【第9回 甲南大学書評対決】 寺地はるな著 『川のほとりに立つ者は』

10月22日(火)に開催された第9回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

 

グローバル教養学環 STAGEチーム 1年  岡山 奈津希さんからのおすすめ本です。

 

 

書名 :川のほとりに立つ者は 
著者 : 寺地はるな
出版社: 双葉社
出版年:2022年

「川のほとりに立つ者は、」の続きが気になる、そんなプレゼンをしてくれました。

 

以下、岡山さんからの書評です。

 

「あなたはあなたの大切な人のことをどれだけ知っていますか?」と問われるとあなたはどのように答えますか?もしかしたら何もかも知っていると言い切る人もいるかもしれません。また、このような言葉もあります。「川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知りえない」この言葉の意味をあなたはわかりますか?

この本にはこれらの問いの答えが隠されています。この本は私たちがまさしく経験したコロナ禍により、人と人の繋がりがわかりにくくなっている中で、人間関係の難しさを描いたお話です。この小説にはミステリー要素もあり、一体「当たり前」とは何だろうと考えさせられるような作品です。

この本を読んだあなたは、明日からきっとあなたと関わるたくさんの人にやさしくなれる、と私は思います。ぜひこの本をたくさんの人に読んでいただきたいです。

 

 

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