は、質問にしか答えないAIと違い、自分が、知らないし問いてもいない答えも教えてくれるすごいものなので、本を読むという事は重要であると思います。
最後まで読み切る必要はありません。ハマらなかったら、途中でポイしても良いですし、最初は、一冊の中で、面白いと思った一部分だけを吸い取ることから始めて、徐々に慣れていけばいいと思います。

 

【感想】

インタビューをする中で、先生の伊坂幸太郎への想いが強く伝わってきました。
私は、伊坂幸太郎の作品は、あまり読んだことはありませんが、今度読んでみたいと思います。
最後にはなりましたが、お忙しい中ご協力くださりありがとうございました。

 

(インタビュアー: 法学部4生 Mさん

法学部 M先生へのインタビュー

法学部4生 Mさんが、法学部 M先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q.読書歴は?

小学生の頃から本を読んだり、文章を書いたりすることが好きでした。学校から配布される国語の教科書は、配布されたその日に全部読むタイプの子どもでした。当時は、星新一のショートショートをよく読んでいて、自分でショートショートを書いたりすることもありました。
また、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を初めて読んだときの興奮は今もよく覚えています。
中学生の頃から、いわゆる社会派小説や歴史小説を読むようになりました。

                                  

Q.好きなジャンルは?

私は、SF小説や歴史小説、社会派小説が好きです。

 

Q.紙派ですか?電子派ですか?

私は、断然紙派です。紙でずっと読み続けてきたので、馴染みがありますし、本特有の紙やインクのにおいが好きです。

 

Q.学生に戻れるとしたら読みたい本は?

学生時代に戻れるとしたら、もう少しSF作品を読みたいですし、全く読んだことのないライトノベルも読んでみたいです。

 

Q.お気に入りの一冊は?

私のお気に入りの一冊は、立花隆の『青春漂流』(講談社、1988年)です。この本は、ジャーナリストである立花隆が、新進気鋭の11名の若者にインタビューしてまとめた本です。すべてのインタビューを終えた著者が「あとがき」で「青春時代をいかに過ごすべきか」を論じており、衝撃を受けました。私の人生に対する態度を決定づけたお気に入りの一冊で、みなさんにもぜひ読んでほしいです。

 

Q.先生のとっての本の魅力とは?

私にとって本の魅力は、自分が体験できないことを追体験することが出来ることです。
そして、これは、社会派小説の魅力になるのですが、本来は、複雑な世界・社会を簡素に描いているので、それを理解する手掛かりにもなることです。

 

Q.学生に読んで欲しい本

法学部の教員としては、城山三郎や山崎豊子の作品をおすすめします。日本社会の仕組みを楽しみながら理解できる点が魅力です。

 

Q.学生に向けて一言

20代のいまだからこそ持てる、みずみずしい感性があると思います。先入観なく本と出会える今のうちに、できるだけ多くの本に触れてほしいです。その読書体験は、後になって読み返したときに、自分の変化に気づかせてくれると思います。

 

【感想】

ここには残念ながら記載しきなかったのですが、たくさんの面白い本を先生にはご紹介していただいたので、ぜひ自分でも読んでみたいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中ご協力くださりありがとうございました。

 

(インタビュアー: 法学部4生 Mさん

法学部 I先生へのインタビュー

法学部4生 Mさんが、法学部 I先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

Q.いつ頃から読書を始めましたか?

小学校高学年から読み始めました。当時落ち着きのない性格であった私を心配した当時の担任の先生が、本を貸してくれました。その本は、SF作家であり、「ショートショートの神様」の呼ばれた星新一さんの作品なのですが、それがとても面白くて、そこから徐々に本を読むようになりました。ですから担任の先生は、私の人生の恩人です。

 

Q.普段どのくらい読書をしていますか?

 1日あたり数時間程度読書をしています。その中でも趣味の本を読む時間は、1時間程度です。

 

Q.どのようなジャンルの本を読みますか?

 特定のジャンルの本を読むのでなくて、新しい知識を得るべく様々なジャンルの本を読んでいます。

 

Q.最近ハマっている本は何ですか?

 最近は、最先端科学に関する本をよく読んでいます。最先端技術は、世の中を変える可能性があるので、面白いと思いながら読んでいます。

 

Q.先生は紙派ですか電子派ですか?

