語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル6】 830/F/6
Title: This Side of Paradise (楽園のこちら側)
Author: F. Scott Fitzgerald
1920年、F. スコット・フィッツジェラルドが23歳のときのデビュー作です。
代表作『グレート・ギャツビー』と同じく、アメリカの「狂騒の20年代(Jazz Age)」を代表する作品。
将来になんら不安がない魅力的な文学青年(でも恋はなぜかうまくいかない)がおくる享楽的な学生生活。そして、破滅の予感。
主人公のプリンストン大学生Amory Blaineは、作者自身がモデルです。
1920年代のアメリカは空前の好景気に沸いていて、享楽の時代を象徴するようにジャズが流行します。
実はこの時代を”Jazz Age”と呼んだのもフィッツジェラルド。1922年に発表された「ジャズ・エイジの物語」によります。
けれど、アメリカの享楽は長くは続きません。1929年にウォール街で株価が大暴落、時代は大恐慌へと向かいます。
フィッツジェラルド作品は、このあたりの基礎知識を持って挑んでください。
「1.おしらせ」カテゴリーアーカイブ
『Ahab's Wife or, the Star-Gazer』Sena Jeter Naslund
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル6】 830/N/6
Title: Ahab’s Wife or, the Star-Gazer
Author: Sena Jeter Naslund
主人公はUnaという少女。
12歳のときに厳格な父を嫌って家を飛び出し、16歳で少年の変装をして、捕鯨船での職を得た。
ある日、その捕鯨船が難破して、九死に一生の体験をする。
自然の力、死への恐怖、狂気。
Unaの心の旅が始まる…
ハーマン・メルヴィルの「白鯨」をモチーフに描かれた、666頁、約25万語の長編です。
困難を乗り越えて、19世紀初頭のアメリカでたくましく生き抜く女性の物語。
ヘビーだけれど、読了後の報酬は大きい。がんばれ!
『Straight man』Richard Russo
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル6】 830/R/6
Title: Straight Man
Author: Richard Russo
Hank Devereaux Jr. は、どんなまじめな話でも冗談に変えてしまうような類の男だ。
そろそろ50歳になろうというこの男、小さな地方大学で英文学の教授をしている。
学部の中はちょっと人間関係がややこしい。
しかも、大学にはお金がない。
予算の大幅カットのために、リストラ対象者のリストを作れと言われている。
Hankはそんなことはまっぴらごめんとばかり、テレビ番組で、「大学側が予算をくれないと、キャンパス内のガチョウを殺すぞ」としゃべってしまう。
もちろん彼はジョークのつもりだったのだが、本当にガチョウが殺されてしまった!
“Straight Man”とはお笑いのツッコミ、もしくは引き立て役という意味です。
アメリカ的ユーモアたっぷりのコメディ。
『Hotel on the corner of bitter and sweet』Jamie Ford
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル6】 830/F/6
Title: Hotel on the corner of bitter and sweet
Author: Jamie Ford
1986年、中国系アメリカ人のHenry Leeは、かつてシアトルの日本人街の玄関口であったパナマホテルを訪れた。
長く封鎖されていたそのホテルの地下から、第2次世界大戦中に収容所に送られた日本人一家の所有物が見つかったというのだ。
発見された和傘は、たしかにHenryが1940年代の戦時下に知り合った日本人一家の少女のものであった。
56歳のHenryの今(1986年)と昔(1942年)を交互に織り交ぜながら、戦時中の幼い恋と別れ、Henryと父、Henryと実の息子との関係などを叙情的に美しく描いた物語。
『Treasure Island』 Robert Louis Stevenson
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2~】
Title: Treasure Island (宝島)
Author: Robert Louis Stevenson
冒険小説作家、ロバート・ルイス・スティーブンソンの代表作『宝島』。
本日、11月13日はスティーブンソンの160回目の誕生日です。
一本足を支える杖、肩に乗せた異国のオウム、海へのあこがれ・・・世界中の子どもたちに強烈な「海賊」のイメージを作った作品です。
漫画『ワンピース』にも、所々にスティーブンソンへのオマージュが隠されていますね。
船乗りだった父親にあこがれながら、岬で小さな宿屋を経営している母親とつつましく暮らしてた少年ジム。ある日、喧嘩で死んだ宿屋の客から宝の地図を手に入れた。
けれど、地図の島へ行くためには、船とクルーがいる。懇意にしていた医者を通じてスポンサーは見つかるが、クルーを集めてやると申し出たのは、”The Spy-glass”という居酒屋を経営しているコック、ジョン・シルバーだった・・・
小さい頃に読んだ記憶があるかもしれませんが、結構忘れているものです。改めて読んでみても面白いですよ。
『宝島』以外にも名作の多いスティーブンソン。
語学学習室にも、易しいリトールド版からオリジナルまで、
『Dr.Jekyll and Mr.Hyde (ジキル博士とハイド氏)』
『The bottle imp (びんの小鬼)』
『Kidnapped (誘拐されて)』
『A Child’s Garden of Verses(子どもの詩の園)』
など色々な作品があります。
『Foundations Reading Library』が入りました!
レベル0~1に、新しいシリーズ『Foundations Reading Library』が入りました!
レベル0からはじめたいけど、絵本は子どもっぽくて苦手、という方にオススメできるシリーズです。
アメリカのティーンたちが主人公。
友情や恋愛、それから、ちょっとハラハラする事件も・・。
どれもすごくやさしいのにお話も面白いと、評判のシリーズです。
