<教員自著紹介>
奈良時代の和歌集『万葉集』を代表する歌人に、山上憶良と大伴旅人がいます。同じ時代に生きて交流した二人は、和歌の前に漢文・漢詩を置いて一体化させるという新たな形式を駆使して日本文学の作品世界を開拓しました。
本書は、「距離の認識」「時間と空間の仮構」「多元焦点化」などの刺激的な術語を用いて二人の文学的営為を分析します。また、日中文化交流の研究にも資する書物です。
■『山上憶良と大伴旅人の表現方法 : 和歌と漢文の一体化』
■ 廣川 晶輝[著], 和泉書院 , 2015年12月
■請求記号 911.122//2041 ■配架場所 図書館1F 教員著作
■著者所属 廣川 晶輝(文学部 )