『Cathedral』 David Macaulay

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 830/MA/3
Title: Cathedral
Author: David Macaulay

フランスの架空の町、Chutreauxの13世紀ごろのお話です。
古い教会が落雷によって損傷したので、新しい教会、それも神をたたえるためにフランスで一番美しい教会を建設しようと決定されたのが1252年のことでした。
まず予算の話から始まるのがほんとっぽい。
教会の建築に関わるあらゆる職人が集められ、木材や石材の切り出し、運搬から現場の設営、基礎工事、柱、壁、ステンドグラスと実にきめ細かくお話が進んでいきます。
きめ細かさも念が入っていて、架空のお話なのに、予算不足で工事がいったん中断したり。
1338年の夏どこよりも美しい教会がやっと完成するまでの絵本です。
デビッド・マコーレイさんの「建築もの(?)」では、コールデコット優秀賞を受賞したこの作品が、やっぱり一番いいかな。