安積敏政(経営学部) 『実態調査で見た中堅・中小企業のアジア進出戦略「光と陰」』

<教員自著紹介>
 本書は、日本の中堅中小企業のアジア進出実態をアジア20ヵ国・地域100社超の現地法人を直接訪問し、インタビューした結果をまとめた実証研究である。進出時の検討、進出後の現地経営の困難さ、そして志半ばでの事業縮小・撤退という3段階で日本の中堅中小企業は何と格闘して、どのように解決しようとしているのか。本書に、筆者が訪問した現地法人の中から42社の具体的事例をも収録している。
 
■『実態調査で見た中堅・中小企業のアジア進出戦略「光と陰」』 安積敏政著 日刊工業新聞社 2014年8月
■請求記号 338.92//2194
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 経営学部 教授
■安積先生からのお薦め本
『竹中流「世界人」のススメ』 PHPビジネス新書  2013年3月4日発行(248頁) 竹中平蔵著
 ISBN978-4-569-81011-9
 副題に「日本人が世界に飛び出すための条件」が付いている。
著者は、現在、慶応義塾大学の教授であり、2001年に小泉内閣で経済財政政策担当大臣に就任し、その後、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣などを務めた。
著者は“世界は広い。世界を知ることは楽しい。そんな世界で活動することはもっと楽しい。そしてそれは、誰にでも可能だ。”と言う。
「世界を目指すことの必要性、そして楽しさ」、「世界と競争する覚悟を持つ-グローバル人材に必須のマインドとは-」、「世界は今、どうなっているか」、「世界と戦うために必要な力とは何か」を極めて平易に解説している。日本国内に引き籠りの学生にとって“目から鱗“の書であり、グローバル人材になるための入門書である。