<教員自著紹介>
2005年より、上場企業の連結決算に国際財務報告基準(IFRS)を強制適用しているEU加盟国の経験は、日本における企業会計と税務会計との関係を考察する際、示唆に富むものです。わが国の制度との対比を念頭にして、ドイツにおける税務会計と商法会計との関係の変化やEUレベルでの法人税改革の動向等、現在、ドイツで議論されている示唆に富むトピックを分析している点が本書の特徴です。
■『 ドイツ商法現代化と税務会計 』 久保田秀樹 著 森山書店 2014年9月
■請求記号 336.98//2278
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 経営学部 教授
「4.教員自著紹介」カテゴリーアーカイブ
谷 富夫(文学部) 『 民族関係の都市社会学 :大阪猪飼野のフィールドワーク 』
<教員自著紹介>
大阪市生野区は、住民の4~5人に1人が在日コリアンです。「外国人」が住民の20~25%も占めるコミュニティは、日本ではここしかありません。本書は、生野区の日本人と在日コリアンの社会関係を、25年間にわたって定点観測した結果をまとめています。日本のグローバル化は今後もますます拡大、深化するでしょう。将来の日本の形が、この生野区にはあると思って、一度手に取ってみて下さい。
■『民族関係の都市社会学 :大阪猪飼野のフィールドワーク』 谷 富夫著 ミネルヴァ書房 2015年5月
■請求記号 316.821//2042
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 文学部 教授
■谷先生からのお薦め本
『異邦人は君ケ代丸に乗って:朝鮮人街猪飼野の形成史』 金賛汀 著 (岩波新書) 請求記号 S081.6/311/58 配架場所 図書館3階書庫小型
私の本が生野区の現代史に対して、本書は、その近代史です。
大西彩子(文学部) 『いじめ加害者の心理学 学級でいじめが起こるメカニズムの研究 』
<教員自著紹介>
学校現場でいじめを効果的に予防するには、どうすればいいのか。本書ではいじめ加害者の心理に着目することで、その予防方法を考えました。いじめ加害者と周囲の暗黙の了解(集団規範)との関係についての筆者の研究を紹介しています。いじめ問題や教育に関心がある人、教職を志す人などに読んでいただければ幸いです。
■『いじめ加害者の心理学 学級でいじめが起こるメカニズムの研究』 大西彩子[著] ナカニシヤ出版 2015年2月
■請求記号 371.4//2251
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 文学部 講師
■大西先生からのお薦め本 『ゆがんだ認知が生み出す反社会的行動 その予防と改善の可能性』吉澤寛之(ほか)編著、北大路書房 加害者の認知のゆがみに注目した本です。
安西 敏三(法学部)[編著] 『現代日本と平生釟三郎』
<教員自著紹介>
本書は、特設科目「甲南大学と平生釟三郎」に由来しております。「甲南大学の母体であった旧制甲南高等学校の創設に尽力した平生釟三郎の生涯と事業、さらに新制甲南大学をも含めて、甲南を巣立っていった人材に焦点を当て、改めて甲南大学の建学の精神と教育理念、さらに伝統を認識し、甲南大学で学ぶことの意味を考える」がその趣旨です。それに応えるべき本書が、今現在のみならず将来に亘って母校を振り返る良き糧になれば、と思っております。
■『現代日本と平生釟三郎』 安西 敏三[編著] 晃洋書房 2015年3月
■請求記号 289.1//2950
■配架場所 図書館1階シラバス
■著者所属 法学部 教授
■安西先生からのお薦め本
『近代日本の戦争と政治』三谷太一郎著
請求記号 210.6//2129
配架場所 図書館1階開架一般、マネジメント創造一般
本書は主として日清戦争から冷戦時までの日本の内政と外交、それに思想をも織り交ぜた近代日本論である。日清・日露・第一次・第二次大戦時の戦時体制とそれぞれの戦後体制、それに天皇と天皇制の問題や知識人の動向などについて、極めて明晰に分析しており、平生釟三郎の生きた時代、特に東京海上入社時から両大戦期を考える上で、従ってまた『平生釟三郎日記』の歴史的位置づけを考える上で有益である。
杉村芳美(経済学部) ほか執筆 『次の本へ』
<教員自著紹介>
学生のみなさんには、読書の習慣をぜひ身に付けてほしいと思います。読む量は多くなくても、いつもそばに本がある、いま読んでいる本がある、そして次に読みたい本がある、というのがふつうになるように。それには、「次の本」をどう見つけていくのかが大切になります。この書物には、自分の読書をつないでいくヒントになる、84人の「本から本へ」が詰まっています。
■『次の本へ』 杉村芳美[ほか執筆] 苦楽堂編 2014年10月
■請求記号 019.04//2005
■配架場所 図書館1階開架一般、フロンティアサイエンス
■著者所属 経済学部 教授
■杉村先生からのお薦め本
『ウェブ時代をゆく』(梅田望夫著、ちくま新書)
『次の本へ』で取り上げた本です。新しい時代の勤勉像が描かれています。
加護野忠男 (特別客員教授) 『企業家学のすすめ』
<教員自著紹介>
企業家研究フォーラムという学会(研究者の団体)が創立10周年記念の事業としてまとめた研究入門書です。経済学、経営学、経済史、経営史といった多様な学問領域の研究成果をもとに、企業家とはどのような存在か、企業家が行うイノベーションとはどのような社会的役割を果たしているか、企業家がどのような環境で生み出されるか、イノベーションを起こすための社会的条件は何かなどについてまとめられています。これまでの研究を通じて、すでに明らかにされていること、まだわかっていないことがコンパクトにまとめられています。
企業家について研究したいと思う研究者のためにまとめられた本ですが、学生諸君の勉学の出発点になるでしょう。世界ならびに日本の代表的な企業家についての紹介もあります。ビジネスの世界だけでなく、社会貢献を目指した企業家も紹介されています。神戸の東灘で活躍した企業家もいますし、東灘に居を構えた企業家も少なくありません。本学の創設者である平生釟三郎氏も社会企業家です。コープこうべの創業者である那須善治氏は、平生氏に触発されて、灘購買組合を創業されました。これが現在のコープこうべのルーツの1つになっています。このような歴史を知れば、甲南大学の学生諸君は企業家を身近に感じることができるでしょう。
本書には参考文献のリストも掲載されていますので、もっと深く研究したいと思う人々にとっても貴重な手がかりになるでしょう。参考文献のほとんどは図書館にあります。本書をきっかけに図書館を活発に利用していただくようになれば、編集者として望外の喜びです。
経済学部や経営学部の学生諸君にぜひ読んでいただきたい必読書です。法学部や文学部の学生諸君にも知的刺激を与えてくれるはずです。ぜひ目を通して下さい。
企業家研究フォーラムの本部は大阪の中央区本町の企業家ミュージアムに置かれています。このミュージアムでは、大阪で企業家としてイノベーションを起こした人々の事跡が保存されています。大阪に行く機会があったら時間をとって立ち寄ってみて下さい。関西の底力を知ることができます。ゼミのみなで行けば、みなで討論するための会議室も貸してくれます。大阪ではお勧めの場所です。
■『企業家学のすすめ』 加護野忠男[ほか]編、有斐閣、2014年7月
■請求記号 335.13//2148
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 特別客員教授
