<教員自著紹介>
19世紀以降20世紀前半まで英ポンドは冠たる国際通貨であった。しかしその後米ドル、そしてドイツマルクを中心とする欧州通貨の台頭のなかで国際通貨としての英ポンドは衰退していく。その過程を主に通貨外交史的な観点から焦点をあてたのがこの著書である。2016年に英国の国民投票でEU離脱が決まったように、英国と大陸欧州との関係はやっかいであり、この書籍を通じてその一面を味わって欲しい。
■『Britain and European monetary cooperation, 1964-1979』
■広渡 潔著 Palgrave Macmillan , 2015
■請求記号 342.3//4001
■配架場所 図書館1F 教員著作コーナー
■著者所属 マネジメント創造学部 教授