投稿者「図書館」のアーカイブ

櫻井 智章(法学部)『判例で読む憲法 -改訂版-』

<教員自著紹介>

憲法判例には難しいものも多いが、自力で読んで理解できるように工夫した教科書が『判例で読む憲法』である。憲法判例を自力で読めるようになれば「大学で憲法の勉強をした」と胸を張って言ってよい。

基本的なコンセプトは初版と変わっていない。授業で使っていて説明を改めた方がよいと思った箇所を修正し、民法(債権法・相続法)等の法改正や新判例などの情報を補ったのが、この改訂版である。

■『判例で読む憲法 -改訂版-
■  櫻井 智章 , 北樹出版 ,  2019年10月
■ 請求記号 323.14//2609
■ 配架場所図書館   1F シラバス
■ 著者所属  櫻井 智章(法学部)

全国高校・大学ビブリオバトル大会2019開催!

 2019年11月16日(土)、昨年に続き今年もiCommons4Fで全国高校ビブリオバトル兵庫県大会・全国大学ビブリオバトル関西Aブロック地区決戦を開催しました!
 高校生大会は19校21名の発表者が、大学生大会は発表者が4大学から8名参加と大幅に増え、大変盛況でした。
 どの発表者も準備と練習を重ねたんだろうなと思わせるプレゼンで、発表者・観戦者、全員楽しめる大会だったと思います。
  高校生の皆さんには大学生大会の発表も観戦してもらい、終了後の表彰&交流会に全員で移動。長坂学長より表彰状を授与されました。食事を楽しみつつ、長坂学長、村嶋図書館長、松井フロンティアサイエンス学部教授も一緒に、高校生の優勝者・準優勝者、大学生の優勝者の皆さんで写真撮影も行いました。

 希望者の皆さんには図書館見学ツアーも実施。交流会も最後まで楽しんでいただけたようで、すべてのプログラムを盛況のうちに終えることができました。
 参加された皆様、ありがとうございました!

富樫 公一(文学部)『トラウマと倫理 : 精神分析と哲学の対話から 』

<教員自著紹介>

人が苦悩するとき、心が傷つくとき、その心は一人の個人の中にだけあるのでしょうか。人は社会の中で生き、歴史の中に存在し、文化とともに自らを知っていきます。いわゆる「心理学」は心が単体でそこに存在する何かのシステムのように扱ってきました。確かにそのような考え方は一見わかりやすいでしょう。

しかし、心の問題に向き合う臨床家は、目の前の患者の苦悩や悲しみが、社会、歴史、文化の中でどのように作られていくのかを見ることなく、その想いに寄り添うことができるでしょうか。そのように心を見ることなく、自らもまた有限で、傷つきやすい臨床家自身の想いを大切にすることができるでしょうか。

本書は、そのような考えを共有する日米の分析家が行ったトラウマと心の傷つきやすさに関する講演録です。

■『トラウマと倫理 : 精神分析と哲学の対話から
■  富樫 公一[編著・監訳],    岩崎学術出版社 , 2019年10月
■ 請求記号 146.1//2382
■ 配架場所図書館   1F 教員著作
■ 著者所属   富樫  公一(文学部 )

トライやるウィーク体験活動中!

 10/28(月)~11/1(金)までの5日間、神戸市立本山南中学校2年生3名がトライやるウィーク として図書館業務を体験中です。
  図書館カウンターでの貸出・返却、雑誌館での出納等のサービス業務、目録・受入や除籍等のバックヤード業務を体験します。

トライやるウィーク活動中1

 ブックカバーや本のレビューを作成し、展示も行いました。
 いずれの業務においても3人がそれぞれフォローし合いながら“ワンチーム”になって作業を行っています。初々しくも真剣に作業を行う中学校2年生3名を見て、スタッフも初心にかえります。
 中学生が作成したブックカバーは図書館1Fカウンター前で提供しています。レビューは図書館2F中山文庫コーナーと語学学習室に展示しています。

トライやるウィーク活動中2

[藤棚ONLINE] 経営学部・北居 明 先生推薦本『ティール組織 : マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』

図書館報『藤棚ONLINE』
北居 明 先生(経営学部) 推薦

 「我々が『マネジメント』と呼んでいるものは、その大半が人々を働きにくくさせる要素で成り立っている」と述べたのは、近代経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーです。たしかに、権限命令関係をはっきりさせるための階層は、人々の自主性を阻害することも多いです。計画どおり活動を進めるためのPDCAサイクルは、そのサイクルを回すこと自体が目的化し、仕事を増やす結果になることもしばしばです。「だって多くの会社が実際にそうやってるじゃないか」とか、「教科書にはそう書いてあるじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、メンバーが自主性と創造性を最大限発揮し、互いがもっと協働できる経営のかたちは、他にもあるかもしれません。
 今回ご紹介する「ティール組織」は、これまでの経営の在り方を覆すような、様々な具体例が示されています。著者のフレデリック・ラルーは、コンサルティング会社勤務後、2年半にわたって新しい組織モデルの調査を行い、先進的な経営を行っている12社を抽出し、それらの経営の在り方を「進化型(ティール)組織」と名付けました。ティール組織では、管理職はいませんし、公式の組織図もありません。勤務時間を管理するためのタイムカードもない会社もあります。ティール組織の特徴は、徹底した自主管理、全体性、そして存在目的です。それぞれについてごく簡単に説明すると、自主管理は、プロジェクト型の組織で進められ、新たな人の採用も、人事部ではなく、このプロジェクト組織の裁量で決定します。もっと言えば、給料や転勤も自主申告で決めることができます(ただし、助言システムを通す必要があります)。全体性は、人々が職場でもっと「自分らしさ」を発揮することです。存在目的は、エゴにとらわれず、「何のための人生なのか」、「組織や仕事の本当の意味は何なのか」を常に考え続けることです。したがって、ティール組織では、普通の企業が重視する利益、成長、ライバルに対する勝利は目的ではなく、副産物であると明確に位置づけられています。そのため、経営戦略論でしばしば教えられているSWOT(自社の強みと弱み、環境の機会と脅威)分析なども行われないと言われています。このような組織で働くことができれば、私たちはもっと自分らしく、仕事に生きがいをもって打ち込むことができるかもしれません(現在の『働き方改革』は、仕事は労苦であると暗黙の裡に仮定しているようなところがあるように思います)。
 ティール組織は、世界中の組織の中ではほんのごく一部なので、学生の皆さんが将来働く組織は、ティール組織ではない可能性の方が大きいでしょう。ただし、それを当たり前にせず、自分たちが直面している現実は多くの可能性の一部であることを意識できる一冊と思います。

語学学習室で、展示中です!!

 図書館エントランス新着図書棚と語学学習室のレビュー棚では、『Pearson English Readers』の展示を行っています!
 展示中の本も貸出できるので、英語の講義で利用される学生や、「何を読もうかなぁ?」と迷っている多読チャレンジャーの方も、ぜひ参考にしてください。
 多読チャレンジャーも募集しています。興味のある方は、図書館1Fカウンターへお越しください。
 ※『Pearson English Readers 』は『Penguin Readers』 からブランド変更した新しい多読リーダーシリーズです。