大津真作訳『反グローバリゼーションの声』

<書籍紹介>
 本書はスペイン国営放送で放映された世界各国の知識人、社会運動家たちへのインタビューを再録したものです。論者はみな今日の世界を席巻するグローバリゼーションを危険視しています。軍事のそれは資源略奪戦争であり、経済のそれは大多国籍企業の利益にかなう課税国家廃止の企てであると批判されます。スペイン語を公用語とする中南米で反グローバリゼーション政権が生まれたために実現した本です。
 
■『反グローバリゼーションの声』カルロス・エステベス、カルロス・タイボ編著、大津真作訳 晃洋書房、2013年
■請求記号 319.04//2060
■配架場所 図書館1階シラバス
■訳者所属 文学部 教授 
■先生からのお薦め本
『タックス・ヘイブン——逃げていく税金』滋賀 櫻著 岩波新書
本書は経済のグローバリゼーションの真の狙いが大多国籍企業の税金逃れにあることを暴露しています。