月別アーカイブ: 2015年11月

文学部 田中雅史先生へのインタビュー

文学部 2年生 中西聖也さんが文学部の田中雅史先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

・小さい頃から本はよく読まれていましたか?

 そうですね。小学生の時、移動図書館というのがあって、地域の図書館が運んできてくれている本の中から児童書などを読んでいました。「ドリトル先生」シリーズが好きでした。

・書店はよく利用されますか?

 学生の頃はよく利用していましたが、今は違います。元々関東だったので、関西に馴染みがないこともあって、書店に行かなくなりました。

・それでは、本を買うときはどうされていますか?

 授業や研究で必要になったらネットで調べて買います。ネットで購入することが多いですね。

・研究についてお聞きします。大学時代は日本文学系ではなかったようですが、どのようなことを学ばれていましたか?

 英文学部で、ロマン派の詩人を学んでいました。大学院は比較文学に進み、ロマン派の詩人と明治時代の日本作家との影響関係を調べていました。その延長から幻想文学を調べるようになり、今は心理学の観点から研究を行うようになりました。

・それでは、自分の研究に一番合っていたなという本はありますか?

 一番というわけではありませんが、授業でも扱っている梨木果歩の『裏庭』が分かりやすいです。

・最後に個人的に学生向けにおすすめの本はありますか

 上橋菜穂子の『精霊の守り人』です。授業では心理学的に見てひっかかりのある部分が少ないのであまり使いませんが、「守り人」シリーズは面白いです。

・インタビューを終えて

 当日教授は風邪をひいていたのにもかかわらず、インタビューのためにわざわざ大学に来てくださりました。体調が心配でしたが、無事インタビューを終えることができました。あまり話せないとのことで、手短な質問になってしまったのですが、しっかり答えてくださりました。教授の学生時代の研究については知らなかったので、現在の研究との繋がりを知ることが出来て嬉しかったです。「守り人」シリーズはまだ『精霊の守り人』しか読んだことが無いので、機会があったら読んでみようと思いました。

 

<田中先生おすすめの本>
上橋菜穂子著 『精霊の守り人』 偕成社,1996年
 配置場所:図書館 2階中山文庫一般  請求記号:913/U 

(インタビュアー:文学部 2年 中西聖也)

岳 五一 (Wuyi Yue) 知能情報学部 ほか著 『Performance Analysis of Multi-Channel and Multi-Traffic on Wireless Communication Networks (和訳:無線通信ネットワークにおけるマルチチャネルとマルチトラヒックの性能解析) 』

<教員自著紹介>
本書は、 無線通信ネットワークにおけるマルチチャネルとマルチトラヒックの性能解析に関する著者らの研究成果の一部を一貫性をもって論述した専門書です。情報通信ネットワークに見られるように、共有の資源(通信回線、周波数帯域、交換機等)を多数の端末やコンピュータ等で利用する場合、資源競合が起こります。さらに資源要求の発生や回線の占有時間がそれぞれ異なるマルチメディア通信ネットワークでは、利用者が満足する高品質サービスを提供しなければなりません。これまで主流であった電話によるトラヒックから、データ/マルチメディアのトラヒックへ比重が大きく移行しつつある高速・大容量の無線通信ネットワークにおいて、マルチトラヒックを扱う不確定要素が複雑に絡みあうネットワークの性能解析と数値的評価には、教科書にある従来の解析法などを適用し難い実情があります。本書は、まず、このような無線通信ネットワークにおけるマルチチャネルとマルチトラヒックの性能評価の背景、通信プロトコル、特にランダムアクセス方式と関連解析について説明しています。そして、最新の無線通信ネットワークにおける多様な確率的性質を表現可能とする新しい通信トラヒックのモデリング手法、および連続時間と離散時間システムモデルに対する厳密な解析手法や数値計算法、また厳密な数値計算による定量的なシステム性能評価手法、について重点的に論述しました。つまり、本書は確率過程論、トラヒック理論やシミュレーション技法による最新のマルチメディア移動体無線通信ネットワークにおけるトラヒック性能の解析と数値計算によるネットワーク設計のための専門書です。一方、本書は技術参考書にもなるよう、状態遷移図を用いて導出過程がわかりにくい数式の導出過程に関する解説や数値計算アルゴリズムも詳細に記述しています。情報通信ネットワークの高度化と高品質化に関する研究は今後一層の発展が期待されるため、本書はマルチメディア・マルチチャネル通信ネットワークの性能解析に関する数理的アプローチへの最適な指導書と言えます。  
 
