<教員自著紹介>
原著のタイトルは「心の生理学についてー心理学と生物学の関係史」。脳科学や心理学は、
数世紀もの昔から、脳は如何にして心を生じさせるのかを問うてきた。その歴史はと言うと、
時代精神や偏見に押し流され紆余曲折するという、いわば惨憺たるものだった。著者は
フランス・リヨンを本拠に国際的に活躍した神経心理学者。
■『認知神経科学の源流』
■ 訳者所属:浜田 隆史 広域センター 非常勤講師
■ 先生からのお薦め本
『La nature de l’esprit(心の性質)
Marc Jeannerod, édition Odile Jacob, Paris, 2002
「認知神経、、、」と同じ著者が最近に行った研究をまとめてある。精神医学、行動、
脳イメージングなど様々な手法を使って、心の脳メカニズムにせまっている。その内容の
深さ/多彩さに私は腰が抜けそうになった。