 私は、断然紙派です。紙をめくる感覚を大事にしています。研究調査で論文を調べる際にも、重要な部分は、印刷して読むようにしています。

 

Q.どのように本を選ぶ?

 本屋さんに足を運び、興味が引かれた本を選んで読みます。

 

Q.先生にとって本の魅力とは?

 自分が、知らないことを知ることが出来る。それに尽きます。

 

Q.学生に向けて

 特定のジャンルの本だけを読むのではなく、是非とも様々なジャンルの本を読むなり、ネットを使ったりして自分の世界の知識を広げてほしいです。

 

感想

 先生の本を読むことを大事にしているという気持ちが伝わってくる、とても楽しいインタビューでした。私は、興味のあるジャンルの本しか読まないタイプなのですが、これからは、今までふれたことのないジャンルの本にもチャレンジしようと思いました。

 最後になりましたが、お忙しい中ご協力くださりありがとうございました。

 

(インタビュアー: 法学部4生 Mさん

フロンティアサイエンス学部 石川 真実先生へのインタビュー

フロンティアサイエンス学部4生 島村 大地さんが、フロンティアサイエンス学部 石川 真実先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

 

「過去に読んだことがある本」

過去に本は三宮などの本屋で、ミステリー系の小説を中心に購入し読むことが多くありました。

 

「気に入った本について」

特に気に入った本については、「革命前夜」というベルリンの壁が崩壊する前の時代の本が気に入っています。この本からは特にドイツの歴史であったり、当時の価値観であったりと、色んな場面において触れることができるため気に入っています。

 

「もし学生に戻ったとき、どんな本を改めて読むべきか」

もし学生に戻ることができるのならば、理系分野の参考書だけでなく、幅広く色々なジャンルを読んでいくと感じています。多くの分野の背景や経験が教養として今後に活かしてくれると思われるため、色々な分野の本を読み進めていくのが良いと思っています。

 

「本を読む頻度、過去と比べて変化したか」

現在は研究活動が忙しくなったこともあり、本を読む頻度は過去よりは減ってきていると感じています。学生の頃は参考書や小説等をよく読んでいました。

 

「現在気になっている本について」

特に作者読みを行っており、特定の作者系列の本を読んでいます。例えば、辻村深月さんのミステリー系列の本であったり、須賀しのぶさんの小説であったりと様々な作者の本を読んでいます。

 

「普段読むのは紙の本?それとも電子書籍?また、将来的には?」

普段は紙の本を読んでいます。電子書籍だとスワイプで流れていっていくというのもあり、紙の本の方がしっかりと見ることができるため、今後も紙の本の方を読み進めていくと思います。

 

「今の学生や研究生に向けて、どのような本を読み進めていくのが良いか」

今の学生や研究生に対しては、私の研究分野でもある再生医療関連の本をおすすめします。ポートアイランドは医療産業都市ということもあり、再生医療分野の企業も多数進出しています。そういった中で幹細胞であったり、最新の医療分野の参考書を読んでみることで、身近な企業や研究所への興味・関心にも繋がる良い機会だと思います。また、2000年代の参考書と最新の参考書だと内容も少し異なっていて、そういった点を見つけながら読むのも楽しいと思います。

 

 

「感想」

普段研究者として先生とともに励んでいるなか、なかなか本を読むようなことは難しいとは思うものの、そんな中で研究分野とはまた違ったお話を聞かせてもらい、とても興味深いと感じました。また、自分はまだ大学生で世の中のことについて知らないことが多く存在しているものの、そういった”無知の知”にいち早く気づき、興味ある事や知らなかった事を早め早めに調べていくのがいつになっても大事なのだなとインタビューして感じました。今後はこのインタビューを通じて、普段行っているような専門分野の本の場所以外にも出向き、色々な本を読んで教養を深めていきたいと思います。

 

 

☆先生からのおすすめ本☆

■『革命前夜
須賀しのぶ
■ 東京 : 文藝春秋 , 2015.3
■ 請求記号 913/SU
■ 配架場所 図書館2F 中山一般

(インタビュアー: フロンティアサイエンス部4生 島村 大地さん