マネジメント創造学部 上村 一樹先生へのインタビュー

マネジメント創造学部 4年生 小栗 珠実さんが、マネジメント創造学部 上村 一樹先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.どのくらいの頻度で本を読みますか?

A.仕事に関係する本は、月に20日以上読みます。仕事に関連がない本は、月に数日程度です。

 

Q.普段どのような本を読みますか?

A.専門書をよく読みます。趣味で読む本は、ノンフィクションが主です。社会・経済全体を統計・研究等で俯瞰するような本を好んで読みます。

 

Q.書店や図書館で本を買う、借りる時、どのように本を探して読んでいますか?

A.読んでいる本が引用している文献から探します。引用文献の中から、読んでいて大事な所や興味のあること、知りたいことについて書かれている文献をピックアップして、読みます。

 

Q.大学生にお勧めしたい本は何ですか?

A.デール・カーネギー「人を動かす」です。改訂を重ねた現代版より、古いほうをお勧めします。

 

Q.その本のお勧めの理由、ポイントなどを教えてください。

A.古いほうをお勧めした理由は、改訂が少ない方が、著者が伝えたいことのニュアンスが伝わりやすいと考えたからです。本書には、どんな人生にも関連する、普遍的なことが書かれており、物事を建設的に考えることを教えてくれるのでお勧めします。物事や出来事を、少し踏み込んで、深く考えることを教えてくれます。また、私自身大学生の時に読んで一番印象に残っていたこともあり、お勧めしたいと思いました。

 

Q.最近読んだ本で面白かった本などありますか?

A.マイケル・サンデル「それをお金で買いますかー市場主義の限界」です。タイトル通り、全てをお金で取引することに疑問を投げかける本で、社会についての見方が深まります。

 

Q.どういった時に本を読みますか?

A.仕事関係の本は、授業や論文などに使用する時、興味のある時に一気に読みます。仕事以外の本は、体力・時間・気力がある時に読みます。

 

Q. 専門書を読むとき、どの部分に注意して読むとかありますか?

A.既に知っていることは、文字を見た瞬間に、何言っているか分かるため、流し読みで済ませ、知らないことや理解できていないことを、時間をかけて精読します。重要な事、印象的な事などは本に付箋を貼ったりします。

 

感想 : 質問に対し丁寧にお答えいただき、またインタビュー内容以外にも趣味の本の話や、本の内容など話すことが出来、とても楽しかったです。インタビューを通してお勧めしたい本の「人を動かす」は、先生の考え方に大きな影響を与えているのだと感じ、私も読んでみようと思いました。インタビューさせていただき、ありがとうございました。

 

<上村 一樹 先生おすすめの本>

デール・カーネギー著  山口博訳 『人を動かす』 創元社 , 1999年

(インタビュアー:マネジメント創造学部 4年 小栗 珠実  )