「植物学の父・牧野富太郎」展示中!

 現在放送中の連続テレビ小説「らんまん」、ご存知ですか?
 毎日見てる!という方もいらっしゃるでしょう。今回の展示はその「らんまん」の主人公のモデル、 植物学の父と呼ばれた牧野富太郎博士がテーマです。

 その生涯を植物研究に捧げた理学博士・牧野富太郎(まきのとみたろう, 1862-1957)は、自身を「草木の精ではないか」というほど、つぶさに植物を観察・記録し、その知見と知る楽しさを一般市民にまで広めた偉大な研究者です。

 精緻な植物画はもちろん必見ですが、博士は植物を文章で表現されることにも長けておられ、エッセイも秀逸です。『牧野日本植物圖鑑』、明治時代の『植物学雑誌』、随筆集など、牧野博士に関する甲南大学図書館の蔵書を展示していますので、ぜひ一度ご覧ください!(展示してあるエッセイを読みたい方は、2階ヘルプデスクにお声がけください。)

 また、牧野富太郎に学んだ植物学者の一人に木村有香(きむら ありか, 1900-1996)がいます。木村博士は 甲南学園の創立者・平生釟三郎による育英事業「拾芳会」の奨学生で、平生先生は長くその研究活動を支持しました。
  木村有香 は、大正15年1月に六甲山(住吉村域)で発見したヤナギを、平生釟三郎にちなんで「ヒラオヤナギ」と命名しています。 「ヒラオヤナギ」は、 岡本キャンパス1号館前に植樹されていますので、1号館前を通るときに少し立ち止まって探してみてください。

ヒラオヤナギ