経営学部3年生 木下裕介さんが、経営学部 安藤 徳先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)
Q.読書はどれくらいの頻度でされますか?
A.ほぼ毎日します。寝る前に読むかな。
Q.どのような内容の本を読まれますか?
A.1、経営、マーケティング
2、世界情勢、経済
3、投資、資産運用
4、リベラルアーツ
5、娯楽として(小説など)
Q.どういった方法で本を探しますか?
A.(これといって決めていない時は)本屋さんで。ピンポイントで欲しい本がある時はアマゾンで。
あとは、書評や読んだ本の中に出てきた本、人に薦められた本などですかね。
Q.図書館や書店はどれくらいの頻度で利用されますか?
A.月に1、2度です。(本を)手元に置いておくため、書店を利用します。図書館は行かないです。
Q.どのような目的で読書をされますか?
A.一つは仕事のため、あとは知的好奇心を満たすためと、娯楽のため。
Q.教授は元々パナソニックで働いていたそうですが、仕事で忙しい中、いつ読書をされますか?
A.やっぱり寝る前に読むかな。あとは電車とか飛行機の中みたいに移動中は読みやすいね。というか、読まないといけないから読むという訳じゃなくて、好きだから読むという面が強いかな。
Q.本の内容を自分のものにするために行っている活動があれば教えて下さい。
A.一つは読書メモを作ること。ワードとかエバーノートとかで、よほど印象に残った部分を選んで記録しておく。あとはアンダーラインを引いておく。アマゾンの電子ブック(Kindle)だとマーキングしたところにリマインダーできたりして便利だしね。まあ、メモとかマーキングした部分を見て、どんな内容やったっけ?ってなったら、再読するのが一番だね。
Q.今までに読んできた本の中で、印象に残っている本があれば、理由と共に教えて下さい。
A.中村天風の『成功の実現』という本です。私の自己啓発の源になった本で、最近、大谷翔平選手が読んでいると言っていて、さもありなんと思ったため。
Q.学生のうちから読んでおくべきオススメの本があれば教えて下さい。
A.授業でも言ったことあるけど、デール・カーネギーの『道は開ける』と『人を動かす』ですね。ぜひとも読んで欲しいです。
Q.ネットでいくらでも情報が得られる現代社会ですが、あえて本を読むことのメリットについての考えを教えて下さい。
A.何より、情報が信用できるという点です。ネットの情報は玉石混交だから、誰がなんのためにそれを作ったのか、制作意図が分からない。その分、書物は最低でも出版社のフィルターがかかるため、幾分か信用できます。私は、良い情報はタダだとは思っていません。本なんて、一冊だいたい2000円もしないくらい。安い投資です。昔の大名だって忍びとか密偵とか雇って敵の情報を得るのに多くの投資をしていたことですし。
【感想】
貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
安藤徳先生は、国際ビジネス事情の講義を受けている時に、読んで欲しい本を多く紹介されており、仕事のためだけでなく、純粋に読書を楽しむ人であると思っていましたが、今回のインタビューでそのことがよく分かりました。また、知識を定着させるためにやっていることや、本を読むことのメリット等を聞き出せたのは良かったと思います。
今回紹介していただいたデール・カーネギーの『道は開ける』は、講義中に紹介された後に既に読んでいて、就活で苦しい心が楽になったので、『人を動かす』や、中村天風の『成功の実現』も読んでみようと思いました。
(インタビュアー: 経営学部3年生 木下裕介さん)