文学部 佐藤 泰弘先生へのインタビュー

文学部 3年生 畑田 亜美さんが、文学部  佐藤 泰弘 先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.どれくらいの頻度で本を読まれますか。

A.少し前までは週一冊くらいは読んでいました。今は月に一冊くらいです。

 

Q. 図書館にはよく行きますか。

A. 基本的に行きません。本は図書館で借りるのではなく、買うようにしています。現在は読むのに時間がかかるので、買った本が結構溜まっています。学生時代は読み始めて面白くなかったとしても最後まで読みましたが、今は読むのをやめるようになりました。

 

Q. 書店にはどのくらいの頻度で行きますか。

A. 学生時代は毎日行っていましたが、現在は週に3回くらいです。閉店してしまいましたが、京都の銀林堂という書店が好きでした。現在はくまざわ書店の四条烏丸店や大垣書店の本店の選書が好きです。作家買いしていることが多いです。

 

Q. 最近読んだ本で気に入っているものは何ですか。

A. 森見登美彦や小松左京の『果てしなき流れの果てに』です。

 

Q. 大学生時代にはどのような本を読んでいましたか。

A. 何でも読んでいました。中でも多かったのはSFや長編小説です。作家では神林長平や村上春樹、翻訳ではアーサー・クラークが好きでした。『文藝』の新人賞を受賞した作家はたいてい読んでいましたが、現在はそうでもないです。川西蘭はデビュー作から買っていましたが、作風が変わってからは読まなくなりました。

 

Q.現在の分野を専攻するきっかけとなった本はありますか。

A.戸田芳実『日本領主制成立史の研究』です。その他では保立道久や黒田日出男です。これらのイメージの豊かな書きぶりに惹かれました。

 

Q.研究室にはどれくらいの本がありますか。

A.16700冊以上の蔵書の3分の1ほどがあります。コアな専門領域の本は自宅にあります。研究室移動時に整理したので、どこに何があるかは把握しています。本は基本的に一度しか読まないので、どんどん溜まっていきます。

 

Q. 大学生におすすめしたい本は何ですか。

A.最近多い系統であやかしなら西條奈加の『千年鬼』、食べ物系なら瀬尾まいこの『戸村飯店 青春100連発』です。

 

感想:自身のゼミの先生であり、本も似たようなジャンルに興味があるのではないかと予想していたので全体的に意外な点が多くありました。

特に専門書は借りないということと、漫画も読まれるということに驚きました。やはり本の好みは聞いてみないとわからないのだと感じました。

 

< 佐藤 泰弘 先生おすすめの本>

つか こうへい 著 『広島に原爆を落とす日』 光文社 , 1998年

(インタビュアー:文学部  3年  畑田 亜美  )