月別アーカイブ: 2018年1月

現在、学生企画による書評展示を開催中!

 現在、KONAN ライブラリ サーティフィケイトの1級要件である企画として、日本語日本文学科4年生、中西聖也さんの企画展示『読書の扉 明日への扉』(1/23~2/8)を、iCommons2階学生部前にて開催中です!

 自身の書評だけでなくこれまで投稿された教員や学生のおすすめ本の書評をまとめ、きれいに展示してくれました。

 展示されているおすすめ本は、 iCommons4Fや学友会館のTSUTAYAさんで購入することもできるように手配しております(生協会員割引もお得ですよ!)ので、気になった人はぜひ買って読んでみてくださいね。

展示の詳細はこちら


藤崎 彩織 『ふたご』

  知能情報学部 4年生 匿名さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:ふたご
著者:藤崎彩織
出版社:文藝春秋
出版年:2017年

 

 「ふたご」とは、いつも一人ぼっちでピアノだけが友達だった夏子と、不良っぽく見えるけれども人一倍感受性の強い、月島。彼は自分たちのことを「ふたごのようだと思っている」と言いますが、いつも滅茶苦茶な行動で夏子を困惑させ、夏子の友達と恋愛関係になり、夏子を苦しめます。 それでも月島に惹かれる夏子は、誘われるままにバンドに入り、彼の仲間と共同生活を行うことになるのですが……。
 ひとりでは何もできなかった少女が、型破りの感性を持った少年に導かれるままに成長し、自らの力で居場所を見つけようとする姿を描いた小説です。
 僕が特に印象に残っている場面は、月島が高校をやめる場面で「やめてどうするのって思うかもしれないけど、でも俺はまず、こんな気持ちで学校に行ってどうるんだよって思った。今高校を辞めることよりも、学校にこのまま2年も行くほうが、ずっと絶望的だと思った。だから、何か違うことをやってみるよ。」逃げることだって、勇気はいるんだよ。と書いてあったところです。
 世間一般的に高校を中退や、世の中のみんなが少しの我慢や大きな努力をして成し遂げるようなことから「逃げる」というのは、ネガティブな意見を持ちがちである。
 逃げることだって、勇気はいるんだという言葉が印象に残った理由は、僕もネガティブな意見の持ち主だったからである。
 今まで、障壁にぶち当たったとき逃げるのは恥だと思っていた。
 しかし、この本を読み少し意見が変わった気がする。
 僕にとって、有益な障壁、無益な障壁の判断をして誰よりも早く無益な障壁からは逃げることができれば、これからの人生に多大なる有益な障害にだけぶつかれると感じた。
 もちろん、有益無益など考えずに障壁をこなしていけば、無益だと思っていたものでも自分の有益に進むことも少なくはないとは思うが、逃げることを恥だと思わず、逃げることも勇気がいることなんだと理解しているだけで自分にとって生きやすい世界で生きれるのではないかと感じた。
 生きやすい世界で生きているだけじゃ成長はしないと言う人もいるだろうが、一度切りの人生を「生きやすいように生きた」っていいだろうし、「生きにくい人生を生きれずに死ぬ」そんな勿体ない人生を送るなら、誰に何を言われようが自分の人生は自分で決めて生き抜いてやると感じさせてくれた。
 本を読んで思考が変わったのは初めてである。
 実に狂気的な本だと感じ興奮した作品だった。

 


子安特任教授が『広辞苑第七版』の心理学関連項目を執筆されました!

文学部・子安増生特任教授が執筆された『広辞苑 第七版』が、1月12日に発売されました。

『広辞苑』は1955年に岩波書店から初版が刊行され、この第七版は10年ぶりの改訂新版となります。収録語数は約25万語を数え、「国語+百科」辞典の最高峰と評されております。
子安特任教授は心理学関連の項目を単独で執筆されました。

『広辞苑  第七版』は、岡本図書館にて閲覧することができるほか、TSUTAYA BOOKSTOREにて購入することができます。


週刊読書人に本学学生・中西聖也さんの書評が掲載されました!

