鈴木与平著『地方を結び、人々を結ぶリージョナルジェット 』

 

 

経営学部  2年生 卜田 真輝さんからのおすすめ本です。

書名 : 地方を結び、人々を結ぶリージョナルジェット
著者 : 鈴木与平 著
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2014年

甲南大学に最も近い空港である神戸空港に近年就航したフジドリームエアラインズ(以下、FDA)の社長がお書きになった本です。この本では、航空ビジネスの基礎から、現在の日本の航空業界、日本社会が抱ええる課題、そしてそれらを解決するために生まれたFDAの経営理念や就航までの苦労、会社の未来について記されています。
私はこの航空会社が「地方空港の救世主」と言われ話題を呼んでいた事から注目していました。本を読み進めていくと、東京一極集中が叫ばれる中、「地方同士の交流を深める事が日本を再び盛り上げるきっかけになるのではないか」という著者である鈴木与平氏の熱意やこの会社の理念には非常に共感させられました。
しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るい人と人との交流が制限される中で、著者が大切に思われている「地方と地方の人々の交流」をどう今の生活スタイルに合わせ、維持、発展させていくのか、という疑問が湧きました。
この航空会社を利用した際には、この本の内容を思い起こしながら、また、感じた疑問について自分なりの考えを突き詰めてみたいと思います。

皆様もぜひご一読ください。