■『映画で味わう中世ヨーロッパ : 歴史と伝説が織りなす魅惑の世界 』
■ ミネルヴァ書房 , 2024.12
■ ISBN 9784623097746
■ 請求記号 778.04//2093
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 図師宣忠(文学部)編著
<自著紹介>
中世ヨーロッパを舞台やモチーフとした映画を「中世映画」medieval filmと呼びます。ジャンヌ・ダルク、ロビン・フッド、アーサー王をはじめ、中世ヨーロッパの歴史と伝説はこれまで数多くの映画の題材となってきました。また「中世映画」にはホビットやハリー・ポッターなどフィクション作品も含まれます。剣と甲冑、羊皮紙などのアイテムのみならず、魔法やドラゴンといった中世ヨーロッパのイマジネール(想像界)にまつわる要素も「中世映画」を彩っているのです。そんな「中世映画」の見どころを探る本書は、西洋中世学会の大会シンポジウムから生まれたものです。歴史・文学・美術・音楽など、西洋中世学に関する様々な切り口から「中世映画」を読み解いています。史実とフィクションの間で「中世ヨーロッパ」をどのように位置づけて捉えることができるのか、執筆陣で議論を重ねながら考えてきた成果が詰まっています。本書を入り口として「中世映画」の奥深さに触れて、その魅力を感じてもらえたらうれしく思います。