 日本語日本文学科4年生、中西聖也さんの書評が週刊読書人に掲載されました。中西さんはKONAN ライブラリ サーティフィケイトにエントリーしており、その縁もあって読書人に掲載されることになりました。
 以下の本の書評が掲載されており、週刊読書人ウェブの方でも自由に閲覧できますので、ぜひ一度読んでみてください。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

『週刊読書人』に掲載された中西さんの書評は、こちらをご確認ください。

 『週刊読書人』とは、書評専門の週刊新聞です。
  Web版>http://dokushojin.com/
 「作り手と読み手をつなぐ!」をスローガンに、国内で日々出版される数多くの本を各分野の専門家が選りすぐり、おすすめできる本の書評が掲載されています。
今年度から、『週刊読書人』の紙面上で「書評キャンパス」という企画が始まりました。読書に取り組む様々な大学の学生が、専門紙編集者の指導の下で書評記事を書く、という企画です。
 本学からは、KONANライブラリ サーティフィケイトに参加し、これまでに2級を取得されていた中西さんを推薦させていただきました。

 中西さんとKONANライブラリサーティフィケイトについては、2017年6月20日付朝日新聞でも紹介されました。こちらをご覧ください。


経済学部 林健太先生へのインタビュー

経済学部 3年生 Mさんが、経済学部の林健太先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

  • 1年間にどれくらいの頻度で読書をされますか

研究費で色々な種類の本を買って目を通すのですが、じっくり最後まで読み切る本はそんなに多くありません。年に5~6冊程度でしょうか。私の研究分野が情報産業系というのもあって、ネット上の情報で結構こと足りるので、ブラウザでテキストを読んでいる時間の方が多いです。本を読むのはまとまった時間がいるので、長期休暇の時に読みます。

  • 読む本はどうやって選んでいますか

普通に本屋さんに行ってタイトルを見たり、アマゾンのおすすめに出てきたものを買ったりします。ネット上で気になったワードをもとに探すことや、ネットや本に書かれている参考文献を参照することもあります。必要だと思ったら価格はあまり気にせず買います。

  • 本を読むのは好きですか

好きですが、今は完全にネットに時間をとられていて、そっちにまで手が回っていません。でも子供が生まれてからは、子供に読む本としてまた徐々に手に取るようになってきました。妻が図書館が好きで、せっせと本を借りて来てくれるので、面白かったものは買って家に置いたりしています。

  • 人生を変えた本はありますか?

カール・シャピロ、ハルR・バリアンの『「ネットワーク経済」の法則』(原題は『Information Rules』)です。大学院生時代に読んで、それ以降、研究上でかなり影響を受けました。私の研究はこの本が下敷きになっています。1998年のまだインターネットが良く知られていない時代に書かれた本なのですが、非常に鋭い分析がされています。今の時代も、この本に書かれたことの延長線上にあるものがかなり多い、凄い本です。初期のころのゼミ生には、原書を渡して解読する課題を出したりもしました。

  • 学生にお勧めの本を教えてください

『シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃 : FintechIoTCloud ComputingAIアメリカで起きていることこれから日本で起きること』ですかね。今の私のゼミの課題図書でもあります。2016年の本なので、それ以降のことは書いていませんが、情報通信産業の中心であるシリコンバレーで何が起きているのかについて書かれた本の中でもよくまとまっていて分かりやすく、文章も読みやすい良い本だと思います。

  • あとがき

初めてのインタビューで至らない点もあったかと思いますが、優しく対応してくださり、興味深いお話を多々聞かせていただきました。上記にまとめきれなかった話も多く、より上手く内容をまとめられるようになることが今後の課題です。先生の研究のルーツになった本『「ネットワーク経済」の法則』は、いつか時間を作って読んでみようと思います。忙しいなか、インタビューに快く応じてくださり、ありがとうございました。

 

<林健太先生おすすめの本> 
  櫛田健児著  『シリコンバレー発アルゴリズム革命の衝撃 : Fintech, IoT, Cloud Computing, AI…アメリカで起きていること、これから日本で起きること』 朝日新聞出版,2016年
   

(インタビュアー:経済学部 3年)


2017年度 第2回店頭選書を行いました。

2017年9月に、MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店において第2回店頭選書を行いました。その際選書した図書を先日、図書館1階・新着コーナー左隣の書架に配架しております。昨日発表されました直木賞受賞作・門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」も含まれておりますので、ぜひご覧ください。
 図書館では年1~2回、店頭選書を実施しています。 興味を持った人は是非次回参加してみてください。

選書した本のリストは添付のとおりです。

2017店頭選書2回目配架リスト