4.教員自著紹介」カテゴリーアーカイブ

中辻享(文学部)『焼畑を活かす土地利用の地理学 : ラオス山村の70年』

■『焼畑を活かす土地利用の地理学 : ラオス山村の70年
京都大学学術出版会 , 2025.2
■ ISBN  9784814005734

■ 請求記号 612.236//2002
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 中辻享(文学部)著

<自著紹介>
ラオスの人々と一緒に村の土地利用を示す地図を作ったりしながら、東南アジアの山村の環境問題と貧困問題について考えました。また、これまで活用されてこなかった古い航空写真を使って、戦争や焼畑が森林にどんな影響をもたらしたのかを70年間のスパンで考察しました。伝統的なタイプの焼畑は環境破壊ではなく、実は村の人々にいろんな恵みをもたらしていることがわかってきました。

上林朋広(文学部)『南アフリカの人種隔離政策と歴史の再構築 : 創られた伝統、利用される過去』

■『南アフリカの人種隔離政策と歴史の再構築 : 創られた伝統、利用される過去
明石書店 , 2025.2
■ ISBN  9784750359021

■ 請求記号 316.848//2006
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 上林朋広(文学部)著

<自著紹介>
1990年代まで、南アフリカは悪名高い国でした。アパルトヘイトと呼ばれる過酷な人種差別政策を実施していたからです。本書は、なぜこの体制が20世紀末に至るまで維持されたのかを、政治や社会運動だけでなく、博物館や学校教育など日常的な事例に焦点を当てて考察しました。南アフリカに住む人々がいかに人種差別を経験し、抵抗したのか、本書の記述を通して考えてもらえればと思っています。

曽我部晋哉(全学共通教育センター) 『中高生のためのやさしいスポーツ医学ハンドブック』

■『 中高生のためのやさしいスポーツ医学ハンドブック
日本写真企画 , 2024.11
■ ISBN  9784865621983

■ 請求記号 780.19//2183
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 曽我部晋哉(全学共通教育センター)著

<自著紹介>
~この世から「報われない努力」というジレンマをなくすために!~ これまでにも多くの方々からスポーツのケガに関する質問を受けてきました。そのたびに、何故もっと医学知識をもとに体をケア出来なかったのかと残念に思うことが多々ありました。そこで、本書はスポーツを頑張る中高生や大学生、そして保護者や指導者にも読んでもらうために執筆しました。この本は、頑張る人を心から応援する本です。一人でも多くの頑張り屋さんにこの本が届きますように。

森剛志(経済学部)『団塊ジュニアの医療と介護 : 超高齢化社会における社会保障制度』

■『団塊ジュニアの医療と介護 : 超高齢化社会における社会保障制度
東京大学出版会 , 2024.12
■ ISBN  9784130403214

■ 請求記号 498.021//2053
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 橘木俊詔, 森剛志(経済学部)著

<自著紹介>
若者は、なぜ病んでいるのか?1970年代生まれの「団塊ジュニア世代」こそが、病める若者の最初の世代であった。団塊ジュニア世代のこれまでの人生は経済的に恵まれない状況が続いた。何よりも、親の世代と比べると国民負担率が倍近く重い。本書は「団塊ジュニア世代」に焦点を当てて、その親や祖父母の世代と比較しながら、今後の医療介護の問題を取り上げたものである。どうすれば、この重圧から解放されるのか、本書でその処方箋を見つけてほしい。

図師宣忠(文学部)『映画で味わう中世ヨーロッパ : 歴史と伝説が織りなす魅惑の世界』

■『映画で味わう中世ヨーロッパ : 歴史と伝説が織りなす魅惑の世界
ミネルヴァ書房 , 2025.2
■ ISBN  9784623097746

■ 請求記号 778.04//2093
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 図師宣忠(文学部)編著

<自著紹介>
中世ヨーロッパを舞台やモチーフとした映画を「中世映画」medieval filmと呼びます。ジャンヌ・ダルク、ロビン・フッド、アーサー王をはじめ、中世ヨーロッパの歴史と伝説はこれまで数多くの映画の題材となってきました。また「中世映画」にはホビットやハリー・ポッターなどフィクション作品も含まれます。剣と甲冑、羊皮紙などのアイテムのみならず、魔法やドラゴンといった中世ヨーロッパのイマジネール(想像界)にまつわる要素も「中世映画」を彩っているのです。そんな「中世映画」の見どころを探る本書は、西洋中世学会の大会シンポジウムから生まれたものです。歴史・文学・美術・音楽など、西洋中世学に関する様々な切り口から「中世映画」を読み解いています。史実とフィクションの間で「中世ヨーロッパ」をどのように位置づけて捉えることができるのか、執筆陣で議論を重ねながら考えてきた成果が詰まっています。本書を入り口として「中世映画」の奥深さに触れて、その魅力を感じてもらえたらうれしく思います。

松原英世(法学部)『刑事政策をつかむ』

■『刑事政策をつかむ
法律文化社 , 2024.11
■ ISBN  978-4-589-04367-2

■ 請求記号 326.3//2160
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 松原英世(法学部)[ほか]著

<自著紹介>
詳しくは本書の「はしがき」を読んでいただければと思いますが、本書は法的な視点から、かつ、社会という文脈で、犯罪という問題をどのように考えればいいか/にどのように対処すればいいかを考えるさいの「勘所(かんどころ)」を示しています。他方で、本書を読めば、刑事法の全体像がつかめるはずです(なので、刑法、刑事訴訟法の勉強にも役立ちます)。是非、手に取ってみてください 。