■『Performance Analysis of Multi-Channel and Multi-Traffic on Wireless Communication Networks (和訳:無線通信ネットワークにおけるマルチチャネルとマルチトラヒックの性能解析)  』
岳 五一 (
Wuyi  Yue) ほか著、Kluwer Academic Publishers 、2002年
■請求記号 547.52/Y96

■配架場所 図書館 4階書庫一般
■著者所属 知能情報学部 教授
  

■岳先生からのお薦め本
通信トラヒック理論の基礎とマルチメディア通信網 
川島幸之助 ほか共著、電子情報通信学会、1995年11月         
■請求記号 547.21/Ts29
■配架場所 図書館 1階開架一般                                  

通信流理論基礎与多媒体通信网 』 
岳 五一 (Wuyi  Yue)、呂延杰訳、清華大学出版社、2000年11月         

  

トライやるウィーク!

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11/9(月)~11/13(金)までの5日間、神戸市立本山南中学校2年生3名を受け入れました。
カウンター業務や図書の配架など、図書館及びサイバーライブラリで様々な業務を体験してもらいました。また、図書館カフェで行われたビブリオバトルの投票者としても参加しました。
トライやる生が書いてくれたおすすめの本のレビューは図書館2階中山文庫コーナーで展示しております。それぞれの性格が作品に表れたブックカバーは図書館1階カウンター前で11月末まで展示・提供しております。
ぜひご覧ください。

第6回『多読チャレンジの会』を開催しました。

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語学学習室において11月13日(金)に『第6回多読チャレンジの会』、11/9(月)~11/13(金)まで『語学学習室ガイダンス』を開催いたしました。

多読チャレンジを申込みされた学生に、達成に向けてのアドバイスを行いました。読書に部活…と、多忙ながらも「質の高い多読」を目指しているとの事で、レベル3~4で授業の空き時間に読めそうな図書をご案内しました。
また、課題用の本を選びに来た学生には、10月に受け入れた新着図書を中心に、本の紹介を行いました。

 多読チャレンジの締め切りまで、残り5ヶ月を切りました。12月も引き続き『第7回多読チャレンジの会』を行います。多読学習について、「どんな本を選んだらいいの?」などの悩みがありましたら、是非この機会にご相談ください。

■『第7回多読チャレンジの会』
○日程:12/18(金)
○時間:12:15~13:00
○場所:語学学習室(図書館1階)

次回も是非ご参加ください!
お待ちしております。

第3回ビブリオバトルを開催しました!

11月11日(水)図書館カフェにて第3回ビブリオバトル(「全国大学ビブリオバトル2015~首都決戦~」の予選会)を開催しました。

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前回までとは場所を変え、図書館カフェで開催しました。
6名の発表者が生き生きとおススメ本を紹介し、40名程度の観覧者が来られ、盛会なビブリオバトルとなりました。
文学研究会をはじめ、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

★「隣の家の少女/ジャック・ケッチャム著」文学部日本文学科4年次生 近藤壮馬さん
★「笑う子規/正岡子規著」文学部日本語日本文学科4年次生 川嶋健佑さん
★「書店主フィクリーのものがたり/ガブリエル・ゼヴィン著」文学部日本語日本文学科2年次生 中西聖也さん
★「何者/朝井リョウ著」法学部法学科2年次生 吉井悠真さん
★「Twelve Angry Men/Reginald Rose著」文学部英語英米文学科1年次生 芳賀留奈さん
★「11/22/63/スティーブン・キング著」理工学部物理学科4年次生 地主大輝さん

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チャンプ本は川嶋健佑さん発表の「笑う子規」に決定しました。
川嶋さんは、11月29日(日)甲南大学ポートアイランドキャンパスで行われる地区決戦に出場します。

ビブリオバトルにて発表された本は、図書館1階カウンター前に一部展示しています。(11月30日(月)まで展示予定)
是非、ご覧ください。

店頭選書コーナー

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第1回店頭選書で選書した本は
図書館1階新着コーナーの左隣『特別企画コーナー』に並べています。
(一定期間を過ぎると通常書架に並びます。)

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参加した学生さんに“おすすめ本レビュー”を書いてもらいました。
気になる本があれば是非読んでみてください。
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ご協力いただいた学生さん、ありがとうございました。
図書館では年1~2回店頭選書を実施しています。
興味を持った人は是非次回参加してみてくださいね。