語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル5】 830/KO/5
Title: Journey to an 800 number (800番への旅)
Author: E.L. Konigsburg
マクシミリアンの母親がお金持ちと再婚することになった。
お屋敷に住んで、お金持ちの集まる学校に通学する、というセレブな生活が待ち遠しくて仕方ないマクシミリアンだったが、母親が新婚旅行に出かけているあいだの1ヶ月間、マクシミリアンは実の父親と過ごすことになる。
夢見ているセレブな生活とは程遠く、父親とラクダと一緒にあちこちの商店街をまわる旅から旅への生活。
先々で出会うとんでもない人々。そんな中でマクシミリアンの学んだものは・・・。
月別アーカイブ: 2010年10月
『About the B'nai Bagels』 E. L. Konigsburg
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル6】 830/KO/6
Title: About the B’nai bagels (ベーグル・チームの作戦)
Author: E. L. Konigsburg
主人公はユダヤ人の少年マークです。
マークはいろんなことで頭がはちきれそうです。
もうすぐユダヤ教の13歳の儀式バル・ミツバーがあるし、
仲良くしていた友達は町の裕福な地区に引っ越して、やな奴らと仲良くしているし、
ママは自分の野球チームの監督に、兄さんがコーチになるし・・・
思春期をむかえた12歳の少年マークの目を通して、家族や友人たちとの日常をユーモラスに描かれています。
ママの性格は面白いです。
野球が好きだとより楽しく読めるかも。
『Little King December』 Axel Hacke, Michael Sowa
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル4】 830/H/4
Title: Little King December (ちいさなちいさな王様)
Author: Axel Hacke ; illustrated by Michael Sowa
ミヒャエル・ゾーヴァの絵が素晴らしく、表紙にひかれる1冊ですが、お話もなかなかです。
ある日僕の部屋に現われた人差し指サイズの小さな、だけど太っている王様。
王様らしく尊大な態度です。
王様と僕はそれぞれが属している世界について語り合います。
王様の世界では生まれた時が一番大きくて、難しい数学からビジネスの交渉事までなんでも知っているそうです。
成長するにしたがって少しずつ小さくなり、少しずつ忘れていくのだそうです。
つまり、人生の最後に子ども時代がやってくる・・・
王様から教わることはいろいろとありそうです。
『UP』 adapted by Jasmine Jones
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル4】 830/J/4
Title: UP (カールじいさんの空飛ぶ家)
Author: adapted by Jasmine Jones
ピクサーが製作したアニメーション映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のノベライズ版です。
つまり、映画を小説化したものです。
カール少年とエリーが出会い、愛を育んでいくくだりは素敵でした。
けれど時が過ぎ、エリーはカールを残して逝ってしまいます。
一人残されたカールは、エリーと過ごした思い出の家に何万個もの風船をつけ、こっそり忍び込んだ少年ラッセルとともに、南米のジャングルへと家ごと空に旅立ちます。
『How to Japan』 Colin Joyce
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル6】 830/J/6
Title: How to Japan : a Tokyo Correspondent’s Take
Author: Colin Joyce
「ニッポン社会」入門:英国人記者の抱腹レポートという和書の英語原文です。
著者は英国人のコリン・ジョイス。1992年に来日。
なんと神戸で日本語を勉強したそうです。
埼玉の高校の先生になったり、
日本版ニューズウィークの記者となったり、
イギリスのデイリー・テレグラフ紙の東京支局長となったりしながら、
2007年まで日本を見続けました。
今はニューヨークを拠点としているそうですが、現在も日本版ニューズウィークに寄稿しています。本書の内容は英国人から見た日本人と日本社会についてのちょっとシニカルな観察記です。
『The Second Mrs. Gioconda』 E.L. Konigsburg
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル5】 830/KO/5
Title: The Second Mrs. Gioconda (ジョコンダ夫人の肖像)
Author: E.L. Konigsburg
表紙を見ると難しいかなと思うかもしれませんが、少年少女向けの歴史小説。
永遠の謎を秘めた名画「モナ・リザ」。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、なぜ、フィレンツェの名もなき商人の妻ジョコンダ夫人の肖像を描いたのだろうか…
ダ・ヴィンチに拾われて弟子になった13歳の幼いコソ泥のサライがカギの握る。