【第7回 甲南大学書評対決】 大竹文雄著 『行動経済学の処方箋 : 働き方から日常生活の悩みまで』

10月26日(木)に開催された第7回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

 

マネジメント創造学部教授 木成 勇介 先生からのおすすめ本です。

書名 :行動経済学の処方箋 : 働き方から日常生活の悩みまで
著者 : 大竹 文雄
出版社: 中央公論新社
出版年:2022年

先生の一冊目のおすすめ本です。

朝食に何を食べるか、何色の服を着て出かけるか、講義に出席するか、それともサボって遊びに行くか。私たちの毎日はいつも決断の連続です。この決断の中に潜むヒトの心理や感情、考え方のクセや性格が経済活動にどのような影響を与えるかを考える、それが行動経済学であり、私が専門とする分野です。

本書を読めば、行動経済学の基礎知識を身につけながら、行動経済学が社会の様々なところで役に立っていることがわかります。特に新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバーでもあった筆者が語る行動経済学の研究成果を利用した感染症対策は、私たちの感染症対策を振り返りながら今後の感染症対策を考えるうえで必読です。

経済学はもはや机上の空論ではないのです。

 

第7回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中! | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)も合わせてご覧ください!