公認心理師養成センター所長・文学部の富樫公一先生のご著書
『The psychoanalytic zero : a decolonizing study of therapeutic dialogues 』が、
アメリカ・ニューヨークに本部を置く「NAAP精神分析学会」の
単著部門において、最優秀書籍賞を受賞されました。
<教員自著紹介>
心理的問題を扱う臨床実践は、実務です。そのために、私たちは様々な理論を学び、技法を訓練します。その先にあるのは、なんでしょうか。効率的な治療でしょうか。人の心はそんなに単純ではありません。
臨床家がどれだけ努力しても、どうにもならないことはたくさんあります。そうしたことを考え続けてこの本を書きました。臨床家が自分の実践に悩んだときに立ち返る場所、それがゼロです。それは、相談に来る人たちとの出会いの原点でもあります。
本書はありがたいことに、米国の学会の最優秀書籍賞をいただきました。関心のある方は、手に取ってみてください。
■『The Psychoanalytic Zero: A Decolonizing Study of Therapeutic Dialogues』
■ 富樫 公一著 , Routledge , 2020
■ 請求記号 146.1//4169
■ 配架場所 図書館 1F 教員著作
■ 著者所属 富樫 公一(文学部・公認心理師養成センター)