伊藤朋子(文学部)『教職のしくみと教育のしくみ-教育制度論』

<教員自著紹介>

本著では、教職に関する制度的展開、教師の資質能力育成、リーダーシップ論等の視点からの職務規程、教育制度論、教育行政論、学校組織、教育改革、学校評価制度、最新の道徳教育の課題について論じており、教職論、教育原理、教育史、現代教育論、生徒指導論、学校教育実践論を学ぶ教職課程の学生、大学院生、現職の教員を対象とした構成となっている。 3章 教員の資質能力論では、国、地方教育委員会などが教員に求める資質能力についての議論を取り上げ、その地域特性について考察している。6章 学校組織と学校経営では、学校経営については、経営過程における「評価」経営において、学校評価制度が経営改善のツールとして利用されている。学校評価制度と連動させながら、従来からあった勤評定制度に代わって、新たな人事評価制度が創設され、この活用も含めて、学校組織の活性化、学校の教育力の向上、教員の資質能力の向上などを目指して、各都道府県において、取り組まれている。したがって、この学校評価制度や新たな人事評価制度について取り上げている。最新の道徳教育については、コールバーグの道徳性発達段階とデューイ道徳教育における、「主体的・対話的で深い学び」の実践方法について論じている。

■『教職のしくみと教育のしくみ‐教育制度論
■ 伊藤 朋子[著] 晃洋書房 ,2018年 4月
■請求記号 374.3//2138                                          ■配架場所 図書館1F シラバス
■著者所属   伊藤 朋子(文学部 )