全学共通教育センター 武田 佳久先生へのインタビュー

経済学部1生 Tさんが、全学共通教育センター 武田 佳久先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

① 図書館や書店にはよく行きますか?
 茶屋町にあるMARUZEN&ジュンク堂によく行く。また、また同じ建物のナガサワ文具店があり、立ち寄って文房具を見たりする。また、その書店は天井が高く開放感がある。あまり狭い空間だと威圧感があって好きではない。また、欲しい本はネットでも買えるのだが、書店を訪れる理由は、本の数が多いからだけでなく、その書店がこの本を紹介したいという感じがいいので訪れている。


② 本を買うときの決め手はありますか?
 字の大きさやページの余白、字体などで本を決めることもある。また、著者などは関係なくデザインと余白で選ぶこともある。本は人間のようで「これなんかきれい」と思ったり、カバーも含めてかっこいいなと思ったら買う。また、人から紹介したものを買ったりもしている。


③ 大学生におすすめしたい本はありますか?
 甲南大学の学生なら「本を読む人だけが手にするもの」という本が特に初心者におすすめで、読書数が0から1にするときに読む本としてもってこいの本です。しかし、おすすめの本はその人によって異なるので、まずは3分ぐらいお話を伺ってから考えたい。


④ 本を読む重要性を教えてください。
 社会人になった時にちゃんとした文章を書けるかでその人が問われることもある。メールも同じ理由で文章によって評価される。文章を書くにはインプットすることが重要だと考える。知らない言葉では文章は書けない。そのために本を読むことでインプットする必要がある。また、文章を書くのはAIでもできる時代になるので、より創造的な文章を書くのが人の役割になる。できるだけ若いうちに本を読んでおくと、将来の自分の武器になる。


【感想】

 私は今回が初めてのインタビューで、最初はすごく緊張しました。しかし、実際にインタビューがはじまってみると先生が「ラフな感じでいい?」と優しく聞いてくれたので、緊張がほぐれてインタビューを行うことが出来ました。先生の話はすべて面白く、特に面白いと思ったのは先生が昔会社で働いていた時に就職読書部と呼ばれるブログを書いていた話です。そのブログの内容は社長や人事部長など面接や就職にかかわる人で、特に年上の人達に本を紹介してもらうというもので、先生はこの話をすごく楽しそうにお話になっていました。また、その活動が奈良の書店から紹介された本のコナーづくりの依頼が来たときは、すごくうれしかったと語っていたのが、自分の中で一番印象深かったです。

 

(インタビュアー: 経済学部1生 Tさん