語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル1】 837/D/1
Title: Sherlock Holmes : the blue diamond
Author: Sir Arthur Conan Doyle
Series: Dominoes level 1
ワトソンがホームズの家を訪れると、新聞を脇に置き古い帽子に見入っていた。
それは、ホテルマンのピーターソンから持ち込まれたものだった。
クリスマスの早朝、ピーターソンが仕事帰りに歩いていると、前を行く背の高い男がいた。
男は帽子をかぶり、クリスマス用のガチョウを背負っていた。が、突然背の高い男は若者に殴られる。
男は杖で突き返そうとしたが、誤って通りの店の窓を壊してしまう。
ピーターソンが男を助けに駆け寄ると、窓を壊したのを悪く思ったのか、ピーターソンのホテルマンの格好を警官と思ったのか男は走り去ってしまった。男が去った後、通りには男の帽子とガチョウが残されていた。
タイトルのブルーダイヤモンドはどこから現れるのでしょうか。
残された帽子と、ガチョウを頼りに、ホームズはどのように事件を解決するのでしょうか。
カラーイラストで分かりやすく、たいへん読みやすい1冊です。
月別アーカイブ: 2012年9月
『Father bear comes home』Else Holmelund Minarik
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル0】 837/I/0
Title: Father bear comes home
Author: Else Holmelund Minarik ; pictures by Maurice Sendak
くまくんはお父さんが大好き。漁師のため長く家をあけていた父さんぐまが帰ってきてくれることが嬉しくてたまりません。
めんどりさんやあひるさん、ねこさんにも報告します。「もしかしたら人魚を連れて帰ってきてくれるかも!」と気分は盛り上がるばかり。3匹も人魚を見たいと家についてきます。
果たして父さんぐまは人魚を連れて帰ってきているのでしょうか?
くまくんたちのお話が短編仕立てで4話入っています。どの内容もクスリと笑えて気分もふんわり。子供の頃に戻って童話を楽しむのはいかがでしょう。
『Swimmy』Leo Lionni
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 830/L/2
Title: Swimmy
Author: Leo Lionni
兄弟達は赤色なのに一匹だけ黒色の魚“Swimmy”
ある時大きな魚がやってきて兄弟達は皆食べられてしまい“Swimmy”だけが残りました。
彼は悲しみ孤独を感じていました。
そんな彼を癒してくれたのは海の中の生き物たちでした。
小学生の頃、教科書で読んだことのあるお話です。
今回改めて読み直してみてとても奥深い話だったんだと再発見!
皆と同じでなくてもいいんだよ。
そして弱いものでも力を合わせれば大きな力に勝つことができる。
そんな勇気をもらえる一冊です。
『Audrey Hepburn』Chris Rice
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/P/2
Title: Audrey Hepburn
Author: AuChris Rice
Series: Penguin Readers ; level 2
オードリー・ヘップバーンは、ハリウッド映画黄金時代1950年~1960年代を代表する女優の一人です。
華やかな映画界で活躍した彼女ですが、幼少期から両親の離婚や第二次世界大戦を経験し、その後、数々のハリウッド映画主演、結婚、出産、離婚、再婚など波乱に満ちた人生を送り・・・。
彼女が求めていたもの、願いとは一体何だったのか?
ぜひ本を読んで感じてください。
彼女が出演した映画で、「ローマの休日」(LM//227)、「麗しのサブリナ」(LM//226)、
「昼下がりの情事」(LM//135)、「ティファニーで朝食を」(LM//224)、「戦争と平和」(LM//259)、「マイ・フェア・レディ」(LM//455)、「おしゃれ泥棒」(LM//693)など、図書館1F視聴覚コーナーでご覧いただけます。ぜひ、この機会にあわせてお楽しみください。
昔の映画ですが、オードリー・ヘップバーンの魅力たっぷりです。
『The Merchant of Venice』William Shakespeare
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル4】 837/P/4
Title: The Merchant of Venice
Author: William Shakespeare
Series: Penguin readers ; Level4
14世紀のヴェニスで、アントニオという商人が、結婚を控えた友人のために金策に走り、強欲な高利貸しシャイロックと「3か月以内に借金を返せなかったら自分の肉を1ポンド与える」という契約を結んでしまったために起こる騒動を描いています。
1596年~1598年頃に書かれたシェイクスピアの喜劇の一つでありながら、ユダヤ人であるがゆえに迫害されてきたシャイロックの恨みや、当時の不平等なキリスト教社会が垣間見え、単なる喜劇ではなく複雑な面を併せ持ち紡ぎあげられた、シェイクスピアの技量を感じさせる作品です。
戯曲なので少し読みづらいかもしれませんが、もともとシェイクスピアが読み物としてではなく、舞台のために書いたものです。ですから声に出して読むことをおすすめします。そして最終的には原文で読んでいただきたいです。図書館2階に原文・日本語対訳版の「ヴェニスの商人」(開架一般932//2009 ID:1370126)がございます。
シェイクスピアの美しい台詞には人を惹きつけてやまない力と人生の教訓があります。
『Kizuna : fiction for japan』
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル6】 830/KI/6
Title: Kizuna : fiction for japan
Author: edited and published by Brent Millis
この本には、編集者の呼びかけに各国から集まった著名な作家75人の作品が掲載されており、売り上げは被災地の孤児に贈られます。この本を通して世界に日本語の「絆」という言葉を広めたい、日本との「絆」を作って欲しいという願いが込められています。
ほとんどが1000語弱の短編で読み易く、様々なジャンルのストーリーが楽しめます。
おすすめベスト5を紹介します。
1.Memories of Ken (p.47) 誰でも似たような経験があるのではないでしょうか。ほろ苦く、人と人とのつながりを感じる作品です。
2.Pocket(p.34) 僕のポケットの中身は・・・ちょっと不気味で、パラパラ漫画のようにテンポ良く進む作品です。
3.Cherry Guard(p.90) 家族の絆を感じる作品です。日本の桜風景が浮かび、春が恋しくなります。
4.Why Wear Red?(p.78) 真夏に現れたサンタガールズ!彼女たちは一体何者?
5.E-mail to Mother(p.15) 背筋がぞっとして、夏の暑さを忘れることが出来るかも・・・