<教員自著紹介>
ハンナ・アーレントがホロコーストの計画者アドルフ・アイヒマンに見出した「悪の凡庸さ」は、職務に忠実なだけの凡庸な役人、上からの命令を伝達する「歯車」のような偏ったイメージで人口に膾炙している。近年の研究の成果をふまえると、アイヒマンらホロコースト加害者たちの「悪」はどう理解すべきなのか。
本書は、この問題をめぐる歴史研究者とアーレント研究者の討論の記録である。
■『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』
■ 田野大輔, 小野寺拓也編著 ; 香月恵里 [ほか] 著, 東京 : 大月書店 , 2023.9
■ 請求記号 234.074//2110
■ 配架場所 図書館 1F 教員著作
■ 著者所属 田野大輔(文学部)