4.教員自著紹介」カテゴリーアーカイブ

尾原宏之(法学部)『「反・東大」の思想史』

「反・東大」の思想史』(新潮選書)
新潮社 , 2024.5
■ ISBN  978-4-10-603909-6
■ 請求記号 377.21//2082
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 尾原宏之(法学部)著

<自著紹介>

ネットでは、24時間体制で学歴トーク・大学序列トークが露骨に繰り広げられています。それを見て元気になったり、意気消沈したりする人も多いことでしょう。一般的に日本の学歴の頂点とされるのは東大ですが、歴史上、東大に逆らった元気な勢力や人物は意外に多く、東大とアンチのせめぎ合いが日本を作ったといえます。本書の執筆動機の一つは甲南大学生を学歴病から救済することです。

真崎克彦(マネジメント創造学部)『ポスト資本主義時代の地域主義』

ポスト資本主義時代の地域主義 : 草の根の価値創造の実践
明石書店 , 2024.5
■ ISBN  9784750357522
■ 請求記号 332.9//2076
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 真崎克彦(マネジメント創造学部), 藍澤淑雄 編著

<自著紹介>

ポスト資本主義(従来の原理とは異なる経済・政治・社会体制への移行)を構想する鍵は、世界各地の人々の営みに見出せます。どのように地域を活性化し、庶民生活を守り、子どもを育て、将来世代の教育を進めれば良いのでしょうか。その手がかりを国内外の事例から探る著書です。先行きが不透明な昨今、これからどう生きていったら良いのかを考える上で、参考にしてもらえると嬉しいです。

望月徹(経営学部)『地域を価値づけるまちづくり』

地域を価値づけるまちづくり : 尾道を蘇らせた移住者・空き家再生・ツーリズムの分析
ナカニシヤ出版 , 2024.3
■ ISBN  9784779517822
■ 請求記号 601.176//2002
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 望月徹(経営学部・特任教授)

<自著紹介>

100円のボールペンに5000円のコンサートチケット、ものの値段はそのモノやコトの価値を示す便利な目印である。メモをとりアーチストと一体感を味わうことで、人はその目的を達し効用を得る。

だが、価値観が多様化する現代、その商品やサービスの価値を値段や量的な効用だけで測ることは難くなっている。例えば、100円のボールペンでも、婚姻届けを出すときに使ったものなら特別な愛着が湧くだろうし、記憶に残るコンサートなら、そのチケットの半券は、その臨場感を呼び起こすフックになるかもしれない。このように、モノやコトはその背後にある様々な事情や背景で価値づけられ、それぞれ固有な意味を付与される。ましてや自分たちが住まい暮らす地域ならなおさらである。というのも、各々の地域には固有の歴史、伝統・文化、生業があり、それらが、地域に固有の価値を付与するからである。

しかし、100円、5000円という値段は、その背後にある様々な価値を、「価格」という単一の価値尺度に回収してしまう。そこでは、価値を生み出すプロセスや、要素間の関係性はブラック・ボックスの中に置き去りにされる。そこで、このブラック・ボックスの中を覗いてその構造を明らかにしよう、価格以外の価値づけの主要な構成要素を切り出し、その相互の連関で明らかにしようとする価値づけ研究valuation studiesが世界的にも注目され研究が活発化している。

本書はこのような世界的な潮流に即して行った研究の成果である。これまでの価値づけ研究は、ボルドーやブルゴーニュのワイン、今治タオルや児島ジーンズというように、主に、ものづくりの産地の成り立ちや性質を問うものであった。これに対し、本書では、都市・地域に着目し、複合的な要素で構成される都市・地域の価値づけを、その編成原理も含め空間的にトータルに把握することを試みた。

まずは、本書を手に取ってこのワンダーランドへ一歩足を踏み入れてほしい。そこには、広島県尾道市において若い移住者たちが醸す新しい世界が広がる。空き家再生やサイクルツーリズムが都市を再生させ、近隣住民や企業も手を携えその変化を後押しする。そこでは地域が価値づけられ活性化するプロセスが紐解かれる。その結果、この手法はどの地域へも応用可能なことが理解される。現代社会の非物質的な転回、コモン、ツーリズムなどが、このワンダーランドを旅する上での道標となる。

山本真知子(法学部)『学校法人ガバナンスの現状と課題』

学校法人ガバナンスの現状と課題 : 令和5年私立学校法改正の理解と実践のために
日本評論社 , 2023.12
■ ISBN 978-4-535-52677-8
■ 請求記号 373.22//2007
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 尾崎安央, 川島いづみ,  山本真知子(法学部教授),  尾形祥

<自著紹介>
令和5(2023)年4月26日に私立学校法が改正され(令和7(2025)年4月1日施行予定)、学校法人ガバナンスにつき、理事と評議員の兼職禁止、大規模な法人等への会計監査人設置の義務付け、理事・監事等の罰則規定の整備などの重要な変更がなされた。本書は、同改正の理論的な意義を探り、社員(社団の構成員)の不在という学校法人ガバナンスの抱える根源的な問題を明らかにする。

佐伯暁子(文学部)『日本語助詞「を」の研究』

日本語助詞「を」の研究
ひつじ書房 , 2024.2
■ ISBN 978-4-8234-1201-1
■ 請求記号 815.7//2031
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 著者(所属) 佐伯暁子(文学部教授)

<自著紹介>
現代語の助詞「を」には、さまざまな意味があります。例えば、「パン食べる」「雨の中捜索する。」「午前9時過ぎる。」「普通ならまっすぐ自宅へ帰るところ、本屋に寄って新刊をチェックした。」「本日中に本を返却すべき、自宅に持ち帰ってしまった。」では、「を」の意味が異なります。
本書は、さまざま意味を持つ助詞「を」の体系化を目指したものです。古代語から現代語への文法変化も視野に入れることで、助詞「を」の全体像を明らかにすることを試みました。

南地伸昭(経営学部)『巡礼の科学-聖なる旅が綾なす経験価値』

巡礼の科学-聖なる旅が綾なす経験価値
弘文堂, 2024.2
■ ISBN 978-4-335-16108-7
■ 請求記号 186.91//2002
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 著者(所属) 南地伸昭(経営学部・特任教授)

<自著紹介>
神仏への祈りを基本とする伝統的な巡礼は、宗教権威の後退等を背景に、経済財である巡礼ツーリズムとして商品化されるようになった。ツーリストが神聖な時空に身を委ね、自分探しを行いつつ巡礼ツーリズムを経験消費する過程は、思い出として記憶に残る経験価値を内包していると考えられる。本書では、巡礼ツーリズムの多彩な魅力を定量的に捕捉するための測定尺度モデルを開発し、日本の代表的巡礼ツーリズムの経験価値の構成要素を明らかにする。